5・21大田区大会で約4ヶ月ぶりに復帰する武藤敬司が18日、都内ホテルで会見し、いきなりの“王者食い"をチラつかせてGHCヘビー級王者・潮崎豪をけん制した。

 左股関節唇損傷のため新日本1・8横浜アリーナ大会を最後に欠場していた武藤。約4ヶ月ぶりの復帰戦となる5・21大田区大会では小島聡&丸藤正道と組んで、潮崎豪&清宮海斗&田中将斗組と対決する。

 まずは「休むに至った(股関節の)痛みとか、炎症とか水が溜まってるというような状況はなくなりました。かといって根本的に悪いから、その悪いところは変えようがない」と現在のコンディションを説明した武藤は、「もう少し地味に、こんな会見もないところで試合をしたかったと思います」とメインイベントでの復帰に苦笑い。それでも「決まった以上は味方も敵もそうそうたるメンバー。この中で一番元気の良いのは俺だというところが見せられればいいかなと思っております」と意気込んだ。

 武藤以外の5選手も会見に出席。王者・潮崎と挑戦者・小島はGHCヘビー級王座戦(6・12サイバーファイトフェスティバル)に向けた前哨戦となるが、小島は「今回、武藤さんの復帰戦に花を添えると思ってるんですけども、そのように思っていると武藤さんは根こそぎいいところを持っていってしまう人なので、あえて私が一番目立ちたいという気持ちで試合したいと思います」と武藤を全力で?“警戒"した。

 武藤と小島が肩を並べてノアで会見するのも時の流れを感じさせたが、すかさず武藤は「最近の俺なんか知らないだろ? 丸くなってんだぞ、お前」と、かつての弟分にツッコミ。そう言ったそばから「もし仮にこの試合で俺がチャンピオンからフォールを獲ったら、チャンピオンどうするよ? それでも小島とやる?」と“一番目立つシナリオ"を提示しながら潮崎に揺さぶりをかけ、恐るべき抜け目のなさをみせた。

 潮崎も「それはないです。それは俺がさせません」と断言したものの、会見では武藤の存在感が際立った形。丸藤は田中をロックオンし、清宮も「武藤さんの視界を独占するぐらいいきたい」と発言しており、本番で“一番目立つ"のは果たして誰か――。

【会見の模様】
▼丸藤「丸藤です。このビッグマッチのメインイベントの中に名を連ねて、凄く光栄なんですけども、武藤さんの復帰があり、小島さんのタイトルマッチへの前哨戦があり、自分の中でなかなかテーマが見つけづらい部分はあるのですが、相手になかなか試合をすることもない田中将斗選手がいるので、そこでガッチリやりたいなと。そこの部分を自分の中で一つのテーマにおいて、この試合楽しみたいと思います」

▼小島「小島です。私がプロレスリング・ノアの登場人物になってから、まだ1ヵ月も経っていません。2週間とちょっとだけです。ですが、とても濃密な毎日を過ごさせてもらって、心の中では数ヵ月前からプロレスリング・ノアにいるような、そんな錯覚を覚えています。今回、武藤さんの復帰戦に花を添えると思ってるんですけども、そのように思っていると武藤さんは根こそぎいいところを持っていってしまう人なので、あえて私が一番目立ちたいという気持ちで試合したいと思います。自分自身もタイトルマッチ控えてますので、それを頭に入れて試合したいと思います。以上です」

▼武藤「自分にとって4ヵ月ぶりの復帰戦ということなんですが、実はもう少し地味に、もう少しアンダーの試合で目立たないように、こんな会見もないところで試合をしたかったと思います。しかしながら、もう決まった以上は味方も敵もそうそうたるメンバー。この中で一番元気のいいのは俺だというところが見せられればいいかなと思っております。以上です」

▼田中「ZERO1・田中です。相手の3人誰から獲っても価値のある勝利だと思ってるので、スキあれば僕が決めにいきたいと思います。よろしくお願いします」

▼清宮「武藤さんの復帰を待ってました。武藤さんから僕はまだ吸収したいことがあります。武藤さんの復帰戦が決まってから注目されてるのは相手のチームなので、それが凄く悔しいです。武藤さんの視界にも自分は入ってないと思うので、そういう今の状況も変えていきたいです。自分は隣にいる潮崎さんにGHCで負けて、一つ一つ目の前の試合を一戦一戦つかんでいきたいと思ってるので、大田区のこの大きなチャンスをつかんで、武藤さんの視界を独占するぐらいいきたいと思います」

▼潮崎「潮崎です。武藤選手の復帰戦ではあるんですけど、自分は小島選手とのGHCヘビー級タイトルマッチの前哨戦としてこの試合を見てます。GHCの戦いを前哨戦から全力でみせていきたいと思います。よろしくお願いします」

――股関節の状態など現在のコンディションは?

▼武藤「休むに至った痛みとか、炎症とか水が溜まってるというような状況はなくなりました。かといって根本的に悪いから、その悪いところはどうしようも変えることができない中で復帰をします」

――ノアのリングで小島選手と組むことについては?

▼武藤「いや、いたって全然、何も。もう正直、清宮は謙遜してたけど、俺からしてみたらそうそうたるメンバーだと思ってる中、それでもやっぱり敵は自分自身だと思ってますので。小島だろうが全然気にしません」

――潮崎選手からこの試合はGHC前哨戦と強調されたが、それを受けて?

▼小島「私もそのように強く思っています。ただ、武藤さんの復帰戦ということで、私の知っている武藤さんというのは本当においしいところを根こそぎすべて持っていってしまう人なので、そのへんは注意して…」

▼武藤「最近の俺なんか知らないだろ? お前」

▼小島「いえ、最近のじゃなくても…」

▼武藤「丸くなってんだぞ、お前」

▼小島「いえ、それは全部わかっているので。潮崎選手のこともそうですし、武藤さんのこともそうですし、丸藤選手もそうですし、まだノアで吸収したいことがいっぱいありますので頑張ります」

▼武藤「もし仮にこの試合で俺がチャンピオンからフォールを獲ったら、チャンピオンどうするよ? それでも小島とやる?」

▼潮崎「それはないです。それは俺がさせません」