『THE GATE OF EVOLUTION 2022』東京・後楽園ホール(2022年11月9日)
○シュン・スカイウォーカー&B×Bハルク&ディアマンテvs箕浦康太&Ben-K&ミノリータ×vsKzy&BIGBOSS清水&JACKY"FUNKY"KAMEI×

 シュンがHIGH-ENDの存在を徹底的に糾弾したものの、窮地を迎えたYAMATOに同世代の吉田隆司と問題龍が加勢。「この2人の力借りてでも、俺たちには負けられない理由があるんだ」とYAMATOは逆襲を宣言した。

 シュンのKzy痛烈批判に端を発し、抗争に突入したNATURAL VIBESとZ-Brats。そこにBen-K加入で勢いを取り戻したGOLD CLASSが横やり。斎藤了GMの即断により、DRAGONGATE名物の6人タッグ3WAY戦で3軍が雌雄を決することに。一方、HIGH-ENDはKagetoraが欠場中のため、現在のメンバーはYAMATOとドラゴン・キッドの2人だけ。ユニット抗争が激化する中、蚊帳の外に置かれていた。

 序盤から3軍入り乱れての混戦となったが、徐々にラフファイトを多用したZ-Bratsが試合を掌握。KAMEIを執ようにいたぶった。負けられないNATURAL VIBESもKzy&KAMEIの同時トペコンヒーロなどで気を吐き、愚直に勝利を目指したが、KAMEIが再び孤立すると急ブレーキ。Z-Bratsの猛威は収まらず、ディアマンテのみちのくドライバーII、ハルクのファーストフラッシュから、シュンがその場飛びムーンサルトダブルニーを投下して、KAMEIを葬った。

 Z-Bratsは続いてミノリータを標的に。ミノリータも奮戦するが、Z-Bratsは箕浦に集中攻撃を見舞うと、ディアマンテがBen-Kにトペスイシーダを敢行。孤軍奮闘したミノリータのダイブ攻撃をシュンがドロップキックで撃墜すると、最後はSSWで完勝となる3カウントを奪った。

 Z-Bratsの勢いをまざまざと見せつけたシュンは「話にならん! どいつもこいつもしょうもないユニット。存在感もなければ、存在価値もない。Z-Brats以外、今のDRAGONGATEは本当にどうしようもないクズなユニットばっかりだ」と吐き捨てた。「このリングの未来を考えるとして、俺は恥ずかしくてしょうがないよ。このDRAGONGATEのリングは神聖なる強い者の戦いの場だ。それに相応しいのはZ-Bratsしかいないだろ」と大演説を展開するが、そんなアピールを切り裂くように「チキチキチキチキ…」と得意のラップ調でBen-Kが横やりを入れる。

 「この俺が生まれ変わったチキチキBen-Kじゃ。おい、シュン。心配いらねえから。今このリングで最も輝いているユニットはGOLD CLASSじゃ! イエーイ、チキチキチキチキ」とBen-Kは言い放つと、「まあ、シュン、HIGH-ENDだけは別だけどな。HIGH-ENDはすでにジ・エンド。おい、HIGH-ENDなんてとっくに解散したことに間違いねえよな!」と古巣に舌鋒を向ける。すると、ここでYAMATOとキッドが姿を現した。

 YAMATOは「おい、Ben-K。好き勝手言ってくれるな。だけどな、お前正解だよ。お前はGOLD CLASSに行って正解だったよ。俺は間違ってもそのノリにはついていけねえからな。箕浦、ミノリータお前ら凄いよ。Ben-Kありがとう。HIGH-END辞めてくれてありがとう」とラップキャラに変貌した元盟友を斬り捨てるが、Ben-Kは聞く耳を持たない。

