『2022 Champion Carnival』東京・後楽園ホール(2022年5月4日)
○佐藤光留vsライジングHAYATO×

 世界ジュニア戦を前に、リング下からの襲撃を必要以上に警戒する王者・光留を、児玉が「人はリングの下から出てきません。リングの下に人がいることはないんです」と嘲笑した。

 光留は4・24後楽園大会でブラックめんそーれを破り、世界ジュニア王座V2。試合後、奇策で挑戦表明をぶち上げたのが児玉だった。知らぬ前にリング下に隠れていた児玉は、光留がエプロンから下りた瞬間に襲撃。リング下に引きずり込み、暴行を加えて叩きのめすと、ベルトを奪い取って宣戦布告し、まんまと5・15札幌大会でのタイトルマッチを決めた。

 児玉はこの日も第2試合でめんそーれとイザナギをリング下に連れ込んでKO。ベルト奪取に向けて弾みをつけた。一方、光留はノンタイトル戦でHAYATOと激突。HAYATOの空中殺法に苦しみながらも、最後はスワントーンボムに被弾した直後に変型グラウンドコブラで絡みつき、逆転のギブアップを奪って王者としての勝負強さを発揮した。

 光留は勝ち名乗りを受けたが、やはりリング下襲撃のトラウマを引きずっているようで、児玉の存在を恐れてリングサイドを見渡して警戒。今大会でもリング下に隠れていると思い込み、「いるのはわかっているぞ。児玉さん、児玉さん」とマットを叩き、「もう騙されないぞ。お前がリングにすでに入っている。わかっている。お前が、児玉裕輔が考えていることは全てお見通しなんだよ」と言い張った。

 そんな光留をあざ笑うかのように、児玉は正々堂々と花道から登場。気づかずにリング下に意識を集中する光留の肩を何度も叩く。ようやく児玉の存在に気づき、狼狽して後ずさりした光留に対し、「光留さん、どうしたんですか? そんなオバケみるような顔をして。光留さんいいですか? 人はリングの下から出てきません。リングの下に人がいることはないんです」とニヤリ。「そんなことより、タイトルマッチ決まりましたね。このジュニアのベルト、5月15日の北海道で僕がキレイにいただくので、このベルトをあと10日間、キレイにキレイに磨いといてください。よろしくお願いしますね」とベルト奪取を予告した。

 光留はバックステージでも児玉の襲撃を恐れ、記者たちに「お前は本当に児玉じゃないか?」と詰め寄る状態に。児玉が心理戦で王者を手玉に取り、光留の精神的ダメージは札幌決戦まで尾を引きそうだ。

【光留の話】「愛媛の鷹・ライジングHAYATO、痛かったよ、お前のチョップ。先輩から一言言わせてもらおう。いつもやれ。お前は誰のオモチャでもない。ライジングHAYATOだ。ちょっと待て。(記者やカメラマンに対して)お前は本当に児玉じゃないか? お前はどこの誰だ? 児玉? お前らはマスクしてるけど、本当は児玉じゃないだろうな? 違うだろうな? お前は誰だ? お前は誰だ? 児玉じゃないな? お前が一番児玉っぽいな? 本当に児玉じゃないか? 違うんだな? 何も信じられない…。何も信じられない…。あなたは児玉さんじゃないですよね?」

【児玉の話】「光留さん大丈夫? オバケでも見たような顔してたし。まあ、前回、後楽園で挑戦表明して、先ほどリングの上でも言わせてもらったんですけども、5月15日、北海道でジュニアのタイトルに挑戦します。光留さん大丈夫ですかね? なんか凄い慌ててましたけど、大丈夫ですか? チャンピオンらしくドッシリしといたほうがいいんじゃないですか? なんか凄い慌ててましたけど。まあ、あと10日なんでね。キレイにベルトを…次巻くのは僕なんで、僕のためにキレイにキレイに磨いといてください。北海道が楽しみですね」