『DEPARTURE 2022』東京・後楽園ホール(2022年8月5日)
○エル・イホ・デル・サント&清宮海斗&ウルティモ・ドラゴン&アレハンドロvs拳王&タダスケ&Hi69&大原はじめ×

 “聖者2世"サントがノア初参戦で貫禄勝ち。GHCヘビー級王者・拳王とにらみ合うと、「シングルでも何でもやってやる」と吠えた。

 メキシコ・ルチャリブレ界の超大物であるサントは、DRAGONGATEの7・30&7・31神戸ワールド記念ホール2連戦に合わせて3年ぶりに来日。ウルティモの導きにより、ノア初参戦が実現した。

 ウルティモ&清宮&アレハンドロと組んで、金剛の拳王&タダスケ&大原&Hi69と対戦。試合に向けてウルティモは「拳王にはサントに指一本触れさせない」と予告していたが、拳王は試合前から「来いよ」と手招きして聖者2世を挑発。サントもエキサイトしたが、清宮やアレハンドロが割って入って事なきを得た。

 その後も拳王の執ような挑発が続くと、痺れを切らしたサントはリングイン。すると、金剛は総出で襲いかかり、連続エルボードロップからストンピングでメッタ打ちにする。拳王はあえて下がると、Hi69が追撃を狙ったが、サントはニーリフトで払いのけてピンチを脱した。

 ウルティモが愛弟子・大原を攻めて試合を立て直すと、好機にサントが再登場。大原をヒップトスで投げて、華麗なコルバタを披露して場内を沸かす。金剛軍が介入しても清宮&アレハンドロが同時トペコンヒーロで場外に分断。ウルティモが孤立した大原を追い詰め、カニバサミで転がして、「サント決めろ!」と叫ぶと、その声に応えたサントが必殺のカバージョ(キャメルクラッチ)でギブアップを奪った。

 サントが大原に貫禄勝ち。その存在感を聖地で見せつけた。試合での絡みはわずかで、納得がいかない拳王はGHCヘビー級のベルトを掲げて挑発すると、サントもWBC王座を掲げて呼応。2人はリング内外に分かれてにらみ合った。

 ノア初参戦を終えたサントは「海斗、アレハンドロはプロレス界にとっては新しい血。今日一緒に戦えて、素晴らしい選手で、本当に心からリスペクトします。ウルティモは偉大な先生です」とパートナーたちを称えたものの、拳王の話題になると怒りをあらわにし、「金髪のあいつは何なんだ? 彼は誰に挑戦しているのかわかってないだろ。シングルでも何でもやってやる」とぶち上げた。

 一方、拳王も「なんだ、あのベルト。WBC? ボクシングしか聞いたことねーよ。テメー、ボクシングでもやってたのか? いつでもいいぞ。かかってこいよ」と感情むき出しで通告。サントが来日する機会はそうそうないだけに、すぐさま一騎打ちが実現する可能性は低いが、とにもかくにもサントと拳王の間に遺恨が勃発する形となった。


【試合後のサント&ウルティモ&清宮&アレハンドロ】
▼アレハンドロ「ありがとうございました。凄く夢のような時間が過ぎ去っていくようで、凄く寂しい気持ちもあるんですけど、凄く収穫のあった貴重な一日でした。またぜひとも日本に帰ってきていただきたいです。ありがとうございました」

▼清宮「本当にリング上で戦っているんですけど、ファンのような気持ちにもなって。サントさんを見ていると、自分も何でもできるんじゃないかなって、そういう気持ちになって、試合をさせていただくことができて。プロレスの歴史というか、そういうものを感じさせていただきました。ありがとうございます」

▼サント「まずノアさんに感謝したいです。海斗、アレハンドロはプロレス界にとっては新しい血。今日一緒に戦えて、素晴らしい選手で、本当に心からリスペクトします。ウルティモは偉大な先生です。金髪のあいつは何なんだ? 彼は誰に挑戦しているのかわかってないだろ。シングルでも何でもやってやる」

▼ウルティモ「僕は出番ないんで。彼のホストで今回は来ましたから。自分もそうですけど、これからDRAGONGATEで2試合あるんですけど、今のプロレスのほうが進化をしているんですけど、彼とリング上で時間を共有してもらって。彼の出で立ちとか、全てのものを感じ取ってもらえれば。僕らはこれから先やることはそれぐらいしかできないので。本当に2人にとっても素晴らしい経験になったと思うし、これからもどこか心の隅に置いて試合をしてほしいですね」

【拳王の話】「サント、全然元気なかったじゃねえか? なんだ、あのベルト。WBC? ボクシングしか聞いたことねーよ。テメー、ボクシングでもやってたのか? いつでもいいぞ。かかってこいよ」