『#ajpw ジャイアントシリーズ2023』国立代々木競技場 第二体育館(2023年9月8日)
G-INFINITY選手権試合 ○斉藤ジュン&斉藤レイvs石川修司&綾部蓮×

 SAITO BROTHERSが石川&綾部の巨人タッグを下し、G-INFINITY王座6度目の防衛に成功だ。

 ジュン&レイは9・2軽井沢大会でUNタッグ王者・諏訪魔&田村男児とのダブルタイトルマッチに臨んだものの両軍リングアウトでタッグ2冠ならず。試合後、石川&綾部が挑戦を表明し、この日のV6戦を迎えた。

 序盤こそ綾部に的を絞ってペースを握ったSAITO BROTHERSだが、巨人コンビは綾部がランニングネックブリーカードロップ、石川がランニングニーリフト、綾部がミサイルキックの波状攻撃で応戦。TARUの介入でペースを狂わされても、綾部がドロップキック、ファルコンアローの猛攻でジュンを追い込んだ。

 だが、TARUがパウダー攻撃で石川を排除して流れが決まった。孤立した綾部にジュンとレイはダブルるチョークスラムを敢行。粘る綾部をジュンがブレーンバスター、レイがダイビングボディプレスの波状攻撃で黙らせると、最後はジュンがサイコブレイクを爆発させて3カウントを奪った。

 ジュン&レイが巨人タッグを返り討ちにし、G-INFINITY王座V6を達成。その座を盤石とした。この日、地元凱旋となる10・9角田大会での世界タッグ王座挑戦が決定。天龍プロジェクト9・21新木場大会ではUNタッグ王座をかけた諏訪魔&田村との再戦も決まっている。いずれも勝利すれば一挙にタッグ3冠王に君臨することになる。まずは諏訪魔&田村と決着をつけるのみで、二人は「世界タッグの前に、キッチリカタをつけてやる」(ジュン)、「キッチリとカタをつけてやるぜ。楽しみにしてろ。フォー!」(レイ)と口をそろえていた。

【試合後のジュン&レイ】
▼レイ「これで何回目の防衛だ? まあ、諏訪魔たちとのこともあったが、それも含めたら6回目の防衛だ。なかなかハイペースだな」

▼ジュン「今までで一番のヘビー級を返り討ちにした。だが、それよりもその諏訪魔だ。この間のあの試合はなんだ? 決着がついてない」

▼レイ「今度、天龍プロジェクトが発表している21日、また諏訪魔たちとやるからな」

▼ジュン「世界タッグの前に、キッチリカタをつけてやる」

▼レイ「キッチリとカタをつけてやるぜ。楽しみにしてろ。フォー!」

▼ジュン「諏訪魔、DOOMしてやるよ」

※ジュンとレイが去っていくと

▼TARU「まあ、こういうものやな。もう俺がとやかく教えることもあんまないと思う。見たままや」


【試合後の石川&綾部】
▼綾部「G-INFINITY、初めて他団体のベルトに挑戦して。全日本に上がり始めてからずっとタッグを組ませてもらっている石川さんと、タッグでベルトを獲りたかったです。GLEATのベルトだけど、全日本のリングで初めてのタイトルマッチという舞台で、そして代々木。メチャメチャ悔しい。このベルトを獲って、GLEATに戦いたい相手がいるから、これを獲ったらいろんな可能性が広がると思ってたから、メチャメチャ悔しい。またどんどん経験積んで、もっと強くなって、他団体のベルトも巻けるレスラーになります。ありがとうございました」

▼石川「なんだ、あいつら? 自分がやっているミヤギテレビではいい顔してるくせに、こんな試合の時だけは悪いことしやがって。ふざけるな。でも、綾部君とのタッグ、ベルトは獲れなかったけど、伸びしろはまだまだあるんで。チャンスをとんどん作って、必ず獲りにいこう。今日はありがとう」