『#ajpw ジャイアントシリーズ2023』国立代々木競技場 第二体育館(2023年9月8日)
○秋山準&高木三四郎&岡田佑介vs諏訪魔&佐藤光留&田村男児×
元全日本社長で現DDTの秋山が約3年ぶりに古巣参戦。諏訪魔との再会対決を制した。試合後、納谷幸男が現れ、諏訪魔との遺恨が勃発した。
EvolutionがDDT8・13後楽園大会に乗り込み、諏訪魔が秋山に対戦を要求。この日、Evolution vs DDT6人タッグが決まった。秋山は2020年8・15後楽園大会以来、約3年ぶりの古巣・全日マット参戦となった。
「プロレスにはならねぇし、やらねぇ」と宣言し、暴走を予告していた諏訪魔は完全に喧嘩腰。開始早々、激しくもみ合うと、諏訪魔がスリーパーで秋山を絞め上げた。その後、両者が絡むことはなく、最後は秋山がフロントネックロックで田村を絞め上げて勝利を決めた。
諏訪魔の眼前で勝利し、秋山が3年ぶりの全日マット参戦を飾った。試合後、諏訪魔は「プロレスになんねえな、やっぱ。何が『プロレスをやろうぜ』だ、決めゼリフ決め込んで。てめぇがやらねえんだろ? 俺もやる気無いけどな」と不満を爆発。秋山は「俺もここに何回上がれるかわからないけど、久しぶりに気持ちよかったよ。暴れられて。(諏訪魔は)想像の範囲内。30年間やってるんだから、想像の範囲を超えればいいけど、想像の範囲内だった」と振り返った。
そして試合後、大鵬三世・納谷がリングに上がって諏訪魔に突っかかった。一触即発となり、周囲に引き離されたが、両者の間に遺恨が発生した状況となった。「なんだあいつは? 意味がわからない。生意気なんだよ」と言及した諏訪魔は「あいつだけは泣かしてやるしかねえかもしれねえな。ああいうDDTの若い芽を摘んでおくんだ。それが今やるべきことだな」と迎撃の構えをみせていた。
【試合後の秋山&高木&岡田】
――久々の全日本での戦いはどうだった?
▼秋山「別にいつもやっているのと変わらず。DDTよりちょっとイラッとしてやっている感じですかね。まあまあ、久しぶりに。ああやって諏訪魔に終わったあと、謝罪させてやるって言ってたけど、なんかわからないうちに納谷君が行って、謝罪させられなかったよ。まあまあ、でもね、俺もここに何回上がれるかどうかわからないけど、久しぶりに気持ちよかったよ。暴れられてね」
――諏訪魔選手がかなりヒートアップしていたが、久しぶりにやってみてどうだった?
▼秋山「想像の範囲内。30年間やってるんだから、想像の範囲を超えればいいけど、想像の範囲内だった。まあまあ、楽しかったよ。でも、DDTの勝ちだから。何がどうあったって、厳格なレフェリーが止めたんだから、DDTの勝ちだ」
――岡田選手も久しぶりの古巣だったが?
▼岡田「全日本に上がって、いろんな思いがあるけど、今日改めて思ったのは、俺はDDTプロレスでさらに目立って、DDTプロレスを盛り上げていく固い意志につながりました。そういう意味では、全日本プロレス、久々の刺激、ありがとうございました。俺はDDTプロレスで自分の居場所を作る。その覚悟ができました。ありがとうございました」
▼高木「俺は今日は…」
▼秋山「リングに全然いなかったね、社長」
▼高木「俺は今日、秋山さんを守るために、全日本に上がったんだよ! 20年ぶりに! 俺はそれなりの覚悟を持ってな、秋山さんを守るために俺は来たんだよ!」
▼秋山「全然リングにいなかった。全然見えなかったよ、俺」
▼高木「佐藤光留が悪いんですよ。あいつが俺を完全に排除したから。京平さんだって、俺のこと見えてなかったね。俺は秋山さんを守るために来たんですよ!」
▼秋山「ドラゴンリングインを見たかったけど」
▼岡田「守ってくれてました!」
▼秋山「守ってた?」
▼高木「全日本プロレス、クソ! 20年ぶりだぞ、20年ぶり。俺1回もリングに上がってねえよ」
▼秋山「なんだよ、おい?」
▼高木「秋山さん、僕は佐藤光留が許せないです。俺は今日、秋山さんを守るために、岡田君を守るために、覚悟を持って上がったのに」
▼秋山「じゃあ、あいつ制裁ですね」
▼高木「佐藤光留、いつか必ずやってやる。いいか? リングのないところでやってやるからな、コノヤロー」
▼岡田「またリングに上がってないです」
▼秋山「もう行きましょう」
【試合後の諏訪魔&光留&田村】
▼光留「おい、おかしいだろ? DDTの秋山準じゃなかったのかよ。馬鹿面下げて、リングの中で試合してんだよ。お前らDDTだろ? リングの中で試合しなかったのは、高木三四郎だけじゃねえか。次、DDT、俺たちと試合をする時は、リングなんか用意してるなよ。ちゃんと路上プロレスやろうぜ、コノヤロー」
▼諏訪魔「プロレスになんねえな、やっぱ。何が『プロレスをやろうぜ』だ、決めゼリフ決め込んで。てめぇがやらねえんだろ? まあ、俺もやる気無いけどな。秋山準とはプロレスは絶対できない。これは何年経ってもそうだよ。だたよ、最後でけぇのがつっかかってきたな。なんだよ、あいつは? 意味がわからない。生意気なんだよ、あれは。あいつだけは泣かしてやるしかねえかもしれねえな。ああいうDDTの若い芽を摘んでおくんだ。それが今やるべきことだな。今日は唯一、なんかオモチャが見つかったかぐらいしかねえな」
▼光留「そうだよ。ドラマチック・ドリーム・チームだぞ。秋山準のプロレスに夢あるのか? あの頃のDDTの夢あるのか? だったら、前のほうが夢あるんじゃない?」
▼田村「秋山準、いいっすね。それでこそ秋山準。ただ、まだキレないナイフがプツリと刺さったぐらいで、突き刺してはないからな。さび付きがちょっと取れただけだ」
▼光留「プロレスしてやったんだよ」
▼田村「全日本時代の秋山準じゃなかったね。まだまだ。岡田佑介は……なんだ、あいつは?」
▼光留「いねえよ」
▼田村「いねえか。あいつは燃えかすになったのか。それだけだ」
▼光留「死んだヤツの話するのやめようぜ」
▼諏訪魔「いいよ、いいよ。俺らの勝ちだよ」