『KOBEプロレスフェスティバル』兵庫・神戸ワールド記念ホール(2022年7月31日)
オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 ○吉岡勇紀vs箕浦康太×

 吉岡がドリームゲート王座初戴冠から一夜明け、箕浦を返り討ちにして初防衛。頂点の座を守り抜いた。

 この夏、ドリームゲート戦線は混沌を極めてきた。KING OF GATE覇者・吉岡が挑戦表明したものの、王者・KAIはKOG1回戦で39秒殺された近藤を指名。7・8後楽園大会で行われた両者のタイトルマッチに箕浦が乱入してぶち壊し。7・24神戸大会での吉岡、近藤との3WAY戦を制し、神戸ワールド2日目での挑戦を決めた。そして初日、吉岡がKAIを破ってドリームゲート初戴冠。一夜明けたこの日、箕浦との初防衛戦に出陣した。

 両者は6・2後楽園大会のKOG決勝戦以来の再戦。連戦の疲れを感じさせない吉岡はエルボー合戦で渡り合ったが、場外戦に持ち込んだ箕浦が場外フェースバスターを敢行。動きが止まった吉岡は変型ネックロック、クラッチ式フィッシャーマン、低空ドロップキックなど首攻めの前に苦もんの連続。「ボロボロか? チャンピオン」と挑発されてデスバレーボムやドロップキックで反撃しても、クロスフェースに捕まった。

 耐えた吉岡は目まぐるしい読み合いを起死回生のフライングラリアットで制したが、フロッグスプラッシュは時期尚早。両ヒザで迎撃されてグラウンドフェースロックで絞め上げられてしまう。それでもジャーマンで投げたが、箕浦もすぐさまジャーマンでやり返し、ビクトリーロイヤルで攻め込む。吉岡も王者の意地。パワーボムで叩きつけた。

 ともにしばし倒れ込み、消耗が激しい中、エルボー合戦で意地を張り合う。これを箕浦が競り勝っても、吉岡はヘッドバットで徹底抗戦。雄たけびもろともコードブレイカー、フェースバスター、Infernoで一気に巻き返した。

 ダークネスバスターを阻止した箕浦はロコモーション式高速ジャーマンで逆襲。ファルコンアロー、ガングと大技を重ねる。吉岡が何とか2カウントで返しても攻撃の手を緩めない箕浦は2発目のガングが不発に終わっても、こん身のエルボーを振り抜いたが、ガングはやはり決められず。吉岡がシュバインで切り返した。

 勝機とみた吉岡はスワンダイブ式ラリアットを発射。ダークネスバスターで突き刺してニアフォールに追い込むと、フロッグスプラッシュを狙ってコーナーを目指す。すると箕浦は足にしがみついて執念で阻止。力なくエルボーを連発するものの、吉岡がエルボーをぶち込んで返り討ち。2発目のダークネスバスターで追い討ちをかけると、フロッグスプラッシュを発射して3カウントを奪った。

 吉岡が死力を尽くした熱戦の末に箕浦を下し、ドリームゲート王座初防衛を果たした。過酷な2連戦を突破し、「俺が真のドリームゲートチャンピオンになったぞ!」と絶叫。「おい、箕浦。もう終わりか? 終わりじゃねぇよな? 今日勝ったのは俺だ。お前とこれから何回もやると思うよ。いつでもかかってこいよ。俺は絶対に負けねぇからな」とこれからも続くであろう箕浦との戦いを見据えて通告した。

 「俺は約2年前にここにいるダイヤ、お前を倒すためにメキシコに行ってダイヤ・インフェルノとなって帰ってきた。その時はお前を倒すために必死だったよ。でもな、マスクを剥いで一緒に戦ってくれて、凄く頼もしいパートナーだよ。ありがとう」。そう盟友・ダイヤに感謝した吉岡は「昨日、今日と勝った俺は正真正銘のドリームゲートチャンピオンだ。文句があるヤツはいつでも言ってきていいぞ。俺は誰の挑戦も受けてやるからな」と豪語し、自身が主役となった神戸ワールド2連戦を締めた。