『ONLY WE×DDTスペシャル!〜火野裕士20周年記念興行〜』が14日、TKPガーデンシティ千葉で行われ、樋口和貞&中津良太&石田有輝のハリマオトリオが青木真也&上野勇希&スーパー・ササダンゴ・マシンを破ってKO-D6人タッグ王座を戴冠した。

 2・26後楽園大会で第50代王者となった青木&上野&ササダンゴは2度目の防衛戦。青木が石田をグラウンド地獄に引きずり込み、ササダンゴは体重を利しての押さえ込みを連発して消耗させた。5・21後楽園大会における「KING OF DDT 2023」準決勝で対決する樋口と上野は前哨戦。バチバチの激しい攻防を展開し、上野が樋口にフランケンシュタイナー、トップロープ超えトペ・コンヒーロを見舞った。

 その後も石田がササダンゴにラリアット、垂直落下式リーマンショックで攻め込まれたが、3カウント寸前に返した。樋口がササダンゴにラリアットを叩き込んで援護射撃し、石田に気合を入れると石田は奮起。ササダンゴにぶちかましを決め、左手でこん身の炎掌を叩き込んで3カウントを奪取した。

 ハリマオトリオがKO-D6人タッグ王座を奪取した。自らの勝利でベルト初戴冠を果たした石田は「6人タッグ、ハリマオで獲ったぞ! 俺は初めてベルトを獲りました。こんなにうれしいことはない」と喜びを爆発。「ハリマオで獲れたことがメチャメチャどすこいです。これからもどすこいしていきます」と誓った。

 バックステージでもハリマオトリオは破顔一笑。中津は「一番キャリアの浅いどすこいがどすこいして、どすこいしたぞ。このベルト俺も初めて」と石田を称えた。石田が「ハリマオの3人で獲れた。それが一番どすこいですね」と喜ぶと、樋口も「俺は4回目。この3人で獲れたのがうれしい。3人の勝利。チームとしてハリマオが一番だ!」と口をそろえた。