『2022 SUMMER ACTION SERIES』東京・後楽園ホール(2022年7月14日)
三冠ヘビー級選手権試合 ○諏訪魔vsジェイク・リー×

諏訪魔がジェイクを粉砕し、三冠王座を強奪。ブードゥー・マーダーズとしての初戴冠を果たした新王者は王道トーナメント出場拒否を宣言した。

 6・19大田区大会でジェイクが三冠王者に返り咲いた試合後、諏訪魔が挑戦状を叩きつけ、この日のタイトルマッチが決まった。VM時以外の記憶がない諏訪魔は“初戴冠"を予告。さらに「ジェイクを地獄に落とす」と引導を渡す構えを見せていた。

 そのために諏訪魔は手段を選ばなかった。イス攻撃の構えを見せてレフェリーの注意を引きつけ、セコンドの稔&歳三の介入を呼び込み、イスやテーブルでジェイクをめった打ち。暴走ファイト全開でジェイクを圧倒した。

 その後、DDTを連発され、首にダメージを蓄積した諏訪魔だったが、ジェイクの追撃を歳三が妨害すると、ジャーマン、ダブルチョップ乱打、ラリアットの大暴れ。大の字となったジェイクを見下した。

 ジェイクも王者の意地。イス攻撃をレッグラリアットで食い止め、諏訪魔がラリアットを連発しても倒れず。ジャイアントキリング、バックドロップの猛攻に出ると、D4Cで仕上げにかかった。

 だが、ここで歳三がレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせず。ジェイクがムーンサルトを狙っても稔がポリタンク攻撃で妨害。諏訪魔がジャンピングパワーボムでコーナー上から叩き落とすと、ジャーマン、ローリングラリアットでたたみかけた。ジェイクもハイキックで応戦するものの、諏訪魔はドロップキックを発射。そしてバックドロップを連発して3カウントを奪った。

 諏訪魔が予告通りジェイクを粉砕し、三冠ベルトを強奪。最多戴冠記録を8に更新し、“VM諏訪魔"としては初戴冠となった。試合後も荒ぶる諏訪魔は大の字のジェイクを踏みつけながらベルトを掲げて勝ち誇り、「てめぇはいつも言ってたよな。勝ったヤツが正義だって。じゃあ、俺が正義だろ。全日本プロレスはブードゥー・マーダーズが正義なんだ」とジェイクの発言を逆手にとって宣言。「ジェイク、お前負けたんだ。地獄へ落ちろ」と通告すると、「この俺が最強だ、オイッ!」と吠えた。

 この日、稔&歳三がアジアタッグ王座を奪取。これで歳三のGAORA王座も含め、VMが3つのベルトを手中に収めたことになる。試合後のリング上で「オジキ、勝ったぞ、オイッ!」と総帥・TARUに報告した諏訪魔は「俺らの地力で獲ったってことで、ブードゥー・マーダーズはまだまだ健在だな」とVMによるさらなる好感触を得た。

 この日、王道トーナメントの出場メンバーが発表となり、昨年覇者・諏訪魔もエントリー。これで王者として出場することになったかに思われたが、「俺はもう出る必要ねえな。それはそうだろ? 俺はチャンピオンなんだよ。出なくてもいいんじゃないか」と当然の権利と言わんばかりに出場拒否を意思表示した。

 これで三冠王者として9・18日本武道館大会に立つことが決定的に。50周年記念ビッグマッチを目前にして、全日マットに悪の政権が誕生した。

【諏訪魔の話】「見た通りだよ、お前。俺が全日本プロレスの正義ってヤツだな。もう俺が好き勝手言っていいんだろ? ブードゥーの強さ、まだまだいけるってことだ。あんなの、オジキが来たほうがよかったんじゃねえか? まあ、いいよ。オジキに見せる機会なんかこれからいくらでもあるんだ。俺らの地力で獲ったってことで、ブードゥー・マーダーズはまだまだ健在だな。それと、ちょっと話変えちゃうけど、最近新日本プロレスから永田裕志だとか、タイガーマスクだとか、あんなのはびこらせるんじゃねえぞ。俺だったら、即刻ファイヤーだよ。それはそうだろ? それをあんなにのさばりやがって。タイガーマスクは正直言って調子乗ってんな。ただ佐藤光留だ、田村男児だ、こんなザコ相手に勝ったところで、大したことねえだろ? そんだったら、タイガーマスクは俺が…俺が行くと思ったんだろ? いかねえよ、楽勝だよ。タイガーマスクは俺の知っている諏訪魔の魔と闇でわかるだろ? 刺客を送り込んでやるからな、お前。田村男児、佐藤光留なんて、だから俺はクビにしてんだよ。わかってんのか、お前? それもよくわかんねえか。ただ、ジェイク・リーがこれで口を塞げたんでな。次は誰だ? 王道トーナメントか、次は。俺はもう出る必要ねえな。それはそうだろ? 俺はチャンピオンなんだよ。出なくてもいいんじゃないかな? それぐらい言わせろ、コノヤロー。以上だ。(稔や歳三に祝福されると)まだまだいけるよ、お前」