『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール(2022年6月20日)
AEWオールアトランティックチャンピオンシップ初代王座決定4WAYマッチ進出決定トーナメント1回戦 ○石井智宏vs金丸義信×

 金丸と熟練の好勝負を繰り広げた石井が接戦を制し、AEW新設王座獲りに前進。王者決定4WAYマッチ出場を懸けて、トーナメント決勝でクラーク・コナーズと対決することになった。

 6月26日(現地時間)にアメリカ・シカゴで開催される新日本・AEWの合同興行『Forbidden Door』で、「AEWオールアトランティックチャンピオンシップ初代王座決定4WAY戦」が行われることに。その一戦に新日本代表として出場する選手を決める4人参加のトーナメントが後楽園大会2連戦で組まれた。

 1回戦として、ヘビー級の石井とジュニアヘビー級の金丸による異色の対戦が実現。ブルファイターの石井、くせ者の金丸とファイトスタイルは真逆だが、ともに1996年デビューという共通点があった。

 金丸の奇襲で幕開け。スキを突いて…ヒザを攻めて…パワーボムを切り返して…と、ジャックナイフ式エビ固めを3連続で繰り出し、あわや3カウントの場面を連発した。場外戦になると足攻めに着手。場外マットに左ヒザから叩きつける。苦しむ石井がリングアウトギリギリで滑り込むと、金丸はリバースDDTからディープインパクトで勝負に。

 金丸の体をキャッチした石井は後方にぶん投げてようやく反撃。怒りの表情を浮かべると、逆水平でメッタ打ちにする。反撃を仁王立ちで受け止め、強引にバックドロップで引っこ抜くと、その後も猛攻。金丸がエルボースマッシュを決めても、ヒザを蹴っても、石井は微動だにせず前に出て、「壊してみろ!」と吠えた。

 金丸は様々な体勢から低空ドロップキックや関節蹴りを乱射し、足4の字固めでギブアップを迫る。耐えた石井はさらなる一点集中攻撃もしのぎきると、同じくヒザ攻めで反攻。金丸を抱え上げると、自らのヒザにヒザを叩きつける荒技を繰り出した。しかし、石井に感化されたのか、金丸は珍しいラリアット3連発でたたみかけると、ムーンサルトプレスを投下。再び足4の字固めで絞めに絞める。悲鳴を上げた石井だったが、なんとかロープに逃れた。

 苦しい時間が続いた石井だが、ぶちかましで強引に逆転。串刺しラリアット、雪崩式ブレーンバスターとラッシュに出る。粘る金丸はレフェリーを盾にして追撃を防ぎ、急角度のDDTで石井を足止め。レフェリー不在の状況をいいことに、ウイスキーを口に含んで、顔面噴射を狙った。読んだ石井は腹部に頭突きを見舞ってウイスキーを吹き出させると、延髄斬りやラリアットで攻勢をやめない。

 金丸はまたまたレフェリーの体を使い、死角を突く急所蹴りからサムソンクラッチで丸め込んだものの、石井はギリギリでキックアウト。ディープインパクトを食らっても肩を上げると、頭突きで顔面を突き上げて強引に主導権を奪い、垂直落下式ブレーンバスターの構えに。勝負を捨てない金丸はヒザを蹴りつけ、同じく垂直落下式ブレーンバスターを狙ったものの、競り勝った石井がマットに突き刺し、接戦をものにした。

 金丸が妙技を連発したものの、全て耐え抜き、真っ向から押し勝った石井がトーナメント決勝に進出。明日(21日)の後楽園大会で行われるコナーズ戦に駒を進めた。石井はヒザを叩きながら「金丸、残念だったな! 無事生還だ。見てるヤツには悪いが、番狂わせなしで」と強気にアピール。「明日の試合、ヤングライオンに毛が生えた程度のヤツなんだろう? 俺の気持ちはもう成田に向いている」とシカゴ大会出場は決定事項と言わんばかりだった。

【石井の話】「金丸、残念だったな! (※左足を何度か叩き)無事生還だ。見てるヤツには悪いが、番狂わせなしで。明日の試合、ヤングライオンに毛が生えた程度のヤツなんだろう? 俺の気持ちはもう成田に向いている」

※金丸はノーコメント