『TATSUMI FUJINAMI 50th ANNIVERSARY THE NEVER GIVE UP TOUR PHASE-2 IN TOKYO Dear NEW GENERATION』東京・後楽園ホール(2022年5月12日)
△LEONAvsTAMURA△

 LEONAがTAMURAと9ヵ月ぶりの再戦に臨んだものの、熱戦ドローで決着つかず。雪辱を逃したものの、自らの成長を実感した。

 “飛龍二世"LEONAが第2試合でHEAT-UPのTAMURAと一騎打ちで対戦。両者のシングル戦は2021年8月のHEAT-UP新百合ヶ丘大会以来2度目で、前回はTAMURAが逆さ押さえ込みで勝利しており、LEONAにとっては雪辱戦に。LEONAは新型コロナウイルスの陽性判定が出たため、4月29日からその後の大会を欠場。今宵が復帰戦となった。

 「プロレス・ラブ」をコンセプトにした新テーマ曲で入場したLEONAに対し、TAMURAは「来い、プロレス・ラブ」と挑発する。のっけからテクニックを活かしたグラウンド戦で先制争いを繰り広げると、LEONAはサーフボードストレッチにしつこく固めてペースを握るが、負けじとTAMURAは執ようなフルネルソンでお返し。「ギブアップするまで離さないぞ!」と吠える。しかし、LEONAはロープにエスケープ。ビンタからダブルアームスープレックスにつなげてチャンスを掴んだ。LEONAは左足への一点集中攻撃に打って出ると、インディアンデスロックに持ち込む。エスケープを許しても、左足にローキックを連打し、串刺し攻撃の構えに。

 TAMURAはコーナーを駆け上がっての反転式サマーソルトアタックで形勢打開。試合時間が残り3分を切ると、ミサイルキックから腕ひしぎ逆十字固め、腕固めでギブアップを迫る。LEONAが逃れても強烈なミドルキックや張り手を連打。しかし、粘るLEONAは父親直伝のドラゴンスクリューから足4の字固めに捕らえた。場内は手拍子に包まれる。

 勝機を迎えたLEONAだったが、TAMURAもロープに手を伸ばして意地の抵抗。逆にTAMURAがスキを突いて腕を絡め取り、腕ひしぎ逆十字固めに捕らえたものの、LEONAもロープに逃れた。LEONAが丸め込みを連発すれば、TAMURAもアックスボンバーをぶち込んだものの、試合は決せず。丸め込み合戦を繰り広げたまま、時間切れ引き分けとなった。

 どちらも譲らず、試合はドロー決着に。握手を交わして健闘を称え合った2人は、互いに再戦をアピールし合った。

 「コロナで隔離されて、復帰して4日目の僕が勝てるほどもちろん甘くないのはわかっていたけど、でも自分だって父親が同じコロナになって、悔しい思いを抱えながら欠場という勇気ある決断を選んで。主のいない城は我々同じ国の人間が守らなきゃいけないんで。そんな思いで今日はリングに立ちました」と試合に込めた思いを告白したLEONA。残念ながら勝利できなかったが、「でも、2013年に船木さんとここでデビューした時とちょっとは違うかなって。この7年8年、少しずつ自分の自信を掴んでこれたかなと」と自らの成長を実感。「今日は初めて新日本プロレスワールドに出ましたし、LEONAのレスリングもこれをステップにして、今まで見えてなかったステップを駆け上がっていきたいと思います」と先を見据えていた。

【LEONAの話】「ああ、クソ。悔しい。HEAT-UPのずっとチャンピオン戦線にいる選手で。コロナで隔離されて、復帰して4日目の僕が勝てるほどもちろん甘くないのはわかっていたけど、でも自分だって父親が同じコロナになって、悔しい思いを抱えながら欠場という勇気ある決断を選んで。主のいない城は我々同じ国の人間が守らなきゃいけないんで。そんな思いで今日はリングに立ちました。濃い15分でした。でも、2013年に船木さんとここでデビューした時とちょっとは違うかなって。この7年8年、少しずつ自分の自信を掴んでこれたかなと。そういう思いを持って、今日はリングに上がりました。次、また他の団体にも。そして、今日は初めて新日本プロレスワールドに出ましたし、LEONAのレスリングもこれをステップにして、今まで見えてなかったステップを駆け上がっていきたいと思います。ありがとうございました」