 YAMATOの反応を無視しながら、「YAMATOさん、何をそんなに怒ってるんですか? なんだよ、悪いのは全部俺かよ。人の話聞けって。そんなにキレてばっかいると、顔中シワだらけになるぞ。イケメンの顔が台無しだな!」と一方的にアピール。反論するスキを与えず、「悪いのは全部Ben-Kだよ。YAMATOさん、どうもすいませんでした!」とまくし立て、「俺の選択は間違いなかったよ。GOLD CLASSに入ってから金色に輝き、その勢いは止まることを知らない。全国各地で夢と感動を与え、愛と勇気だけが友達だから!」とどこかで聞いたことのあるフレーズまで飛び出した。

 Ben-Kの暴走に呆れるばかりのシュンだったが、それでも「この多細胞生物とは思えない、頭の悪そうな、人間の脳味噌を持っているとは思えない、このクソゴリラでもな、確かにお前の言うことは間違いねえかもしれねえよ。HIGH-ENDはもはやユニットの体をしていない」と同じようにHIGH-ENDに矛先を向ける。シュンは「人員もいなければ、なんの魅力もない。若手すら寄りつかない。リーダーのYAMATO、老いぼれたこのレスラーには今、なんの人望もない。終わらせるって? もう終わってるも同然だよ」と根本から痛烈に批判した。

 うなだれるYAMATOの前に突然姿を現したのが、ユニット無所属の吉田と問題龍だ。吉田が「おい、YAMATO。そんな水くさいことを言うなよ。俺と問題龍がおるやないか! 俺たち同世代でHIGH-ENDに助太刀する!」と一方的に宣言すれば、問題龍も「おい、YAMATO。俺たち同期だろ? 同期の絆の力で、こいつらぶっ潰してやろうぜ」と続く。問題児2人の登場にYAMATOは頭を抱えるしかなかったが、吉田は構わず「これでHIGH-ENDは4人やな。まずはZ-Brats。お前らと4対4の試合、やったろうやんけ!」とZ-Bratsに対戦を要求した。

 シュンは「やるわけねえだろ。自分たちの立場、このリングでの立ち位置わかってんのか。ユニットの体を成してない2人と、お笑いレスラーのお前たちが組んだことで、この戦いに何の意味もないんだよ」と拒否するが、なぜか「面白い。実に面白い」と反応したのがここまで無言だったハルクだ。「なんだ、同期のアホの吉田と問題児の木股が来たぞ、YAMATO。よかったな。お前には助けに来てくれる同期がいてよかったな。俺には同期なんて1人もいねえよ」と吠えると、「お前ら4人お笑いユニットでも組めよ。俺たちが相手にしてやるよ。かかってこい」と独断で迎撃を表明。シュンが呆然とする中で、「カーカッカカ!」と高笑いを決めて去っていく。

 思わぬ展開となったが、YAMATOは「この2人の力借りてでも、俺たちには負けられない理由があるんだ。追い詰められたらな、しつこいからな、俺らも」と反撃宣言。「先月の後楽園でだいぶ大口を叩いてしまいましたが、大阪で生き恥をさらしてしまいました。申し訳ありませんでした」とドリームゲート王座奪取失敗を聖地のファンに詫びつつも、「だけど、もうちょっと生き恥をさらしていいですかね、僕。アメリカ遠征でちょっとリフレッシュしてきたんで、もうちょっと生き恥をさらそうと思います」と反転攻勢に向けて決意を吐露した。


【試合後のYAMATO、吉田、問題龍】
▼YAMATO「我々のピンチに駆けつけてくれて本当にありがとうございます」

▼吉田「YAMATOさん、同世代力を合わせて乗り越えていきましょうよ」

▼YAMATO「ホントにね、やっぱりね、割り勘が一番」

▼吉田「割り勘ですか?」

▼YAMATO「後腐れなしで」

▼問題龍「というかキッドさんは先輩ですから、僕ら逆に…」

▼吉田「ごっつぁんです!」

▼YAMATO「来月ですか? わかんないけど、まだ日にちは決まってないけど、Z-Bratsと二人の力を借りてHIGH-ENDまだまだ終わらせられない」

▼問題龍「やる時はやるよ」

▼吉田「行きますよ!」

▼YAMATO「お願いします!」