『OPEN THE NEW YEAR GATE 2023』東京・後楽園ホール(2023年1月11日)
○Ben-K&箕浦康太&ミノリータvs吉岡勇紀&菊田円&ドラゴン・ダイヤ×

 タイトル戦前日の大事な一戦でドリームゲート王者・吉岡が躍動。好調ぶりを見せつけた。試合では惜しいところで勝機を逃し、パートナーのダイヤが沈んだものの、翌日のシュン・スカイウォーカー戦へ弾みをつけた。

 明日(12日)の後楽園大会でシュンの挑戦を迎え撃つ吉岡。決戦前日の大事な試合でダイヤ&菊田と組み、GOLD CLASSの箕浦&Ben-K&ミノリータと対戦した。

 序盤から盤石の試合運びを見せた吉岡率いるD'Courage。ミノリータに照準を合わせて、好連係を連発して戦いをリードしていく。吉岡は箕浦とタイトルマッチさながらの熱闘を展開。エルボー合戦で真っ向からせめぎ合うと、スープレックスでも投げ合い、シュン戦に向けて好調ぶりを披露した。

 その後は一進一退が続いたが、吉岡がドロップキックを皮切りに再びミノリータに猛攻。仲間の援護を受けると、ミノリータの丸め込み連発をしのぎ切り、得意のバトルフック(フライングラリアット)をぶち込む。そして、コーナーに上がって、必殺のフロッグスプラッシュを狙ったものの、急行した箕浦が場外に突き落として妨害。勝利寸前でチャンスを逃した。

 その後、一転してGOLD CLASSペースに。Ben-Kは脅威のパワーを発揮。空中殺法や丸め込みで抵抗するダイヤをスピアーで黙らせると、最後は鉞(ジャックハマー)で3カウントを奪った。

 白星で弾みをつけることはできなかった吉岡だが、年末年始を過ぎても好調をキープ。挑戦者のシュンもメインイベントを制したものの、Z-Bratsの仲間だったB×Bハルクがユニットを離れ、GOLD CLASS電撃加入。精神的には吉岡有利でタイトル戦を迎えられそうだ。