6・19大田区大会で対戦する諏訪魔、永田裕志&田村男児が15日、東京・湯島の全日本事務所で会見。佐藤光留と田村に懇願されて共闘することになった永田は自身を桃太郎になぞらえ、鬼退治ならぬ「ゴリライモ退治」と定めて諏訪魔討伐に乗り出す構えをみせた。

 諏訪魔のVM回帰によって、Evolutionは壊滅的な状況に追い込まれた。芦野祥太郎に共闘継続を呼びかけたものの拒否され、気づけば光留と田村のみ。そこで二人が頼ったのが新日本・永田だった。ジャンボ鶴田23回忌追善興行5・31後楽園大会で諏訪魔に襲撃された永田を救出し、協力を要請。永田も快諾し、6・19大田区大会で田村と組んで諏訪魔&TARUのVM討伐に乗り出すことになった。

 永田の全日本参戦は秋山準と組んでアジアタッグ王者となった2018年以来4年ぶり。「あの時二人に懇願された後楽園ホールの超満員のお客様から後押しするような声しかなかったですよね。それだけ諏訪魔という選手が悪いヤツなのかと。そんなに退治しなきゃいけないヤツだと察知した」という永田は、自らを桃太郎に見立てて「田村、佐藤両名が大変困ってるようでしたので、そこに力を貸してくれと言われたら断る理由はなかったですね。あれだけの民意がある中で。ですから、しっかり鬼退治をさせてもらおうかなと」と宣言した。

 対する諏訪魔は「今ここで、この大田区という舞台で、この相手と戦う意味が俺にはよくわからない」とカードへの不満を口に。我慢しかねたようでテーブルを叩いて立ち上がると、「覚えとけよ! お前このヤロー! もう一回バックドロップでお前、寝かしてやっからな」と通告したが、永田は動じず「寝かせてやる? やれるもんならやってみろ」と応戦。諏訪魔が途中退席すると、永田は「ブードゥー・マーダーズならテーブルひっくり返して俺にかかってくるところだろ? インパクトが足らねぇんだ、あいつは」とダメ出しする余裕も見せた。

 そこで永田は「あいつは鬼じゃないだよ。ただのゴリライモだよ」とバッサリ。これからキジ・光留、サル・田村を従えて鬼退治ならぬゴリライモ退治に乗り出す。そこで田村がきび団子代わりに持ち出したのがEvolution米で握ったおにぎりだ。一度は諏訪魔と芦野を和解させ、5月の札幌大会ではブルート一生と“トモダチ"になるなど不思議な効果を発揮してきた。

 田村が朝から握ってきたというエボ米と海苔だけの特大おにぎりに「サルカニ合戦のような…」と苦笑しながらも永田は田村とともに舌鼓。「これ食ったら諏訪魔おかしくなりそうだな。たぶん血圧高そうだし、悪いもんばっかり体の中に入ってるから、こういう純粋なお米を食ってもあまり感じないんだよ。あいつに食わせて更生するのはお米じゃない。あいつにはかまぼこ食わせればいい。たぶん彼にとってトラウマだと思うよ」と容赦なく諏訪魔の過去を持ち出して挑発し、最後まで余裕を漂わせた。ともあれ、永田の“ゴリライモ退治"が6・19大田区大会から始まる。

☆6/19(日)東京・大田区総合体育館『Champions Night4〜50th Anniversary Tour〜』16:00開始

▼タッグマッチ
田村男児
永田裕志
vs
TARU
諏訪魔

【会見の模様】
▼田村「田村男児です。今回、永田さんが組んでくださったタッグマッチということで、とても貴重というかチャンスというか。ブードゥー・マーダーズを倒して諏訪魔さんを取り戻していけるようなチャンスがあるんで、それをモノにしていきたいなと。今回のタッグマッチはそう思いますね」

