『LEC バルサン Presents KING OF GATE 2022』東京・後楽園ホール(2022年6月2日)
○Kagetora&奥田啓介vs菊田円&ドラゴン・ダイヤ×

 乱入したドン・フジイがダイヤのトレードマークであるスケートボードを強奪。盗難にあったダイヤは奪回すべく一騎打ちを決意した。

 事件は入場時に起きた。ブレイブゲート王者のダイヤと言えば、入場する際にスケートボードに乗って現れるのが恒例。今宵も巧みに操りながら、観客たちの拍手に笑顔で応えていたが、ここで突然、アンコ型の体型で、目出し帽を被った謎の覆面男がダイヤを襲撃。スケボーを強奪すると、ぎこちない動きながら乗り回し、そのままバックステージへと消えていったのだ。

 その体型はフジイと酷似しており、正体はバレバレだったが、ダイヤはゴング前にダメージを負ってしまう。今宵は菊田と組んで、HIGH-ENDのKagetora&奥田と対戦したが、そのダメージが尾を引き、序盤から集中砲火を浴びて劣勢に陥った。

 それでもミサイルキックや延髄斬りで試合を立て直し、いよいよ反撃開始となったところで、またまた謎覆面がスケボーに乗って再登場。そちらに目を奪われ、「スケボー、返せよ!」と叫んだダイヤだったが、スキを突いたKagetoraに背後から丸め込まれて、3カウントを奪われてしまった。

 怒ったダイヤは「ちょっと待ってくださいよ、フジイさん。僕のスケートボードを返してくださいよ。何やってんですか!?」と大先輩を名指しで泥棒扱いして糾弾。しかし、謎覆面は「弱いなあ、お前は相変わらず。そんなチャラチャラしててよ、スケボーなんて持ってる顔じゃねえんだよ」「ドン・フジイはもっとスマートだよ」と聞く耳を持たず、「俺は拾ったんだよ、その辺で」と言い張った。

 ダイヤが「盗んでいるじゃないですか、返してください」と何度も迫ると、「わかったよ。明日、3日、闘龍門・後楽園ホール大会やるよな。そこで1対1の一騎打ちで俺に勝ったら、返してやろうか?」と強引に一騎打ちを要求した。

 先輩の暴挙に開いた口がふさがらないダイヤを見かねて、助け船を出したのは斎藤了GMだ。斎藤はかつてフジイに自転車を盗まれ、抗争を展開したことがあるだけに、「僕の自転車を盗んでから22年…。まだそんなことやってるんですか、フジイさん。久しぶりに癖が出ちゃった? 泥棒癖が。フジイさん、聞いてるでしょ?」とあきれながら徹底非難。強引に覆面を引っぺがした。その上で、「返してあげてください。ダイヤはこのリングで中心になって、先頭に立って頑張ってもらわないといけない選手なんです」と返却を迫った。

 それでもフジイは「俺が幼少期の時からこれを大事にしてるんだよ。おい、ダイヤ。じゃあ、やってやるけどよ、俺だけリスク背負ってもしょうがねえじゃねえかよ。お前もリスク背負わんかい?」と独自の理論を展開し、「じゃあさ、その髪の毛懸けろ!」と無理難題を押しつける。ダイヤが首を縦に振らないとみるや、フジイは斎藤GMを蹴りつけて逃走した。

 根負けしたダイヤは「フジイさんがああ言うんでしたら、僕はDRAGONGATEの選手ですけど、明日の闘龍門興行でフジイさんとのシングルマッチ組んでいただいてもいいですか?」と一騎打ちを決意。実力行使でのスケボー奪還を誓った。