『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.17』東京・後楽園ホール(2022年6月9日)
○ダーク・タイガー&ダーク・パンサーvsタイガー・クイーン&高瀬みゆき×

 タイガー・クイーンをつけ狙うダーカーズが初降臨し、クイーン&高瀬に快勝。3人と握手を交わした新間寿会長は「ヒールならヒールに徹底して」と期待を込めた。

 昨年7月のデビュー以来、無敗のクイーン。当初、この日は3・17後楽園大会以来となる高瀬との再戦が組まれていたが、今月2日の会見で黒服面3人組“ダーカーズ"が現れ、クイーンに対戦を要求。師匠ジャガー横田の提案でクイーンと高瀬がタッグを結成し、ダーク・タイガー&ダーク・パンサーを迎え撃つことになった。

 ダーカーズが奇襲攻撃に出ると、D・タイガーがクイーンを捕まえ、チョーク攻撃で苦悶させる。クイーンがフライングクロスチョップで反撃しても、今度は高瀬が劣勢に。セコンドのダーク・チーターも介入し、D・タイガーの逆片エビ固めで捕まえた。

 高瀬がドロップキックで突破口を開くと、クイーンがフライングクロスチョップ、風車式バックブリーカーの猛攻で巻き返しに出たが、パンサーが飛びつきDDTで突き刺して主導権を渡さず。D・タイガーはクイーンをレフェリーと正面衝突させて無法地帯を作ると、ダーカーズ3人連続串刺し攻撃から、木刀攻撃でめった打ちにした。

 クイーンもハイブリッジのジャーマンで逆襲。コーナー最上段からのラ・ケブラーダも放ったが、ランニングエルボーが高瀬に誤爆すると、最後はD・タイガーのリバースタイガードライバーに高瀬が3カウントを聞いた。

 ダーカーズが初登場で快勝。試合後、最前列で見守っていた新間会長と握手を交わした。二人の手を挙げて称えた新間会長はバックステージで「新日本プロレスっていうのは戦い。ストロングスタイルプロレスも戦いがあってしかるべき」と持論を展開しつつ、「本当にヒールだったらヒールの戦いをするかな? 私はそう期待してた」と明かした。

 ダーカーズの戦いぶりを見守り、「もっとタイガー・クイーンに対して自分たちが戦いをするんだっていう、そういう気持ちを出してもらいたい」との不満が残った。そこで3人に向かって何度も「声を出せ!」とゲキを飛ばした新間会長は「自分たちが声を出し、ヒールならヒールに徹底して」と注文。それでも「あの3人に対して期待することは私は大であります」と言い切り、「満足した。声を出せ。今日はよかった。ご苦労さん」とねぎらっていた。

【新間会長の話】「えらい勢いで(ダーカーズが)記者会見の時に来てくれたから、今日の試合は私にとってはちょっとまあまあ。やるんならもっと徹底的にやってくれ。新日本プロレスっていうのは戦い。ストロングスタイルプロレスも戦いがあってしかるべきだ。だから今日は本当にヒールだったらヒールの戦いをするかな? 私はそう期待してた。一生懸命やってる。しかし一生懸命やってるのと戦いは違う。ファンがどういう試合をするんだろうかと、その期待に沿うだけの、そういう試合をしてもらいたい。でもこの3人が申し入れしてきて一生懸命やってた。だけど、もう一つタイガー・クイーンに対して自分たちが戦いをするんだっていう、そういう気持ちを出してもらいたい。その気持ちとは何か。一つ殴るにしたって気合を入れて殴る。キックするんだったら気合を入れてキックする。なんかワンテンポ遅れてきたり。そういう点では私自身、男子のプロレスと女子のプロレスは違うかなと思ってはいたけど、今日の試合見てみると、女子だって男子に負けないものを持ってる。そういうものを持ってるのはタイガー・クイーンだと思ってるし、タイガー・クイーンを相手にするんだったら、3人いるんだったら何でもっと3人がどんどん出てきてやらないのか。だけど、あの3人に対して期待することは私は大であります。タイガー・クイーンも私の期待に沿った、やっぱりタイガーマスクが選んだタイガー・クイーンだなと。タイガー・クイーンが受けて受けて、それでもなおかつ戦いを見せる。そういう試合を私はやってもらいたいと思います。本当に今日は皆さん、ありがとうございました。(ダーカーズの3人が戻ってきて)ご苦労さん。声を出せ! 自分たちが声を出し、ヒールならヒールに徹底して。でも満足した。声を出せ。今日はよかった。ご苦労さん」