▼永田「先月末のジャンボ鶴田さん追善興行で諏訪魔選手とタッグを組んだんですが、試合後に投げられ、倒れてるところを田村選手、佐藤選手に助けられた。そこで一緒に鬼退治に協力してくださいと懇願されて、自然とそういう流れができてしまったので、今回、大田区大会にはせ参じることになりました。4年ぶりかな? 全日本プロレス参戦するのは。4年ぶりの参戦ですが、しっかりと自分の爪痕を残していきたいと思います。全日本プロレスを活性化させたいと思いますので、皆様よろしくお願いします」

▼諏訪魔「今ここで、この大田区という舞台で、この相手と戦う意味が俺にはよくわからない。俺自身はまた頂点に登りつめることを第一に考えてるわけで、何でこんな雑魚みたいな若いのとよ。(田村に向かって)お前、何、長いものに巻かれてんだ? お前は。そういうとこがダメなんだ、お前。いい加減にしろ、お前。おい、お前またな、プッシュアップボードで引っぱたいてやる。今度はお前、切り裂いてやるからな。こないだジャンボ鶴田大会、そこでバックドロップで俺ぶん投げたよ、永田裕志を。何で今ここに来てんだっていう。そこが不思議でならない。あの時伸びてるはずだからな。今回の大田区、バックドロップ俺だけが使ってればいいんだと。俺しか使えないんだなというのを見せつける場にしたい。そのうえでしっかり俺が3カウント獲って、もう一回、全日本プロレスの頂点に登りつめる。それが俺の大義。よく覚えとけ」

――先ほど鬼退治と表現していたが?

▼永田「まぁ、そうですね。佐藤選手、田村選手に懇願されるままに来たって感じですけど、あの時二人に懇願された後楽園ホールの超満員のお客様から後押しするような声しかなかったですよね。それだけ諏訪魔という選手が悪いヤツなのかと。そんなに退治しなきゃいけないヤツだと察知したわけです。田村、佐藤両名が大変困ってるようでしたので、そこに力を貸してくれと言われたら断る理由はなかったですね。あれだけの民意がある中で。ですから、しっかり鬼退治をさせてもらおうかなと。ブードゥー・マーダーズってそういう悪いチームなんでしょ。鬼でいいじゃないですか。どうですか? 田村君」

▼田村「鬼退治と言われましたけど、ホントはこんなに悪くなかったんです。いつの間にかこんな悪くなって、さっき長いものに巻かれてると言われたじゃないですか。どっちかというと諏訪魔さんの方がTARUさんという長いものに巻かれてるんじゃないかと思ってるんですけど。なんで、そういうところがあるんで今度、大田区大会でおにぎりを食べさせて元に戻したい、諏訪魔さんを元に戻したいと思ってますね。退治して」

――プッシュアップバーで背中を殴られてまだ傷が残っていたが、その怒りはまだある?

▼田村「怒りもあり、物凄く痛かったんですけど、終わった後、悔しいんですけど悲しくなっちゃって。こういうことする人ではなかったんですけどね、もともと。ブードゥーに入って変わってしまったんで悲しくもあり、落ち着いてから怒りも湧き出てきましたね」

――永田選手という心強い後ろ盾を得て大田区をきっかけにいい形で走り出せそう?

▼田村「そうですね。いい感じに。永田さんというとても強力な方がいるんで」

▼永田「彼の熱意で諏訪魔君が更生できたら俺、またタッグ組んでやりますよ」

▼諏訪魔「(テーブルを叩いて立ち上がって)イチャイチゃしてんじゃねぇ! (田村に向かって)何言ってんだ? お前。ただのプロレスファンだ、お前は。バカなこと言ってんじゃねぇ。田舎帰ってよ、畑でもやってろ。(永田に向かって)覚えとけよ! お前このヤロー! もう一回バックドロップでお前、寝かしてやっからな」

