『DANGEROUS GATE 2022』東京・大田区総合体育館(2022年9月19日)
オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 ○望月マサアキ&望月ススム&望月ジュニアvs維新力&ドン・フジイ&飯橋偉進×

 望月家が飯橋家を返り討ちにして、トライアングルゲート王座V2。抗争決着となると、維新力の提案により、偉進はM3K預かりとなった。

 発端はジュニアと偉進の二世レスラー同士によるライバル争いだった。それが父親のマサアキ(成晃)、維新力に飛び火し、9・8後楽園大会では親子タッグ対決が実現。偉進が大先輩のマサアキから殊勲の勝利を上げると、M3Kが保持するトライアングルゲート王座挑戦を要求した。母・穂積詩子さんの自称妹・フジ子ことフジイがパートナーに名乗りを上げ、大田区決戦で望月家と飯橋家によるタイトルマッチが行われる運びとなった。

 のっけから息子同士、親同士が激情をぶつけ合うと、飯橋家はジュニアに照準。フジイはビンタをぶち込むと、維新力とのダブルショルダータックルを叩き込む。引退間近ながら、維新力はジュニアのミドルキックを正面から受け止め、豪快なダイビングショルダーを敢行した。しかし、M3Kも偉進に狙いを定めて報復。試合は接戦に。

 ライバル関係が激化しているジュニアと偉進がチョップ合戦を繰り広げると試合はさらに白熱。偉進が卍固め、維新力が変型羽根折り固め、フジイがWARスペシャルで同時に絞め上げるが、M3Kもミドルキックとジャンボの勝ち!を同時発射して引かない。

 維新力とフジイを排除すると、マサアキ&ジュニアは前後からミドルキックを偉進に連打。負けじと維新力が偉進とダブル小股すくいスープレックス、フジイとダブルのど輪落としを決めてジュニアを追い詰めると、偉進は父親の必殺技・アルカトラズ(チキンウィングフェースロック式キャメルクラッチ)で絞めに絞めた。

 マサアキのカットを受けると、偉進はさらに発奮し、エルボーと逆水平を交互に乱射。望月がグーパンチを放てば、偉進も果敢に打ち返すと、維新力はビンタで後押し。偉進がマサアキを上手く丸め込んであわやの場面を作った。

 しかし、マサアキにも先輩の意地がある。ソバット連発や一角蹴りで腹部に集中攻撃を浴びせると、ノド元にランニングミドルキックを一閃。偉進がカウント1で肩を上げると、一気にツイスターで仕留めにかかる。これもキックアウトした偉進は父親譲りのビンタを真っ向からぶち込んだものの、望月はスピンキックで棒立ちにさせると、真・最強ハイキックを一閃。偉進から3カウントを奪った。

 マサアキが偉進を沈め、後楽園で敗れた雪辱を果たすとともに、M3Kがツインゲート王座V2。大の字になった偉進を介抱した維新力はマイクを持つと、「今日、偉進は完敗しました。まだまだ稽古が足りないと思います。望月さん、偉進を預かっていただけますか?」と提案した。マサアキはここまでの非礼を謝罪し、「維新力さんがそう言うなら、喜んでお受けします」と提案を承諾する。

 試合のダメージからか、それともジュニアへのライバル心からか、維新力が「偉進、頭を下げなさい。頼みなさい」と叱りつけても、偉進は頭を下げなかったが、ここは保護者同士の話し合いで結論。望月が「とりあえずすぐにM3Kに入るのではなく、次の試合から僕らと組んで。もしこの2人にしっかりと絆が生まれて、わかり合ったら正式加入ということで、いかでしょうか」とM3K預かりとすることを提示し、M3Kのトレードマークであるサングラス、スカジャン、キックボードを準備するよう求めると、維新力も快諾した。

 維新力は10・2新宿FACE大会で引退を控えている。対戦カードも「維新力&SAKIvs望月ススム&野崎渚」に決定した。リングを去る直前に実現したタイトルマッチを終え、「去年の大田区大会は客席で息子たちのデビュー戦を見てハラハラドキドキしていましたが、まさか1年後に偉進と組んで、しかもタイトルマッチでお三方とやらせていただき、本当に涙が出るほど嬉しいです」と感慨深げ。引退試合で対戦するススムと握手を交わすと、「これからもDRAGONGATE、飯橋偉進、M3Kよろしくお願いします」と頭を下げた。

 マサアキは両家の抗争決着を宣言。偉進の母親である元レスラーの詩子さんをリングに招き入れ、望月家&飯橋家が1枚の記念写真に収まる。ジュニアと偉進の間にはライバル心がくすぶっており、今後の展開は波乱含みだが、なにはともあれ、両家の争いはハッピーエンドで幕を閉じた。