『SUNNY VOYAGE 2022』横浜ラジアントホール(2022年6月24日)
△小島聡&清宮海斗vs中嶋勝彦&拳王△

 7・16日本武道館大会のGHCヘビー級選手権試合に向けた前哨戦で、王者・小島と挑戦者・拳王が相譲らずの30分フルタイムドローを展開。そればかりか「俺が締める」合戦、スクワット問答まで繰り広げ、あらゆる意地を徹底的に張り合った。

 2度目の前哨戦は横浜ラジアントのメインが舞台に。序盤から先発して火花を散らし、中盤には拳王が小島を客席まで連れ出すと、わざわざ獣神サンダー・ライガーのマスクをかぶった観客の眼前で「新日本に帰りてえんだろ!?」と罵りながらスリーパーを仕掛ける場面もあった。

 今宵も強烈ビンタで清宮を大の字にした中嶋の強さ、負けじと立ち上がって武藤敬司戦へ躍動した清宮の奮闘も光ったが、やはり最終盤には小島と拳王が徹底的にやり合う。それでも小島のウエスタンラリアット、拳王のPFSはともに未遂に終わり、拳王のオーバーヘッドキックに小島がラリアットを返そうとしたところで30分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 意地の張り合いは試合後もエスカレート。「このベルトはそう簡単に渡すわけにはいかねえんだよ。わかってんのか、コノヤロー!」とマイクで叫んだ小島に、拳王も「おい、なんで勝ってもねえのに、テメーが勝手に締めてんだよ。ここは新日本プロレスのリングじゃねえんだぞ。ここはプロレスリング・ノアのリングだ。いいか、俺が締めるからテメーはとっと帰れ」と食ってかかった。

 小島も「俺が締める。帰れ」と譲らず。しばし「帰れ」「お前が帰れ」の押し問答が続いた末に、「わかったよ。いいか。俺はとっとと帰ってやる。7月16日に向けて、今からスクワットでもしておくから。じゃあな」と拳王が一旦は“折れた"かと思われた。

 花道を下がる拳王の背中に「スクワット1000回ぐらいちゃんとやってこいよ。1000回できるのか、お前。いいからやれ。ちゃんと帰って1000回」と浴びせた小島が、「このまま日本武道館まで、いっちゃうぞ、バカヤロー!」で大会を締めてみせたものの、リング上のマイクを“妨害"するかのような規則的な大声が響いてきて会場はザワついた。

 声の正体はやはり拳王だった。バックステージで「いち! にー! さーん!!」と絶叫に近い大声でスクワットを始め、70回を超えたあたりでバックステージに戻ってきた小島と乱闘に発展。会場の備品に突っ込みながらもつれあい、「お前が弁償するのか、コノヤロー!」(小島)、「お前は金に汚えからな」(拳王)、「うるせえ! お前、倹約家なめんなよ、コノヤロー」(小島)と妙な口喧嘩まで繰り広げた。

 ともあれ、白熱フルタイムのみならず、「俺が締める」合戦にスクワット問答、そして不毛な口喧嘩…。小島-拳王のGHCヘビー戦線は、多面的に過熱しながら武道館へと向かっている。

【試合後の小島、拳王】
※拳王が先にコメントスペースにやってくると

▼拳王「(スクワットしながら)聞こえるだろ、小島が喋ってるの。おい、何回もやってるぞ。おい、小島! 聞こえるんじゃねえのか! 3! 4! 5! 6! 7! 8! 9! 10! (そのままスクワットを数えながら70回以上続けると、小島がバックステージに戻ってきたのを目にし)なに、見てんだよ? おい、小島。なんだよ、おい?」

※2人が向かい合うと

▼小島「おい、何回やったんだ? 100回終わったのか? まだ100回も終わってねえだろ、まだ」

▼拳王「やってやるんだよ、今!」

▼小島「100回も終わってねえだろ!」

▼拳王「うるせえぞ!」

▼小島「1000回やれって言ってんだよ、こっちは!」

▼拳王「ここでラリアットの1本でも食らわせてみろよ」

▼小島「うるせぇ! こんなところでもったいないんだよ」

▼拳王「どうしたんだ? ビビってんのか!?」

▼小島「いや、ビビってねえよ! お前なんかには。絶対ビビんねえぞ、コノヤロー!」

▼拳王「なんだよ、お前。コノヤロー」

▼小島「いいから早く帰れ」

▼拳王「うるせえんだよ!」

▼小島「口喧嘩じゃ敵わないんだよ、お前なんかに。うるせえ! 俺はうるせえしか言わないぞ、バカヤロー!」

▼拳王「ベビーフェイス気取ってんじゃ…」

▼小島「ベビーフェイスじゃねえんだよ、てめぇ」

▼拳王「なんだ、コノヤロー」

※拳王が仕掛けてローキックを連発するが、小島もエルボーでやり返す

▼小島「なんだ、てめぇコノヤロー。大人しくしてればいい気になりやがって」

▼拳王「おい、その意気だよ!」

▼小島「なめんじゃねえよ、コノヤロー! (パイプイスを入れる台車を挟んで押し合うと)危ねえだろ、てめぇ。器物壊すんじゃねえよ、てめぇ」

▼拳王「うるせえんだよ、オメー」

▼小島「弁償するんだろ? こっちがお前」

▼拳王「してやるよ」

▼小島「お前が弁償するのか、コノヤロー!」

▼拳王「お前は金に汚えからな、おい」

▼小島「うるせえ! お前、倹約家なめんなよ、コノヤロー」

▼拳王「うるせえんだよ、お前。とっと帰れよ。新日本プロレスに帰れ!」

※拳王が先に去っていくと

▼小島「このベルトがあるから今、プロレスリング・ノアに上がれていること。そんなことはわかってるよ。このベルトが一番の俺がプロレスリング・ノアに上がっている価値だろ? これがなくなっちまったら、今の俺はノアに上がっている価値がないかもしれない。だから、必死になって、命懸けでこのベルト守ってやるよ。拳王、お前はなんだ? みちのくプロレスで生まれて育ったのか? 違うだろ。みちのくプロレスに行ったりとか、いろんなことあっただろ? プロレス人生送ってれば、みんないろんなこと経験してんだよ! プロレスリング・ノアだけで生きてるんじゃないだろ? だったら、プロレス界のことをもっと大事にしろよ。なあ?」