5・21大田区大会で進祐哉と組んで、小川良成&クリス・リッジウェイのGHCジュニアタッグ王座に挑戦する吉岡世起。STINGERがジュニア王座を独占するなかでのSTINGER同門対決となるが、表明時には奇襲し、その後も乱入襲撃するなど容赦がない。なぜ手荒な手段に出たのか。同じルーツを持つ進とのチーム、リッジウェイ対策なども含めて捲土重来を期す吉岡に現在の心境を聞いた――。

【吉岡世起インタビュー】

――5・21大田区でのジュニアタッグ王座挑戦が決まった

▼吉岡「もともと(今年2月に)自分の怪我でジュニアタッグのベルトを返上することになって、進さんには申し訳ない気持ちがありました。だから『復帰したらすぐに取り戻したい』という気持ちがずっとあって。そして4月に復帰して、結果は出ないながらも試合勘も徐々に戻ってきていたなかで、5月4日の後楽園で(前王者の)YO-HEYから3カウントが取れた。『よし行くか!』となった時に、ベルトを持っていたのが小川さんとクリスだった…っていう形ですね」

――同じユニットのチームに挑戦することに迷いはなかった?

▼吉岡「他のユニットではベルトを懸けてまでユニット内で対決する…っていうことは、なかなか無いと思うんですよ。そこに対しても“俺らは違うぞ"ってところを見せたいですし、去年広島でジュニアタッグを獲ってすぐに陥落して、年明けに決定戦を制してすぐに返上して…あのベルトに対する思いや執着は強いので。僕らも返上してますし、小川さんも(コロナ感染で)はく奪されてるじゃないですか。だったらそこで“決定戦"をやるのが、一番スッキリするんじゃないのかな、と」

――挑戦表明時も奇襲し、その後も乱入襲撃したり…と同ユニットでも容赦がない

▼吉岡「小川良成と対峙すると決めたからには、手玉に取られるワケにはいかないんで。近くにいて手玉に取られる人たちを見てきましたから。後手に回ると簡単に追い込まれちゃうと思うんで、やっぱり先手先手で仕掛けていかないと飲み込まれちゃう…っていうのも分かってるんで」

――なるほど…

▼吉岡「あとは小川さんを“本気にさせる"ため、ですよね。やっぱり本気の小川良成に勝たないとタッグチームとしても上がっていかないと思うんで。大田区では“本気の小川良成"を超えて、吉岡&進のタッグチームとしての存在感をさらに築いていきたい。今のノアジュニアはユニットは多いんですけど、固定されたタッグチームって少ないと思うんですよ。そのなかでも僕と進さんはずっと組み続けてる。だから“タッグチーム"という部分でも打ち出していきたいと思ってますね」

――シングルもタッグもSTINGERがベルトを独占していて、STINGER対決でタイトルマッチも独占した形になった

▼吉岡「それだけSTINGERは凄い…ってことなんでしょうけど、ベルトを独占してるなかに僕と進さんが入ってない。周囲の目としてもSTINGERは小川さん、HAYATAさんのチームっていうイメージが強いと思うんですよ。そこを崩していく。チーム内でも競い合うのがSTINGERだと思っているので」

――小川良成から学んだことも多いけれど…

▼吉岡「はい、確かに小川さんから多くを学びましたけど、小川さんから習ったもので小川さんと勝負しても、なかなか勝つのは難しい。だから進さんにはレスリング出身のグラウンドがありますし、僕には打撃とスピードがある。そこで攻めながら、習ったもので小川さん対策をする…っていう闘い方を今のところは考えてますね。僕にも(打撃の)一発があるってことは、この前(※5・5後楽園での乱入時)のバズソーキックで小川さんも身にしみて分かってると思うんで。その一発の怖さをどこで出すか。そういう勝負だとも思ってます」

――リッジウェイについては?

▼吉岡「やっぱり打撃とグラウンドが軸だと思うんで対策を練りつつ…小川さんにばっかり目を向けちゃうと、クリスに持っていかれると思うので。あと一度(リッジウェイと)話した感じだと、クリスの師匠を知ってるんですよね。彼の師匠は(※W-1で来日経験もある)ディーン・オールマークなはず。ディーン・オールマークとはイギリスで試合をしたこともあるし、個人的な親交もあるんで、師匠をイメージすれば崩すポイントを見つけられるんじゃないかな?とも思ってます」

――大田区まで横浜2大会もある

▼吉岡「14日の横浜ではクリスとシングルもあるんで、実際に当ってみてブラッシュアップしようと思ってますね。あとはとにかく小川さんのペースに持っていかれないように。先手先手でいきますよ…」