9・18日本武道館大会へ向けた会見が7日、東京・新宿のBLACK BOXで行われ、世界ジュニアヘビー級選手権試合を争う王者・タイガーマスク、挑戦者・青柳亮生が出席。タイガーから「このベルトを取り返さなきゃいけない!っていう意気込みをもっともっと見せなきゃいけないと思うし、それが見えない限りは獲れない」と指摘された亮生は「ベルトを取り返す!っていうのは最低条件。ここで結果を出して青柳亮生が全日本ジュニアだと証明したい」と“最後の砦"として誓った。

 タイガーは6・19大田区大会での初戴冠以来、田村男児、イザナギ、大森北斗をことごとく撃破。武道館の大舞台で4度目の防衛戦を迎える。挑戦者は亮生。8・11名古屋大会で北斗を破った試合後、名乗りを上げてきた。

 亮生とはこれが初遭遇。「正直、彼の試合はまだ見たことないんですよね。ただ普段の練習とかはみせてもらっていて、かなり寡黙で何かを秘めてる部分もあるとは思う」との印象を抱いている。またも未知の挑戦者を迎え撃つが、幸いにも9・10美馬、9・11米子の2大会で前哨戦が組まれており、「そこでしっかりと彼の試合というものを体感したい」と感触をつかんで武道館を迎えるつもりだ。

 そしてタイガーは専門誌における亮生のインタビューを読んで疑問を感じた。亮生は「飛ばない虎なら代わりに飛ぶ」などと発言していたが、タイガーがこの一戦で亮生に求めるのはジュニアの至宝奪還にかける強い思い。「このベルトを現在、持ってるのは新日本のタイガーマスクなんですよ。これを取り返さなきゃいけないワケでしょ? 今度の50周年で。それが一つも見えない」と言い放つと、「飛ぶとか飛ばないとか、そんなこともどうでもいいんですよ! このベルトを取り返さなきゃいけない!っていう意気込みをもっともっと見せなきゃいけないと思うし、それが見えない限りは獲れないと思いますよ」と断言した。

 対する亮生は「全日本ジュニア最後の砦」の自負とともに世界ジュニア初戴冠と奪還に挑む。同王座挑戦は昨年9・7後楽園大会で第57代王者・SUGIに敗れて以来1年ぶり3度目で満を持してのタイトルマッチ。「対戦相手には新日本プロレスのタイガーマスク選手。会場は日本武道館でBS日テレで放送。こんなに良い条件でチャレンジできてありがたいです。ここで結果を出して青柳亮生が全日本ジュニアだと証明したい」と誓ってみせた。

 タイガーの発言にも「ベルトを取り返す!っていうのは、最低条件だと僕は思ってるんですね。そのうえで僕はこのカードを盛り上げたい、という思いで発言している。なので視点が間違ってると言われても、僕は合ってると思ってます」と反論。「ベルトっていうのは、ひじょうに分かりやすいもの。全日本ジュニアのベルトを俺が手にすれば、全日本ジュニアを引っ張っていける。その象徴になれるものなので、残りの50周年イヤーを僕が手にして引っ張っていきたい」と世界ジュニア奪還の大仕事をやってのけ、全日ジュニアの牽引車となる自分の姿を描いてみせた。


【会見の模様】

▼亮生「全日本プロレスジュニア最後の砦・青柳亮生と申します。今回、僕自身は3度目のチャレンジということで、挑戦すること自体に関しては緊張していないというか、良い緊張感で臨めそうです。そして対戦相手には新日本プロレスのタイガーマスク選手。会場は日本武道館でBS日テレで放送。こんなに良い条件でチャレンジできてありがたいです。ここで結果を出して青柳亮生が全日本ジュニアだと証明したいと思います」

▼タイガー「新日本プロレスのタイガーマスクです。2週間ぐらい前までメキシコに行ってまして、帰ってきて、たまたまインスタグラムで青柳選手が週刊プロレスでインタビューを受けている模様が上がってきて、読ませてもらったんですけど。まずは訂正から。僕は『ハイフライヤーの選手が嫌い』と言ったわけではなくて『苦手』だと。僕自身がそういうことが得意じゃないので、苦手だと言ったんですけど、彼は『飛ばない虎なら代わりに飛ぶ』と。ちょっと目線が違うんじゃないかな?と。あとは全盛期がどうこう言ってましたけど、とっくの昔に全盛期なんか過ぎてると。逆に言えば彼が生まれた頃からやってるワケですから、今さら全盛期もクソもない。何の話をしてんのかな?って。もっともっと全日本のベルトを獲り返すんだ!っていう強い気持ちが見たかった。それがまったく見えないですよね。全盛期を過ぎてようが、なんだろうが、このベルトは現在、持ってるのは新日本のタイガーマスクなんですよ。これを取り返さなきゃいけないワケでしょ? 今度の50周年で。それが一つも見えないですよね。元気がないというか。飛ぶとか飛ばないとか、そんなこともどうでもいいんですよ! このベルトを取り返さなきゃいけない!っていう意気込みをもっともっと見せなきゃいけないと思うし、それが見えない限りは獲れないと思いますよ」

――タイガーの言葉を受けて?

▼亮生「ベルトを取り返す!っていうのは、最低条件だと僕は思ってるんですね。そのうえで僕はこのカードを盛り上げたい、という思いで発言している。なので視点が間違ってると言われても、僕は合ってると思ってますけど」

――改めて世界ジュニアのベルトへの思いは?

▼亮生「ベルトっていうのは、ひじょうに分かりやすいもの。全日本ジュニアのベルトを俺が手にすれば、全日本ジュニアを引っ張っていける。その象徴になれるものなので、残りの50周年イヤーを僕が手にして引っ張っていきたいと思います」

――亮生は自身を“最後の砦"と言っているが?

▼タイガー「僕も全日本プロレスに何度か出させていただいてますけど、正直、彼の試合はまだ見たことないんですよね。ただ普段の練習とかはみせてもらっていて、かなり寡黙で何かを秘めてる部分もあるとは思うんですけど、やはりそこも試合をしてみないと分からない。彼との前哨戦があるんで、そこでしっかりと彼の試合というものを体感したいと思ってます。“最後の砦"といっても、もう50周年で舞台は整ってるワケじゃないですか。BS日テレさんがついて、日本武道館。そこでこのベルトを最後に巻いてるのはどっちなんだ?っていうね。全日本50周年を新日本プロレスの僕が引っ張っていっちゃうのか? 青柳選手が取り返して引っ張っていくのか? そういう部分では、彼の性格的に“秘めてるもの"は確かにあるんじゃないかな?っていう部分では、最後の砦って言い方は合ってるんじゃないかなとは思います」