『TATSUMI FUJINAMI 50th ANNIVERSARY THE NEVER GIVE UP TOUR PHASE-2 IN TOKYO Dear NEW GENERATION』東京・後楽園ホール(2022年5月12日)
○船木誠勝&藤原喜明vs田中将斗&高岩竜一×

 藤原&船木の師弟コンビが快勝。藤原の暴れっぷりを見た船木は「こっちももっと頑張らなきゃと思います。20年違いますから」と刺激を受けた。

 デビュー戦で藤波と対戦した大ベテラン・藤原とGHCナショナル王者・船木による師弟コンビがドラディション後楽園大会のセミファイナルで実現。対するは田中&高岩の新旧ZERO1コンビだ。当初は大谷晋二郎が出場予定だったが、頚髄損傷のため欠場に。代わって盟友の田中が出場した。

 先発を船木に譲った藤原だったが、タッチをもらうと田中と対峙。田中がお株を奪う脇固めやアキレス腱固めを狙ってくると、藤原も意地になって腹固めやアキレス腱固めに捕獲して圧倒する。高岩が相手になっても、張り手やチョーク攻撃で一歩も譲らない。船木が高岩とチョップ合戦を繰り広げると、藤原は背後から高岩を羽交い締めにして加勢。船木は土手っ腹にミドルキックをぶち込んだ。

 しかし、控えの田中が介入し、船木を場外戦に引きずり込んでパイプイスで痛打すると、流れは逆転。田中は船木の左ヒザを鉄柱に叩きつけると、高岩と代わる代わるにヒザ攻めを展開した。

 劣勢が続いた船木だったが、ランニングローキックで田中を黙らせると、あとを受けた藤原がまたまた発奮。相手チームを頭突きでナデ斬りにすると、田中をアキレス腱固めで絞め上げる。田中も「ジジイ、調子にのんな!」と強烈なエルボーを乱射。高岩も「ジジイ!」」とビンタからラリアットを狙ったものの、藤原はカウンターの脇固めに捕獲し、場内を沸かした。

 慌てて田中が急行し、藤原を羽交い締めにしたものの、藤原は避けて高岩のエルボー誤爆を誘う。頭突きで田中を排除すると、高岩にはビンタを一撃。タッチをもらった船木も掌底やミドルキックで猛攻に出ると、ハイブリッドブラスターの体勢に。

 介入した田中が押し潰して阻止すると、連続串刺しラリアットからスーパーフライを投下。高岩はすかさずデスバレーボムで勝負に出る。しかし、船木はキックアウト。パワーボム狙いをこらえると、ランニングローキックで逆転し、今度こそハイブリッドブラスターでマットに突き刺して3カウントを奪った。

 師弟コンビが快勝。船木は「藤原さんは凄い頑張ってくれますんで。こっちももっと頑張らなきゃと思います」と師匠の暴れっぷりに刺激を受けた様子で、「20年違いますから。でも、あと20年後、こんなに動いているかと言うとわからないですけども、とにかくこれを目指して自分も頑張ります」と気持ちを新たに。

 藤原はそんな船木に「人をジジイ扱いするなよ」と突っ込んでニヤリ。「何にも喋らなくてもこんだけ全部わかるっていうのは。長い付き合いだもんな」と40年近く続く師弟関係を振り返って感慨深げだった。

【試合後の藤原&船木】
▼船木「ありがとうございました。(藤原と握手する)」

――2人で組んでどうだった?

▼船木「いや、藤原さんは凄い頑張ってくれますんで。こっちももっと頑張らなきゃと思います。20年違いますから。でも、あと20年後、こんなに動いているかと言うとわからないですけども、とにかくこれを目指して自分も頑張ります」

▼藤原「人をジジイ扱いするなよ。今日はですね、パートナーがよかったんで。まあ、喋らなくてもピュピュッと来るね」

▼船木「はい」

▼藤原「何にも喋らなくてもこんだけ全部わかるっていうのは。長い付き合いだもんな」

▼船木「はい。15歳の時です。今は53になりました」

▼藤原「途中ちょっとな」

▼船木「はい。自分がちょっと家を出て」

▼藤原「グレてな」

▼船木「グレました。23の時に家出して」

▼藤原「ちょっとグレたり」

▼船木「離婚再婚を繰り返して」

▼藤原「暴走族に入ったんだっけ?」

▼船木「暴走族ではないです」

▼藤原「ではないな。ちょっとした不良で」

▼船木「不良です。不良でした」

▼藤原「まあ、そういうことで。どうもありがとう」

▼船木「ありがとうございました」