『DEAD or ALIVE 2022』愛知県体育館(名古屋市)(2022年5月5日)
オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 ○KAIvs横須賀ススム×

 KAIがススムを破ってドリームゲート王座V3。敗れたススムは「横須賀」のリングネームをはく奪され、NATURAL VIBES脱退に追い込まれた。そして堀口元気はススムに追随し、「NATURAL VIBES卒業」を宣言した。

 引退した盟友・K-ness.からの猛ゲキを受けてススムがドリームゲート挑戦を決意。この日のタイトルマッチを決めたが、王者・KAIは理不尽にも挑戦の条件として二つのリスクを要求。ススムは負けたら「横須賀」はく奪とNATURAL VIBES脱退を受け入れた。

 K-ness.の思いを背負って大一番に臨んだススムはZ-Brats勢の介入に苦しみ、KAIのジャーマン、トラースキック連打によって守勢に回ってしまう。雪崩式エクスプロイダー、ジャンボの勝ち!で逆転を狙っても、サンダーファイアーパワーボムで追い込まれた。

 それでもススムはメテオインパクトをスリーパーで切り返して阻止。雪崩式ブレーンバスターを狙うKAIをジャンボの勝ち!でコーナー上から叩き落とすと、友情、ジャンボの勝ち!連打の猛攻で勝利目前に迫った。が、沈まないKAIはファイアーサンダー、ラリアットで逆襲。メテオインパクトを連発すると、ススムはことごとくキックアウトする意地をみせたが、KAIは切り札中の切り札・メテオインパクトKAIで引導を渡した。

 KAIがドリームゲート王座3度目の防衛に成功。と同時にススムから「横須賀」のリングネームを強奪し、NATURAL VIBES脱退に追い込む結果となった。

 「名古屋。バッドエンド残念でした!」と高笑いを上げたKAIは、NATURAL VIBESの仲間たちに囲まれてうなだれるススムに向かって「今からよーくNATURAL VIBESと横須賀に別れを告げろ。じゃあ最後に、望月亨バイバーイ!」と勝ち誇った。

 KAIらZ-Bratsが去ると、ススムは「勝てなくて、力が足りなくて、申し訳ございませんでした」と謝罪。「K-ness.の魂を背負って、そしてNATURAL VIBESのみんなとの絆を守るために、あえてKAIの言うリスクを受けてこの一戦に挑みましたが、見ての通り完敗です」と肩を落とすと、「今日この会場に集まっていただいたみなさんの声援は、力強い拍手は忘れません。負けた以上は俺は約束を守って、横須賀ススムのリングネームと今日でお別れして、そしてNATURAL VIBESを脱退します」と現実を受け入れた。

 するとKzyが「こんな理不尽なことないよ。チャンピオンが防衛戦すんの当たり前だろ。ベルトを失うリスクがある? 当たり前だろ、そんなの! それで負けたらてめぇの責任だよ。そんな屁理屈、リスク、俺は素直に受け入れたくないと思うよ。理不尽には理不尽で返してやるよ、俺たちもススムさんが抜けることないだろ」と提案。名古屋のファンも大きな拍手で支持したものの、ススムはこれを潔しとしない。「今のお客さんの反応はうれしいよ。うれしいけど、それで俺はじゃあ、やっぱりやめません、そういうふうに言うわけにはいかない。男の交わした約束を俺は…今日でNATURAL VIBESを抜けるよ」と宣言した。

 これには堀口も「ススムさん、40過ぎてキャリア24年。K-ness.の気持ちを背負って、このビッグマッチのメインで結果、残念だったんだけど、あんた男だよ。俺も感動したよ。ありがとう!」と称えた。そしてKzyに向かって「これから俺が言うこと、ポジティブに受け入れてほしい」と前置きすると、「今から4年前、俺とススムさんでKzyを神輿に担いで一人前にするためにNATURAL VIBESを作った。Kzy、お前は負けても負けても這い上がり、神戸ワールドのメインを張る立派な男になってくれた。そして今ではこうやってお前を支えてくれる若いメンバーがいる。そして、それを応援してくれるたくさんのファンの人たちがいる。そんなファンの人たちを楽しく、明るく、時には感動させ、俺たちが望む理想のユニットになってくれた。今日、清水いないけど、そんな若い力で一生懸命やってるお前らを見てると、これ以上、俺が足を引っ張るわけにはいかない。寂しい気持ちはあるけど、俺はススムさんと一緒にNATURAL VIBES卒業します」と涙ながらに宣言した。

 これにはKzyも「ちょっと待ってくれよ。そんなことって、あるかよ」と動揺するしかないが、堀口の決意は固い。「世代闘争もあったけど、4年間ホント楽しかった。これからも絶対、他のユニットに負けるんじゃねぇぞ。俺とススムさんはいつまでもお前らのこと応援してるからな。ありがとう」とエールとともに感謝した。

 頼れるベテラン二人が揃ってNATURAL VIBESを抜けることになり、Kzyは「せめて俺が夢の扉を開いた姿を二人に見せたかったよ」と悔しさをにじませた。それでも「堀口さん、ススムさん、今まで俺の神輿を担いでくれて、ありがとうございました。先輩二人の存在は俺の後輩のみんなもホントに大きい存在だった」と感謝すると、「二人がいたから甘えてた部分もあったと思う。これからは甘えることができなくなるけど、俺もユニットで最年長のキャリアになる。リーダーとして他の若いヤツをもっと導けるように頑張るし、みんなもこんなリーダーだけどよ、これからも支えていってくれよ。そしてやっぱりNATURAL VIBES素晴らしいなって二人にも、みんなにも見せていこうぜ!」とメンバーを見渡しながら誓う。そして左足を負傷し、今大会を欠場となったBIGBOSS清水に向かって「こういうことになってしまったよ。でもお前、焦らなくていいぞ。しっかり治して帰ってこい」とメッセージを送った。

 場内が沈んだムードに包まれたが、Kzyはそれをかき消すように「NATURAL VIBESらしく最後、明るく踊って終わろうよ。いいかな? 愛知の皆さんもいいかな? このメンバーの最後のダンス見届けてくれないか!?」と呼びかけた。名古屋のファンも拍手で歓迎すると、ススム&堀口はNATURAL VIBESとして最後のダンスを披露して名古屋大会の幕が下りた。