『G1 CLIMAX 32』東京・大田区総合体育館(2022年7月23日)
Dブロック公式戦 ○鷹木信悟vsYOSHI-HASHI×

 鷹木がグラウンドコブラで丸め込んで執念のYOSHI-HASHI撃破。同学年&浜口ジム出身対決を制し、今G1初白星を上げた。

 30代最後の夏に初のG1制覇を狙う鷹木だが、初戦はジュース・ロビンソンに敗戦。出鼻をくじかれてしまったが、2戦目では1982年生まれ、アニマル浜口ジム出身…と共通点の多いYOSHI-HASHIとの初対決に臨んだ。

 序盤からYOSHI-HASHIのスライディングキックを食らってしまった鷹木だったが、ロープを挟んだ状態でショルダーアームブリーカーを決めると、右腕攻めで主導権を握る。防戦一方となったYOSHI-HASHIだったが、低空ドロップキックで一矢報いると、逆水平を効果的に放ちつつ、ヘッドハンターやネックブリーカードロップなど得意技でリズムを掴んだ。

 鷹木もパワフルな動きで逆襲に出ると、試合は大接戦に。鷹木がバックドロップで投げれば、すぐさま立ち上がったYOSHI-HASHIはラリアット合戦で押し切り、ドラゴンスープレックスにつなげる。が、鷹木もスライディングラリアットを即座に返して両者大の字となった。

 先に動いた鷹木はコーナー最上段から雪崩式ブレーンバスターを敢行。抵抗するYOSHI-HASHIを強引にMADE IN JAPANで叩きつける。沈まないYOSHI-HASHIは続くラスト・オブ・ザ・ドラゴンを切り返し、バッククラッカーで反攻。鷹木はワンツーエルボー、ナックルパンチ、スライディングエルボー、パンピングボンバーと怒とうの猛攻で巻き返すが、YOSHI-HASHIはまたまたラスト・オブ・ザ・ドラゴンをDDTで切り返した。

 2人は手首を互いに取った状態で、逆水平とナックルパンチを打ち合い、頭突きが交錯する。崩れ落ちたYOSHI-HASHIだったが、鷹木のパンピングボンバーを絡め取り、カルマでマットに突き刺した。決定的場面だったが、ダメージを引きずりすぐさまフォールできず、チャンスを逃す。

 それでもYOSHI-HASHIは気持ちのこもった逆水平やトラースキックで攻め立て、カナディアンデストロイヤーやKUMAGOROSHIがさく裂するが、鷹木は必死のキックアウト。YOSHI-HASHIはラリアットから今日2度目のカルマを仕掛けるが、鷹木はグラウンドコブラで泥臭く丸め込んで逆転の3カウントを奪った。

 YOSHI-HASHIは終盤の猛攻で場内を沸騰させたものの、最後は鷹木の執念が上回り、今G1初勝利を獲得。一方、YOSHI-HASHIは黒星スタートとなった。

 バックステージで倒れ込んだ鷹木は「やっと1勝したっていうのにこのザマだよ。ハハハハ、YOSHI-HASHIーッ! あいつ強えな」とこぼすと、「間違いなくあいつも成長してるな。進化してるよ。頼もしい同い年だ。だが、ホント悔しいんだけどよ、なんか試合には勝ったが勝負には負けたって感じだな」と素直にYOSHI-HASHIを称えた。

 それでもこの1勝の意味は大きい。鷹木は「こんなところで立ち止まってるわけにはいかねえんだよ。分かってんだろ? 1勝の重さなんか分かってんだよ。一戦一戦、一戦一戦、全力で行くからな。全身全霊の鷹木信悟を見せる!」と力強く断言。「決勝まで上がってこい」と挑発してきたIWGP世界ヘビー級王者のジェイ・ホワイトにライバル心を燃やすと、「そう遠くない将来、ジェイ! 必ずお前の前にたどり着いてやるからな。その前にまずこのブロック、残り1敗もせず勝ち残ってやる。今日からスタートだ!」と誓った。

 鷹木の第3戦は7・30名古屋大会のデビッド・フィンレー戦。連勝を飾り、悲願の優勝に向けて白星を先行させたいところだ。