『D王 GRAND PRIX 2022 in Kyoto』が13日、京都・KBSホールで行われ、D王BブロックはKO-D無差別級王者・樋口和貞、火野裕士がともに3勝目を挙げ、首位タイで最終公式戦へ。Aブロックは佐々木大輔が遠藤哲哉と並ぶ首位タイに浮上し、3人が1点差で追走する状況となった。

 D王GPはいよいよ佳境。この日の京都と11・18後楽園の2大会で公式戦全日程を消化することになる。この日、KO-D王者・樋口はクリス・ブルックスと対戦。クリスが凶器の金具を使用するなどして右手に集中砲火し、雪崩式ダブルアーム・スープレックス、オクトパスストレッチの猛攻に出たが、樋口はぶちかましで吹っ飛ばして逆襲。ブレーンクローを張り手で阻止されても、強烈なヘッドバットをぶち込んで3カウントを奪った。

 樋口が勝ち点を7に伸ばし、首位を死守。「クリスの試合にかける気持ちが伝わった。だからこそ負けられなかった」と王者の意地でつかみ取った3勝目だった。公式戦は11・18後楽園大会の納谷戦を残すのみ。「次、D王は納谷。本当に一番成長してるし、強くなったと思います。ただ止められるものなら止めてみろ。いけるものなら超えてみろ」と自信満々に豪語した。一方、3敗目を喫したクリスは公式戦最終日を待たずして脱落が確定。「やっぱりヒグチはチャンピオン。今年のD王、優勝できない。次は後楽園でヒノ、絶対勝ちます」と無念さをにじませた。

 同じBブロックでは勝ち点5の火野がMAOと対決。宇宙人プランチャ、旋風脚、みちのくドライバーIIなどで攻め込まれながらもラリアットからのFuckin'BOMBでトドメを刺した。火野は「おもろい選手やな、あいつ。宇宙人プランチャ、TAKAみちのくより高かった。みちのくドライバーIIもTAKAみちのくより効いた。ええ選手や。これからが楽しみやな」とMAOを称えた。勝ち点4の納谷幸男はKANONと対戦し、イス攻撃、コブラツイストに苦しみながらもバックドロップで逆転勝ち。「KANON、蹴落とされなかったぞ。最後は樋口和貞。絶対倒してやるからな。それで俺が絶対優勝する。樋口、覚えておけ」とKO-D王者撃破による逆転突破を宣言した。

 この結果、Bブロックは勝ち点7で樋口と火野が首位に並び、納谷が1点差の勝ち点6で追う状況となった。11・18後楽園大会での最終公式戦で樋口は納谷、火野はクリスとの一戦が組まれており、両者ともに勝つか時間切れ引き分けになった場合は決勝進出決定戦にもつれ込む。納谷は樋口に勝利するのが絶対条件で、火野がクリスに敗れれば決勝進出が決まる。

 Aブロックでは佐々木大輔が吉村直巳と激突。イス攻撃などで徹底して足を攻め、レフェリーの視界をそらすと、セコンドのMJポーが介入。吉村が雪崩式ブレーンバスター、ラリアット、バックドロップの猛攻に出ても、最後は佐々木がペディグリーから佐々木式ウラカンラナで丸め込んで3カウントを奪った。

 「おいナオミキングダム(吉村)! てめぇが俺に勝てるわけねぇだろ。ペディグリー食らったとき泣いてたからな。ペディグリー食らったときのトラウマを一生忘れられねぇんだよ。つまりあいつは俺に一生勝てない」と通告した佐々木は「次は上野、あいつだけは絶対許さねぇ。また血まみれにして引きずり下ろして、俺がD王ちょっくら優勝してやる!」と予告。無念の脱落となった吉村は「結局何も変わってない。最後、後楽園で遠藤さん。佐々木大輔に負けたのが悔しいし、負けた自分にも腹立つ」と肩を落としながらも、「まだ1試合残ってるんで、最後絶対勝ちます」と必勝を期していた。

 開幕ダッシュに失敗した佐々木だが、2勝1敗1分で勝ち点5をマーク。遠藤と首位タイに並ぶ状況に巻き返した。上野勇希、ジョーイ・ジャネラ、RSP(リッキー・シェイン・ペイジ)の3人が勝ち点4で続き、Aブロックは大混戦で最終公式戦を迎える。11・18後楽園大会では「遠藤vs吉村」、「佐々木vs上野」、「ジャネラvsRSP」が組まれている。