『LEC バルサン Presents KING OF GATE 2022』東京・後楽園ホール(2022年6月2日)
○Kzy&U-T&JACKY“FUNKY”KAMEIvsYAMATO&ドラゴン・キッド&Ben-K×

 ストロング・マシーン・JがNATURAL VIBESに電撃加入。見事なブレイクダンスを披露した。新たな仲間にKzyは「スーパー・ストロング・マシーンの息子ではなく、Jとしてのこれからの可能性を見ていてちょうだい」と期待を示した。

 シングル最強を決めるKING OF GATE前にHIGH-ENDから勧誘を受けたマシーン・Jは、加入に前向きな姿勢を示し、「必ずKING OF GATEが終わったら答えを出す」と明言。この日の第5試合後には「今日セミファイナルのリングでその答えを出そうと思います。今宵は盛大に…。HIGH-ENDの皆さん待ってます」と予告し、HIGH-ENDへの合流は決定的と思われていた。

 しかし、セミファイナル開始前のリング上ではまさかの光景が広がった。先にNATURAL VIBESが入場し、Kzyが突然、「もう1個サプライズがあるぜ。なんとNATURAL VIBES新メンバー、ストロング・マシーン・Jだ!」と禍中のマシーン・Jを呼び込んだのだ。NATURAL VIBES仕様となる真新しいグリーンのマスクを被ってリングインしたマシーン・Jはプロ顔負けのキレッキレのブレイクダンスを披露して場内を沸かせる。メンバーとのダンスにも完璧に順応すると、最後に倒立からポーズを決めた。

 言葉よりも雄弁なダンスでNATURAL VIBES入りを満天下に知らしめたマシーン・Jだが、寝耳に水のHIGH-END勢は黙っていない。リングに飛び込むと、YAMATOは「俺はな、いい返事を聞かせてくれるって聞いたから、俺は控え室で待ってたんだ」と詰め寄る。マシーン・Jは「どういうことも何もこれが俺の答えですよ。実はこのDRAGONGATEに入る前、ずっと命懸けてブレイクダンスやってたんだ! 今、俺が一番合うのはNATURAL VIBESだ!」と過去を明かしつつ、改めてNATURAL VIBES入りを宣言した。

 ふつふつと湧き上がる怒りが押さえられないYAMATOは「わかった。そう言うなら、お前の気持ちを尊重しよう。だけどな、だったらこの前の札幌の飲み代は全て返してもらうぞ!」とブチ切れてマシーン・Jに襲いかかる。しかし、ノリノリのマシーン・Jはパワースラムで返り討ち。「結局飲み代かよ!」と斬り捨てた。

 その後、怒りを爆発させたHIGH-ENDが序盤戦をリードしたものの、Kzyは「領収書持ってくるなよ!」とYAMATOを挑発。若いKAMEIがピンチをしのぎきると、Kzyが得意のエルボーを唸らせて逆転に転じ、キッドに照準を合わせて一気呵成にたたみかけた。

 キッド&YAMATOは肩車しての雪崩式フランケンでKzyを投げると、再びHIGH-ENDペースに。YAMATOは串刺しドロップキックや延髄斬りでNATURAL VIBESをナデ斬りにする。すかさずキッドがケブラーダを敢行すると、孤立したKzyにBen-KがBen-Kボムを仕掛けた。だが、切り返したKzyがカウンターのエルボーでねじ伏せると、スライディング式エルボーをズバリ。一気に3カウントをもぎ取った。

 NATURAL VIBESがマシーン・Jの加入を祝う快勝。HIGH-ENDはもてあそばれる形となり、ジェイソン・リーの勧誘失敗に続き、失態を晒してしまった。一方、目に見えて勢いが増しつつあるのは、またも新メンバーを獲得したNATURAL VIBES。Kzyは「改めてNATURAL VIBESにJが来てくれました! このユニットに入った経緯は、別に俺たちが裏で糸を引いてたとか関係なく、Jのほうから一緒にやらせてくれないかと言ってくれたんで、とても嬉しかった。プラスあんなブレイクダンス見せられちゃったらさ、こちらこそ、よろしくどうぞってなるわけですよ」ともろ手を挙げて歓迎した。

 「ちょっと今、ジェイソンが休んでしまった。だけど、BOSSがまた帰ってきてくれた。ジェイソンもそんな長くは休まないと思うんで、もうちょっとしたら、たぶん元気に帰ってきてくれると思います」とユニットとしての再浮上にも手応え。「NATURAL VIBESはスタイルは自然体、そして可能性は無限大とうたっているチームでございますんで。いいですか、これからはマシーン・Jとして見ていただきたいと思います。スーパー・ストロング・マシーンの息子ではなく、Jとしてのこれからの可能性を見ていてちょうだい。よろしくどうぞ」と今後のマシーン・Jにも熱い期待を示した。

 これまではマシーン軍団の伝統を受け継ぎ、重厚なファイトを見せていたマシーン・Jだが、NATURAL VIBESとしてブレイクダンスを披露する姿は新しい魅力を発散していた。試合スタイルが進化していくのも確実。偉大な父の影響から離れ、マシーン・Jは新たな一歩を踏み出していく。


【試合後のKzy、マシーン・J】
▼Kzy「いやいやいや、見ての通りですよ。NATURAL VIBESにストロングマシーン・Jが今日、新たに加わりました!」

▼マシーン・J「この日を待ってましたよ」

▼Kzy「見た?」

▼マシーン・J「隠してきたかいがあったかな」

▼Kzy「持ってるじゃん」

▼マシーン・J「これしかないと思ったよ」

▼Kzy「そういうのも出していこう」

▼マシーン・J「ストロングマシーン・J個人として、これから上がっていかなきゃいけないし、せっかく入ったからには俺はユニットをトップに持っていく。そのためにこれから戦っていくからな」

▼Kzy「アップデートが大事な時代だからな。もっとこれからアップデートを重ねていって、最新型になっていくからな。ジェイソン、待ってるからね。俺たちまた可能性が無限大になりました。これからもチェックしといてちょうだい、よろしくどうぞ!」