8・11名古屋大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を争う王者・タイガーマスク、挑戦者・大森北斗が2日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントトーキョーで会見。「馬マスク」に変身して挑発する北斗に「全日本プロレス大丈夫?」とあきれ顔のタイガーだったが、返り討ちを宣言し、その後に控えるメキシコ遠征にベルト持参で臨む構えをみせた。

 7・18大阪大会でタイガーがイザナギを退け、世界ジュニア2度目の防衛に成功。試合後、北斗が奪還の名乗りを上げ、8・11名古屋大会でのタイトルマッチが決まった。

 この日、両者が出席しての会見が行われたが、北斗はオモチャの馬のマスクを被り、馬のぬいぐるみ持参で登場。「やっぱり小さいな。虎じゃなくて猫かと思ったぜ。そんな体で俺のパワーに耐えられるわけがない。俺が捕まえてグシャグシャにしてやるよ。だいたい今時、虎って世間は今、馬一色だぞ」などと挑発した。さらに初代から受け継いだテーマ曲を使用する王者を罵倒したうえで、8・7後楽園大会から鈴木修氏制作の新テーマ曲を使用することを告白。「さぁ、タイガーマスクよ。プロレス以外のどこでも俺の準備は完璧だ。11日の名古屋国際でお前のこと食ってやるからな」と通告した。

 タイガーはこの日、猛暑の中、いつものようにスーツを着込んで出席した。それがタイトルマッチへ向けた会見における当然の作法と考えているからだ。それを欠いた北斗にあきれ顔のタイガーは「このタイトルマッチの会見でホントにこういうふざけたことをする。全日本プロレス大丈夫ですか? 馬場さんが作ってきた全日本プロレスがこんな感じになって大丈夫なの?」と疑問符を連発。「だからプロレスはナメられるんじゃないかなと僕は思いますね」と苦言を呈した。

 「それは全日本プロレスの問題ですから、僕には一切関係ないというかね。しっかりと11日はこのベルトを防衛させてもらいます。それしかない」と気持ちを切り換えたタイガー。「挑発してるのかもわからないけど、挑発にもならない」と全く動じず、「何だかんだ言っても試合ではしっかりしたもの見せてくると思いますしね。そこは楽しみにやらせてもらいます」と期待を込めた。そして北斗を突破した先にはメキシコ遠征を控え、「このベルトを持って行くか持って行かないかは僕次第」と世界ジュニア王者としての渡墨を見据えていた。


【会見の模様】
▼北斗「(馬のマスクを被って登場し、用意した文書を司会の奥田リングアナに代読させる)どうも皆さん、初めまして。4代目馬マスクです。ヒヒン、ヒヒン。挑戦者の大森北斗はトレーニングで忙しいので、代わりに僕が来ました。馬ピョイ、馬ピョイ。おい、タイガーマスク。改めてみたけど、やっぱり小さいな。虎じゃなくて猫かと思ったぜ。そんな体で俺のパワーに耐えられるわけがない。俺が捕まえてグシャグシャにしてやるよ。だいたい今時、虎って、世間は今、馬一色だぞ。今時、虎なんて松島トモ子だって興味ねぇよ。だいたいお前の入場曲、何年前の曲だよ。いくらなんでも古すぎだろ。入場曲と言えば、俺の入場曲が次の後楽園大会から新しくなります。せっかく新チャンピオンになるんだからと鈴木修の家に乗り込んで作らせました。一切の妥協を許さなかったので、完成した時には修もこん身の出来とのこと。さぁ、タイガーマスクよ。プロレス以外のどこでも俺の準備は完璧だ。11日の名古屋国際でお前のこと食ってやるからな。まぁ俺、草食なんですけどね。ヒヒン、ヒヒーン」

▼タイガー「4代目タイガーマスクです。ガオー、ガオー。あの…このタイトルマッチの会見でホントにこういうふざけたことをする。全日本プロレス大丈夫ですか? 馬場さんが作ってきた全日本プロレスがこんな感じになって大丈夫なの? ホテルの係員の方もかなり引いてましたけどね。言ってることもちっともわからないし、やるならちゃんとやった方がいいんじゃないですか。東京も関東もこんな暑いときにこういうしっかりとしたジャケットを着てきて、暑い中わざわざ来てるんですけどね。僕はこんな会見やらなくてもいいですよ。それなのに、こういうふざけたことをするっていうのは…だからプロレスはナメられるんじゃないかなと僕は思いますね。それは全日本プロレスの問題ですから、僕には一切関係ないというかね。しっかりと11日はこのベルトを防衛させてもらいます。それしかないですもん。体が小さいとか、小さくてもチャンピオンなんだから。どう説明するの? 説明してほしいわ。体が小さいのに何でチャンピオンなの? 教えて。(北斗が奥田リングアナに代読を頼もうとすると)そんなことはどうでもいいんですよ。めんどくさいからいいですけど、とにかく7日の後楽園前哨戦。チャレンジャーの大森北斗選手、しっかり体感して11日の名古屋もしっかり防衛して。僕、そのあとメキシコに行くんですね。このベルトを持って行くか持って行かないかは僕次第ですからね。勝つという前提で話させてもらってますけど」

――北斗選手とは対戦したことがないが、この会見もひっくるめてどんな印象をいだいている?

▼タイガー「この会見もひっくるめてって、そんなのひっくるめていいの?」

――こういう形で会見に出てきて怒りの感情があるかと

▼タイガー「彼がヒールなのかベビーフェースなのか僕はわからないですね。ただ、ヒールで来るんだったらヒールでしっかり来てほしかったなと思うしね。こういう訳のわからない、ドン・キホーテで買ってきたような、ようわからんの着て、挑発してるのかもわからないけど、挑発にもならないしね。でも何だかんだ言っても試合ではしっかりしたもの見せてくると思いますしね。そこは楽しみにやらせてもらいます」

――世界ジュニアを巻いてから2ヵ月ほど経つが、ベルトへの思いに変化はある?

▼タイガー「全日本プロレスさんのベルトとはいえ、2回防衛して世界ジュニアのチャンピオンという意識というのはだんだん強くはなってますけどね。それは全日本プロレスさんが悔しい思いをしてるでしょうから、そのへんはぜひいい試合というかね、取り返すっていうものを持ってきて試合に挑んでほしいなと思いますね」

――どのような思いで当日戦おうと思っている?

▼北斗「頑張る、ヒヒーン」

▼タイガー「ちゃんとした会見じゃなければ僕こういうの大好きですけどね。面白い。でも会見だからね。(写真撮影の際)結構あれですよ。ハーハー、ハーハー言ってますよ」