闘龍門時代の先輩・近藤修司とGHCジュニアタッグ王座をつかんだ大原はじめ。あす(23日)の代々木大会では、前王者の小峠篤司&吉岡世起組相手のリターンマッチに臨む。負傷していた両足も順調に回復。小峠らは「今の正規軍にはどうしてもベルトが必要」と訴えてリマッチが決まったが、大原にも近藤とのタッグでベルトを巻き続けねばならない“理由"があった――。


【大原はじめインタビュー】

――小峠&吉岡組とのリマッチとなるが?

▼大原「試合後に小峠が『もう一回だ』って言ってきて、『あんまり賢い選択ではないけど、小峠らしいな』とは思いましたね。というのも小峠&吉岡って正規軍としてお客さんの支持を得ていかなきゃいけない立ち位置じゃないですか。やっぱり日本人の価値観って“泥水すすって這い上がってくる"というのを美徳とする部分があると思うんですね。だから、負けてすぐ“もう一丁"と言ってしまう正規軍って、果たして支持を得られるんだろうか?と。あえてイバラの道を選択したのかもしれないですけど、そういう後先考えない純粋さが小峠の魅力でもあるのかな…とも思いました」

――改めて近藤とのチームについて?

▼大原「これまで3人以上で組んだことはあったんですけど、いざ2人だけで組んでみると、恐ろしいまでに“ツンデレ"ですよね。口ではメチャクチャ言ってくるくせに、試合になるとメチャクチャ献身的にサポートいただいて…。こっちが捕まってるとメチャクチャ鼓舞してくれるし、愛情が半端ないなって。一方で厳しい叱咤というかキツい言葉もバンバンあるし、この前なんてベルト獲ったのに頭蹴られましたから(苦笑) 足を痛めてるのを相手にバラされたりとか…。この関係性って練習生の頃と何ら変わってなくて、あの時も地獄のプッシュアップを課されて『嫌なら辞めろよ。辞める? 別に良いよ。辞める? 辞める?』って言われてて。ホントに甘くて苦いマーマレードみたいな先輩です。バターブラザーズ(※近藤の経営するフィナンシェ店)かと思いきや、マーマレードブラザーですよ。苦いフィナンシェとか、辛いフィナンシェとか発売しないのかな…」

――負傷している足の状況というのは?

▼大原「正直、前回は“歩くのもやっと"みたいな状態でした。あれだけ足が悪い状態で試合をしたのは、これまでのキャリアでも初めて。でも“限られた環境のなかで何ができるか"って部分で、自分が凄く成長できたんですよ。知らずとスキルアップできた。だから鬼教官(近藤)は敏腕マネージャーでもあるのかな、と(笑) まぁ足を狙ってきたら狙ってきたで、彼ら(小峠&吉岡)は損するなって思ってました。会見でも言いましたけど、ホントにもう治ってるんで。足は万全です」

――小峠&吉岡組は『どうしてもあのベルトが必要』と言っているが、自身にも“ベルトが必要な理由"があると?

▼大原「もちろん、まずは金剛ジュニアとして初めてのベルト。12月にはN Innovationもある、そして日本武道館につなげていかないといけない。あとは奇跡的というか運命的というか、DRAGONGATEとの合同興行の前日に近藤さんとベルトを獲ったんですよね。その合同興行の評判が凄く良かった。雰囲気が明るかったというか、個人的な感覚では“多幸感"があったような。だからそれを点で終わらせずに、線にできそうな立ち位置の人間って、自分と近藤さんなんじゃないかと思う。小峠と吉岡よりも、DRAGONGATEとの繋がりが面白くできると思うし、GHCジュニアのカードとしても今までのノアに無いようなカードが組めるようになってくるのかな…と。だから多角的にみても、僕らが持っていたほうが良い理由っていうのは多いのかな、と思いますね」

――なるほど…

▼大原「あとはDRAGONGATEとの興行でZ-Bratsと組んで、彼らから『バミシリ』を教わった。DRAGONGATEの後輩というか“腹違いの弟"たちから教わるという…(笑) そういうところも含めて線にしていかないといけないんで」