『DOMINION 6.12 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2022年6月12日)
AEW暫定世界王座戦 進出者決定戦 ○棚橋弘至vs後藤洋央紀×

 棚橋が猛追する後藤を振り切り、一騎打ちに激勝。AEWヘビー級暫定王者決定戦進出を決めた。

 棚橋はAEWの6・1イングルウッド大会に来場し、AEWヘビー級王者のCMパンクに宣戦布告した。しかし、CMパンクが負傷欠場となったため、6・26シカゴ大会で暫定王者決定戦が緊急決定。その出場権を懸けて、後藤との一騎打ちに臨んだ。

 これまで幾度となく激闘を繰り広げてきた2人の戦いはシーソーゲームに。棚橋が得意のヒザ攻めを仕掛ければ、後藤はバックドロップで返り討ち。だが、棚橋もすぐさまドラゴンスクリューで再びヒザ攻めへ…と一進一退の攻防が何度も繰り広げられた。

 打撃戦から牛殺しで押し切りにかかった後藤だったが、棚橋もスリングブレイドで追撃を阻止。しかし、正調スリングブレイドは防いだ荒武者が、コーナーに両足をかけての変型GTRを繰り出して、終盤まで大接戦に。

 だが、ビンタからスリングブレイドにつなげた棚橋が、ハイフライフローアタックから正調ハイフライフローにつなげる必勝パターンで後藤を振り切り、3カウントを奪い取った。

 勝利した棚橋の暫定王者決定戦出場が決定。ジョン・モクスリーと6・26シカゴ大会で対戦することになった。

 「やるべきことがある。人に頼りにされる。団体に代表を、『行ってこい』と任される。こういったことがどれだけ嬉しいことか、今回のAEWの挑戦で身に沁みました」と実感タップリに語った棚橋。「USヘビーを失って、もう1回もう1回って思うけど、『G1』も今日発表されてあるけど、『棚橋がいいんだ』と、『お前に来てほしい』と。何度でも何度でも立ち上がれます」と視線を前に。

 AEW王座獲りに向けて、「気をつけることは前提にして、このコロナで固まって固まって、小さくなって苦しくなった心を、少しずつでも少しずつでもいいから俺は解きほぐしてやりたい。そして、心からプロレスを楽しめるその日まで、俺は諦めないから。信じてついてきてください」とどこまでも前向きな逸材だった。


【棚橋の話】「やるべきことがある。人に頼りにされる。団体に代表を、『行ってこい』と任される。こういったことがどれだけ嬉しいことか、今回のAEWの挑戦で身に沁みました。USヘビーを失って、もう1回もう1回って思うけど、『G1』も今日発表されてあるけど、『棚橋がいいんだ』と、『お前に来てほしい』と。何度でも何度でも立ち上がれます。これは少しずつ状況が良くなってますけども、今のプロレス界、日本、世界、エンターテインメント全般に言えることだから。プロレスも絶対に諦めず、今まで以上の新しい形を作っていきますよ。その第一歩、日本でもアメリカでもこうして行き来して、試合が出来て、今まで通りじゃないかと。棚橋、しょっちゅう外国に行っているけど大丈夫なんだと。まあ、気をつけることは前提にして、このコロナで固まって固まって、小さくなって苦しくなった心を、少しずつでも少しずつでもいいから俺は解きほぐしてやりたい。そして、心からプロレスを楽しめるその日まで、俺は諦めないから。信じてついてきてください」

【後藤の話】「棚橋弘至、AEWに負けんじゃねえぞ! お前は新日本プロレスを、ストロングスタイルを代表して出るんだからな。しかし、相変わらず俺の未来は見えねえな。言っとくけど、暗くて見えないんじゃねえぞ? 明るすぎて見てないだけだ」