『STORM GATE 2022』東京・後楽園ホール(2022年9月8日)
○飯橋偉進&維新力vs望月ジュニア&望月マサアキ×

 偉進が「望月家vs飯橋家」の親子タッグ対決で殊勲のマサアキ超え。母親の元レスラー・穂積詩子さんの妹と言い張るドン・フジイ激似のフジ子が加勢し、9・19大田区大会で飯橋家がM3Kの保持するトライアングルゲート王座に挑戦することが決まった。

 8・10後楽園大会で望月マサアキ(成晃)の息子・ジュニアと、維新力の息子・偉進の二世レスラー対決が実現。キャリア2ヵ月ながらM3Kの一員としてトライアングルゲート王座を保持するジュニアが勝利した。試合後、セコンドについていたマサアキが偉進のみならず、その父親・維新力まで酷評すると、見かねた維新力が姿を現して猛抗議。ブチ切れた偉進が「やってやろうぜ。俺はこんな親バカより父さんのほうが強いと思っているよ」とアピールし、望月家vs飯橋家の親子タッグ対決が行われることになった。

 のっけからマサアキと維新力の父親対決に。マサアキは相撲対決を誘ったうえでフロントハイキックを浴びせて奇襲する。10月に引退を控える維新力も引かずに相撲タックルでやり返すと、父親たちの気合いが息子たちにも伝わり、試合はさらにヒートアップ。維新力も発奮し、ジュニアのミドルキックを真正面から受け止めると、豪快なダイビングショルダーを発射して場内を沸かした。

 偉進とジュニアと激しい逆水平合戦で火花。控えのマサアキが偉進を捕らえれば、維新力もジュニアに掴みかかり、親父同士で罵声を浴びせ合う。勢いのままにリングに飛び込んだ維新力は望月親子に突っ張りを猛連打。偉進がジュニアを卍固めに捕らえれば、同時に維新力がマサアキを変型羽根折り固めに捕獲して、親子共演を決めた。

 望月家も負けてはいない。同時ヒザ蹴り、同時ランニングミドルキックで活路を開くと、同時ツイスターの構えに。これは飯橋親子に防がれたものの、マサアキが偉進にミドルキックを乱射すると、親子合体のダブルツイスターがさく裂。維新力のカットが間に合うと、望月家は親父狙いにシフト。2対1の状況に持ち込み、前後からミドルキックで維新力をメッタ打ちにする。

 だが、倒れない維新力が両腕ラリアットで逆転。反対にマサアキ相手に飯橋家が2対1の状況を作る。マサアキは孤軍奮闘したものの、真・最強ハイキックが空転した瞬間、維新力が相撲仕込みの強烈な張り手を一撃。よろめくマサアキに対し、偉進は河津落としの構えから上手く丸め込んで、殊勲の3カウントをもぎ取った。

 偉進が大先輩のマサアキ超え。喜びを爆発させると、維新力も息子を肩車して祝福する。勝利した勢いそのままに偉進はマイクを持つと、「飯橋家と望月家、勝ったのは俺たち飯橋家だ! でもな、俺は今日の勝利で満足してない。お前らバカ親子が持つトライアングルゲートのベルトに挑戦させろ」と迫った。

 マサアキが「残念ながら、トライアングルゲートというのは3人いなきゃ挑戦できないんだよ。お前の兄ちゃん引退しちゃったしよ。なんならお母ちゃんのジュリアナ詩子に出てきてもらうか?」と言い返すと、観客席で見守っていた元女子レスラーの穂積詩子さんがリングイン。「こんばんは! DRAGONGATEファンの皆さん、偉進の母です。いつもお世話になってます。モッチーさん、お久しぶりです。最近、偉進をかなりかわいがられていてありがとうございます」とあいさつする。

 キャリア的には先輩にあたる詩子さんの登場にマサアキはさすがに恐縮。詩子さんに「来年辞めてまる30年経ちます。なので出たいんですけど、今回はやめておきます。モッチーさん、奥様がいらっしゃいますよね? ぜひ、奥様に出ていただいて。そしたら私も出ます」と言い返されると、動揺を隠せず平謝りした。

 秘策を持っていた詩子さんは「実は私の妹は現役プロレスラー。彼女に頑張ってもらうことにします。カモン!」と維新力&偉進のパートナーを呼び込む。金髪にボディコン姿で、ジュリ扇で顔を隠しながら現れた巨体のレスラーはフジイ……ではなく、激似のフジ子だった。

 フジ子は「高いところから失礼するわよ。みんな聞いて。お姉さんの代わりに私がトライアングルゲートに挑戦するわ。今すぐここで決めて」とアピール。「最高ですね」と爆笑した斎藤了GMは「今日の後楽園は飯橋家の圧勝ですよ。これは盛り上がること間違いなし」と9・19大田区大会でのトライアングルゲート戦開催を即決した。

 場内は笑いに包まれたが、偉進とジュニアはバチバチの戦闘モード。偉進が「おい、ジュニア。デビューしてな、早々にベルトを巻いて調子いいかもしれねえけどな、お前の快進撃も大田区までだからな。大田区で勝つのは俺たち飯橋家だ」と言い放てば、ジュニアは「おい、飯橋偉進。こんな50過ぎたオッサンに1回勝ったぐらいで調子乗ってんじゃねえぞ」と無意識のうちに父をディスりつつ言い返し、「大田区、もう一度お前から俺が勝ってやる。覚悟しとけよ」とライバル心を燃やした。

 フジ子の存在は未知数だが、正体と目されるフジイは8・10後楽園大会で神田ヤスシ、今大会では横須賀ススムと後楽園2大会連続でM3Kのメンバーから3カウントを奪っており、実績は十分。飯橋家とは相撲出身という共通項もある。二世対決が親子タッグ対決に飛び火し、トライアングルゲート戦にまで発展したが、望月家vs飯橋家の抗争は大田区大会でどんな決着を迎えるのだろうか。

【試合後の維新力&偉進、フジ子】
▼維新力「フジ子ちゃん。サプライズのフジ子ちゃん」

▼フジ子「力関、私疲れちゃった」

▼維新力「(笑) 今日は偉進が前回のリベンジを果たしましたけど、まだまだ偉進が物足りないと思うんで。今回、フジ子ちゃんと大田区でトライアングルゲート3人で頑張って偉進にベルトを巻かせられるように」

▼フジ子「力関、一つ聴いていい? 私これで出るの? 当日は」

▼維新力「それはもうちょっと考えて」

▼フジ子「いいわよ、私これで」

▼偉進「今日は望月家に勝って、父親であるマサアキに勝ったわけなんですけど、俺の標的はあくまで望月ジュニア。大田区で俺がしっかり3カウント獲って、トライアングルゲートのベルトを父親にプレゼント…」

▼維新力「やった!」

▼偉進「そしてウチの母親の妹さんのフジ子さんにもトライアングルゲートプレゼントしますので、大田区大会楽しみにしてください」