あす(23日)のN Innovation新宿大会における敗者ノア追放マッチ「覇王vsタダスケ」に向けた会見が22日、都内で開かれた。

 金剛のタダスケと、金剛を抜けた覇王による遺恨一騎打ちが、異例の敗者団体追放マッチとして実現。いずれのファンも気が気でないだけに、賛否両論もありそうだが、提案者のタダスケは「言い出しっぺやからボコボコ叩かれると思うんやけど、そんなこと気にしいひん。俺はここプロレスリング・ノアでもっと名を上げたい、トップにさせたい。そやから自分もリスクを背負う」と言い切った。

 覇王も「ここに来るまで本当に自分の中で凄い葛藤があった」と認めつつも、「お客さんの応援とか、仲間の励ましで」覚悟を決められた。吹っ切れた表情でタダスケに「明日でお前の顔が見れなくなると思うとうれしいよ」と言い放った覇王は、「4・29両国の仁王戦で名前と髪を守りました。そして今回はこの追放マッチ。僕の中ではもう本当に2回死んでるのと同じ気持ちでいるんで、絶対に明日は僕が生き残ります」と言い切った。

 無論タダスケも「俺はノア辞める気ないからな。まだやり残したことあんねん。シングルのベルトを一回も巻いてへんで辞めるわけないやろ」と強調。「ノアに入った当初『お前、はじめから取る気なかった』って言われて。腹立つやろ? せやから絶対ここでトップレスラーになったろと思った」と明かしながら、ノアへのこだわりを語った。

 覇王も一度はノア入団テストに落ちた過去を改めて振り返り「このリングに立つために14年かけて、まだその夢の半ば」と強調した。ともにノアへの深い思い入れを語った両者。だが、いずれかの道が“なかば"で終わる残酷な結果が、あすの新宿で出ることになる。


【会見の模様】
▼タダスケ「まあ正直、明日のこと、勝つことしか考えてへんからな。(覇王に向かって)これが最後の会見、ええか? 言うことないんか? 大丈夫か? 言っとくけどな、俺はノア辞める気ないからな。まだやり残したことあんねん。それだけや」

▼覇王「ここに来るまで本当に自分の中で凄い葛藤があって、どちらかがこのノアを去る。負けるつもりがないのは僕ももちろん一緒なんですけど、本当にその葛藤にもたくさんのお客さんの応援とか、仲間の励ましで本当に乗り越えて、ここにたどり着くことができました。負けるつもりがないのは僕も一緒で、勝ってタダスケ、明日でお前の顔が見れなくなると思うとうれしいよ」

――なぜ追放をかけようと思ったのか?

▼タダスケ「一番は覇王が目障り、邪魔。それだけやねんけど、それだけやったらアカンやろ。俺にもやっぱりリスクが欲しかった。リスクを得て、ハイリスクを得てハイリターンがあると思ってる。この一戦を制して、たぶん言い出しっぺやからボコボコ叩かれると思うんやけど、そんなこと気にしいひん。俺はここプロレスリング・ノアでもっと名を上げたい、トップにさせたい。そやから自分にもリスクを背負う。それだけや」

――今の言葉を受けての思いは?

▼覇王「タダスケの言うとおり、その覚悟をかけるというのは凄いわかります。両国で僕も名前と髪を守りました。そして今回はこの追放マッチ。僕の中ではもう本当に2回死んでるのと同じ気持ちでいるんで、絶対に明日は僕が生き残ります」

――タダスケ選手、やり残したこととは?

▼タダスケ「そりゃシングルのベルトやろ。一回も巻いてへんで辞めるわけないやろ」

――覇王選手もまだタイトルに届いていないが?

▼覇王「そうですね。それはもちろん目標の一つで、僕は僕自身でノアジュニアの顔になると宣言したので、それをつかむまでは辞めるわけにいきません」

――ノアという団体にどんな思い入れがある?

▼タダスケ「そうやな、ずっと大阪でフリーでやってて、まさかノアからオファーくるとは思ってへんかったし。ノアに俺、入った当初言われてんけど、『お前、はじめから取る気なかった』って言われて。腹立つやろ? せやから絶対ここでトップレスラーになったろと思った。それだけです」

▼覇王「僕は高校2年生の時に、このノアの入門テストを受けたことがあって、本当に悔しい思いをして。熊本から飛行機で来て、入門テストを受けて、本当に夢破れて帰りました。それから入りは違うかもしれないですけど、このリングに立つために14年かけて、まだその夢の半ばなので。きっとこの戦い、この試練を乗り越えた先には絶対に輝かしい未来をつかむと自分の中で決めているので、明日は必ず生き残ります」