▼永田「寝かせてやる? やれるもんならやってみろ」

▼諏訪魔「おぉ、やってやる、このヤロー。やってらんないね。ぶっ潰してやるからな、てめぇ、コラ!」

※諏訪魔は退席

▼永田「おいおい、ここはテーブルをぶちまけてかかってくるところだろ? 普通なら。ブードゥー・マーダーズならテーブルひっくり返して俺にかかってくるところだろ? インパクトが足らねぇんだ、あいつは。なぁ?」

▼田村「そうですね」

▼永田「あんまりお前もさ、あいつ更生するとか元の諏訪魔さんに戻すとか言わない方ががいいよ。一回、心を鬼にしてギャフンと言わせないと。ちょっとナメ腐ってる、わかってないから。かといってイマイチ度胸がないところも見えるしな。普通だったらテーブルひっくり返して大暴れするとこだろ? それをしないで中途半端にボロボロとしゃべって行っちゃうんだから。そこはね、やっぱりあいつは俺は鬼と言ったけど、あいつは鬼じゃないだよ。ただのゴリライモだよ」

▼田村「ゴリライモ?」

▼永田「そうだよ。ゴリライモって知ってる? 知らないだろ? お前らの世代は。いたんだよ、番長的なしょっぱいのが。ゴリライモっていたんだよ昔。お前らに頼まれて鬼退治のつもりで来たけどな、相手は鬼じゃなくてゴリライモだ」

▼田村「ゴリライモですか」

▼永田「そうだよ。お前らどうしてくれる?」

▼田村「ゴリライモって言われたら行けそうな気がします」

▼永田「だろ。もっとはっきり言えよ物事を」

▼田村「行けそうな気がします!」

▼永田「俺がお前らに呼ばれたんだよ」

▼田村「お願いします」

▼永田「鬼退治の桃太郎のつもりできたらゴリライモだったよ。お前らキジかサルか? どっちだ? お前サルか?」

▼田村「サルで」

▼永田「きび団子か。きび団子じゃなくて何だ? お前が持ってるのは」

▼田村「永田さん、きび団子じゃないんですよ僕。Evolution米、お米作ってるんです。エボ米という」

▼永田「お米? そこからきび団子作れないのか?」

▼田村「(茨城弁になって)そこから握ってきた。お米を。そのお米を永田さんに食べてもらいたい。永田さんと食べて一緒に大田区大会に向けて頑張っていこう。おにぎり食べてくれる?」

▼永田「いいよ。おにぎり作ってきたのか。前言ったよな、そんなことな。きび団子じゃないならどうしようかなと思ったけど、おにぎりで我慢しとくよ。ずいぶんでっかいの作ってきたな」

▼田村「朝握ってきた」

▼永田「中学校の時これぐらい食べてたよ」

▼田村「おいしいんだ」

▼永田「サルカニ合戦のような…(苦笑)」

▼田村「おにぎり、一緒に食べますか?」

▼永田「食べようか」

▼田村「おいしいから」

※二人でおにぎりを食べ始めて

▼永田「塩味ついてないな」

▼田村「これ味ないんだ」

▼永田「でも、うまいよ」

――具は入っている?

▼永田「具なんかないよ。塩気もない、具もない」

▼田村「純粋なお米の味を食ってもらいたくて握ってきた」

▼永田「これ食ったら諏訪魔おかしくなりそうだな。たぶん血圧高そうだし、悪いもんばっかり体の中に入ってるから、こういう純粋なお米を食ってもあまり感じないんだよ。あいつに食わせて更生するのはお米じゃない。あいつにはかまぼこ食わせればいい。たぶん彼にとってトラウマだと思うよ。これは俺たちでおいしく感謝を込めていただいて頑張りましょう」

▼田村「頑張りましょう。19日、大田区。これ食べて頑張る」

▼永田「もっと声を出せよ! 記者会見(記者との距離が)近いけど、堂々とやらないと。笑ってる場合じゃないよ、お前。全日本プロレス背負って立つ男なんだから」

▼田村「頑張る!」

▼永田「そう」

▼田村「大田区大会に向けて頑張るぞ!」