『LEC バルサン Presents KING OF GATE 2022』東京・後楽園ホール(2022年6月2日)
優勝決定戦 ○吉岡勇紀vs箕浦康太×

 吉岡が歓喜のKING OF GATE初制覇。ドリームゲート王座獲りに照準を合わせると、「俺にはDRAGONGATEの先頭に立って引っ張る覚悟があります」と決意をあらわにした。一方、箕浦は悔しい2年連続の準優勝に終わった。

 32選手出場のトーナメント形式で行われた今年のKING OF GATE。決勝は本戦シングル初対決となる吉岡と箕浦のフレッシュな顔合わせになった。吉岡は第2試合で行われた準決勝で元ドリームゲート王者のシュン・スカイウォーカーを破って決勝初進出。一方、箕浦は1回戦でKzyに敗れて早々に脱落したものの、ジェイソン・リー欠場により急きょ組まれた27人参加の時間差バトルロイヤルを制して敗者復活。準決勝では近藤修司を丸め込んで下し、昨年苦杯をなめた決勝戦に2年連続で駒を進めてきた。

 どちらが勝っても初優勝となる決戦はパワーの差を活かした箕浦ペースで幕開けした。劣勢が続いた吉岡だったが、ミサイルキックからトペコンヒーロにつなげて逆襲。両腕をクロスさせての変型三角絞めで絞め上げる。箕浦はスープレックスを連発して猛チャージを見せるも、闘志が消えない吉岡はブレーンバスターで譲らず。フットスタンプから必殺のフロッグスプラッシュを狙ってコーナーに上がった。

 気づいた箕浦は雪崩式ダブルアームスープレックスで豪快に叩き落とし、ジャーマンスープレックスでたたみかけたものの、すぐさま立ち上がった吉岡もジャーマンを返して両者大の字に持ち込む。エルボー合戦でも2人は激しくせめぎ合うと、吉岡が急角度の水車落としを繰り出したが、止まらない箕浦は旋回式スクラップバスターから一気にR-301(旋回式ファルコンアロー)で勝負に出た。

 しかし、吉岡は意地のキックアウト。続くガングを切り返すと、得意のジャンピングラリアットで形成打開を果たす。K-ness.直伝のダークネスバスター、マスクマン時代の必殺技・インフェルノ(ダイブ式コードブレイカー)と怒とうの大技ラッシュ。そして、必殺のフロッグスプラッシュを投下し、3カウントをもぎ取った。

 吉岡がKING OF GATE初制覇を達成。キャリア6年目で初めてシングルの栄冠を掴んだ。一方、箕浦は昨年に続き悔しい決勝敗退に。肩を落として去っていく。

 昨年12月までは極悪集団R・E・Dでマスクマンのダイヤ・インフェルノとして目立った活躍を残せていなかった吉岡だが、今年1月に素顔になると、わずか5ヵ月で急成長。今回のトーナメントでもYAMATOやディアマンテ、シュンとトップどころを次々と連破し、一気に頂点まで駆け上がった。昨年末までは抗争を繰り広げ、今では頼れるパートナーになったドラゴン・ダイヤも吉岡を祝福する。観客から大きな拍手を浴びた吉岡は「ありがとうございます。ここまで、優勝まで強敵ばかりでした。でも、頂点に立ったのは俺だ。正真正銘KING OF GATE覇者・吉岡勇紀だ!」と喜びを爆発させた。

 吉岡は早くもさらに先を見据えた。「優勝したけど、でも俺はこのままでは終われません。やることはまだまだいっぱいあります。次はもう1つのシングルの頂点。ドリームゲートのベルトだ」とKAIが保持するドリームゲート王座獲りに照準。「俺にはDRAGONGATEの先頭に立って引っ張る覚悟があります。その覚悟を今いる皆さん、そしてネットワークをご覧の皆さん、見ていてください」とドラゲーマットの主役になる決意をあらわにし、「この俺がこのマット上をもっともっと面白くして見せます。これからも吉岡勇紀から目を離さないようにしてください。今日はありがとうございました!」と締めくくった。

 ここでドリームゲート王者のKAIがベルトを肩にかけて登場するも、吉岡をあざ笑うように「バイバーイ!」とすぐさまと去っていく。強豪を次々と返り討ちにしている今のKAIからベルトを奪うのは至難の業。舌戦や無法ファイトなどでも王者有利は動かないが、今の吉岡には揺るぎない自信と覚悟がある。至宝奪取を成し遂げ、新時代の夢の扉を実力でこじ開ける構えだ。

【吉岡の話】「見ての通り、俺が正真正銘KOGの覇者だ。これはただの第一歩ですね。次はドリームゲートのベルトを獲って、それからまだまだ俺は動いていきたいと思います。俺だけじゃなくダイヤと一緒にD'Courageとして、これからどんどんどんどんDRAGONGATEのリング上を面白くしていくんで、これからも吉岡勇紀から目を離すなよ」