『CyberFight Festival 2022』さいたまスーパーアリーナ(2022年6月12日)
○中嶋勝彦&小峠篤司&稲村愛輝vs秋山準&樋口和貞&遠藤哲哉×

 『CyberFight Festival 2022』で実現したノアとDDTの対抗戦は、まさかの結末に終わった。中嶋が開始直後に放ったビンタがKO-D無差別級王者・遠藤の顔面にクリーンヒット。一撃で失神して試合が止められ、秋山は「ちゃんとプロレスやろうぜ」と苦言を呈した。

 丸藤正道の欠場に伴って中嶋が対抗戦に入ったことで、両陣営は一気に殺伐ムードに。中嶋は同じノア側の小峠、稲村に強烈なビンタを見舞って覚悟をただし、会見で張られた小峠の意識が一瞬飛ぶシーンが“生中継"されていた。

 入場こそ超豪華だったが、試合が始まればやはりピリピリムード。殺気漂う中嶋に、遠藤も構わずエルボーを連打していったが、中嶋は「こんなもんか? こんなもんか?」と受け流すと、逆に猛烈なビンタをズバリ。遠藤は一撃で崩れ落ちて意識を失い、レフェリーが試合を止めた。

 まさかの結末に場内も騒然。秋山はつかつかと中嶋に歩み寄ると、ピリついた表情で何事かを語りかけ続け、しだいに中嶋の表情もこわばった。

 幸い遠藤はリング上で意識を取り戻したものの、バックステージで秋山は「これはもうね、受ける受けないの問題じゃない。まっすぐ受けてテンプル入れられたら誰だって。こっちは受けるつもりでも、相手がそうじゃなかったらもうダメだよ」と切り出した。

 師匠の故・ジャイアント馬場さんから「何があっても最終的には同じプロレスやってる仲間だと思え」と教えられたという秋山。「あいつらにはそういうことがないんだと思う。同じグループなのかもわかんないけど、あいつらには仲間っていう意識はない」と断言せざるを得ない状況となった。

 そして秋山は「だからといって、やり返しにいくとかそういうのじゃないんだよ。プロレス好きな人はこれで『秋山やり返しにいけ』とかいうこともあるだろうけど、違う」と前置きしたうえで、「プロレスラーってこのままでも、意識失っても試合するんだよ。そして、大きいケガに繋がって…今みんなそうだろ!? 大きいケガが続いてダメだろ! ちゃんとプロレスやろうぜ。ちゃんとやろう」と警鐘を鳴らしつつ苦言を呈していた。


【秋山の話】「遠藤がかなり深い脳震とうで試合が止められました。これはもうね、受ける受けないの問題じゃない。まっすぐ受けてテンプル入れられたら誰だって。こっちは受けるつもりでも、相手がそうじゃなかったらもうダメだよ。俺もこんなガタガタしたスタイルしてるけど、俺はやっぱり馬場さんに言われた。『何があっても最終的には同じプロレスやってる仲間だと思え』と俺は教えられた。だけど、あいつらにはそういうことがないんだと思う。同じグループなのかもわかんないけど、あいつらには仲間っていう意識はないから。俺の大切な仲間が。これはだからといって、やり返しにいくとかそういうのじゃないんだよ。プロレス好きな人はこれで『秋山やり返しにいけ』とかいうこともあるだろうけど、違う。プロレスラーってこのままでも、意識失っても試合するんだよ。そして、大きいケガに繋がって…今みんなそうだろ!? 大きいケガが続いてダメだろ! ちゃんとプロレスやろうぜ。ちゃんとやろう。以上」