10・9角田大会の世界タッグ選手権試合へ向けた会見が2日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者・宮原健斗&青柳優馬、挑戦者・斉藤ジュン&斉藤レイが出席。宮原から生食リポを要求された斉藤ブラザーズが王者二人を暴行する大暴れをみせ、「負ける要素は一つもない。角田大会、流れは完全に俺たちにある」と世界タッグ奪取を予告した。
第96代王者・宮原&青柳4度目の防衛戦となる世界タッグ戦の舞台は斉藤ブラザーズ凱旋興行となる10・9角田大会。ミヤギテレビ『TAXIめしリターンズ』への出演もあって宮城県内での斉藤ブラザーズ人気と知名度は高まるばかり。全日ファンに絶大な支持を誇る宮原と青柳ですら、当日はアウェイの状況も予想される。そこで宮原は「もし斉藤ブラザーズを応援する方たちがいるのならば、この世界タッグをかけた戦いは最高のバッドエンドになるでしょう」と予告。一方で「全国区」の人気を自負する最高男は「斉藤ブラザーズを目当てに来たとしても、試合終わって俺のかっこいいところを見たら、果たして彼らのファンのままでいるのかっていう心配もありますよね」と最終的にその状況を覆す自信ももっている。
5巻王者・青柳も「私、青柳優馬という人間は性根が腐ってますから。アウェイであればアウェイであるほど僕にとっての力になるんですよ」と問題視せず。「はっきり言って我々ビジネスタッグが負けることはほぼないでしょう」と断言し、その先に三冠戦&世界タッグ戦の同日開催の大目標を見据えた。
対するジュン&レイは初の地元凱旋で世界タッグ獲りに挑む。二人の挑戦は昨年9・19後楽園大会で第91代王者・芦野祥太郎&本田竜輝に敗れて以来、約1年ぶり。レイが「全日本プロレスでデビューして、全日本プロレスにいる以上はこのタッグの頂点の世界タッグのベルトを必ず獲りてぇ気持ちがある」と言うように世界タッグは二人にとって悲願。レイが「当日は俺たち斉藤ブラザーズがお前らをぶっ倒して、必ずこの世界タッグのベルトを奪い取ってやるぜ」と吠えれば、ジュンは「はっきりと言おう。負ける要素は一つもない。角田大会、流れは完全に俺たちにある」と断言してみせた。
質疑応答が終了後、宮原がジュン&レイに「プレゼント」を用意。それは二つのハンバーガーで最高男は「東北の某番組で食リポやってるらしいからよ。ただ、お前ら、それ収録だろ? 今、生中継だから。お前ら生中継で食リポなんてできねぇだろ?」と迫った。
するとレイが宮原、ジュンが青柳のノドをむんずとつかんで押し倒し、二人を床に押しつけながらハンバーガーにかぶりついた。「大味だがバランスがとれていて、なかなかうめぇハンバーガーじゃねぇか」(レイ)、「なかなかうまいけど、たったこれ一つ。これだったら200個は食べられるな」(ジュン)と『TAXIめし』出演時のような感想を述べると、レイは「ただな、お供のコーラがねぇぜ。いいか、コーラがねぇハンバーガーなんてお前らビジネスタッグと同じ0点だ!」と絶叫とともにダメ出し。苦しむ二人を見下しながら「いいか、10・9角田大会。俺たち斉藤ブラザーズが当日はでかくて強くて、そして怖いところを見せて、必ずてめぇらの世界タッグ奪い取ってやるぜ! 楽しみにしてろ!」と吠えた。
ジュンの言う通り、勢いは斉藤ブラザーズにあり。10・21後楽園大会の三冠戦を控える宮原と青柳は世界タッグを死守し、ビジネスタッグ対決による5冠争いを実現させられるか。
【会見の模様】
▼ジュン「斉藤ブラザーズ、兄の斉藤ジュンだ。チャンピオンチーム、全日本のエース、最高の男と呼ばれている宮原健斗と現三冠チャンピオンの青柳優馬。このビジネスタッグに俺たち斉藤ブラザーズが挑むわけだが、はっきりと言おう。負ける要素は一つもない。角田大会、流れは完全に俺たちにある。試合まで震えて眠るがいい。DOOM」
▼レイ「弟の斉藤レイだ。いいか、俺たちが世界タッグのベルトに挑戦してから、およそ1年の時が経った。1年だ。長すぎだろ。そして今回、俺たち斉藤ブラザーズが再びこの世界タッグのベルトに挑戦、いや奪い取るチャンスがやってきた。10・9角田大会、俺たちの超地元・角田大会でだ。いいか、当日は俺たち斉藤ブラザーズがお前らをぶっ倒して、必ずこの世界タッグのベルトを奪い取ってやるぜ。楽しみにしてろ!」
▼青柳「世界タッグチャンピオンの青柳優馬です。二人は自信満々にこのベルトを獲ろうとしていますが、はっきり言って我々ビジネスタッグが負けることはほぼないでしょう。なので斉藤ブラザーズの二人には、今回のこの角田大会開催に向けて、間違いなくいろんな人間が動いていることでしょう。全日本プロレス以外にもスポンサーやら、ミヤギテレビの『OH!バンデス』やらと、まるで斉藤ブラザーズを物凄く応援するかのように動いている大会ですけど、今のうちにそのスポンサー様やら『OH!バンデス』様やら、いろんな人たちに謝る謝罪の文を考えておいたほうがいい。なぜなら俺たちビジネスタッグが勝つからだ。覚えとけ。DOOM」
▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。いよいよ斉藤ブラザーズがきたかと。この世界タッグのベルトをかけていずれ戦う日が来るだろうと思っていました。ついに来たなと。そして僕たち宮原健斗と青柳優馬、プロレス界で最も最高のビジネスタッグは三冠戦を控えてる。その三冠戦を控えてるということで、タッグチームを心配する声もありますが、俺らには何の心配もいらない。なぜならビジネスタッグだからだ。俺らは二人で組んだキャリアが違う。そんなことはいろいろとやってきた。そして斉藤ブラザーズ、お前らどうやら宮城県で人気者らしいな。ただよ、この俺はな、スーパースターだ。全国区の男だ。わかるか? 果たして宮城県、いや、東北の皆様は斉藤ブラザーズなのか、僕たちビジネスタッグを応援するのか。果たしてどちらを支持してるのでしょうか? もし斉藤ブラザーズを応援する方たちがいるのならば、この世界タッグをかけた戦いは最高のバッドエンドになるでしょう。この世界タッグはプロレスで圧倒して防衛してやりますよ」
――TAXIめし出演もあって地元でプラスになる反響はあった?
▼ジュン「最近はTAXIめしとかやってるのが優しすぎるところを見せてしまってるからな。当日は恐ろしい極悪の斉藤ブラザーズを見せていきたいと思う。だからTAXIめしのそんな甘いイメージで会場に来たら、どうなっても知らないぞ」
▼レイ「こいつのいう通り、当日はいつもの俺たちじゃねぇ。TAXIめしの俺たちじゃねぇ。怖ぇ俺たちが見れるぜ。面白ぇことになる」
――1年ぶりの世界タッグ挑戦となるが、ベルトへの思いはこの1年間でさらに高まっている?
▼レイ「そうだな。最近、俺たち斉藤ブラザーズは他団体のベルトだけど、GLEATのG-INFINITYのベルトを持っていて、そのベルトを7回防衛してる。もちろんG-INFINITYもいいんだが、全日本プロレスやはりこの世界タッグのベルト。俺はベルトに上下をつけるつもりはねぇが、やっぱり全日本プロレスでデビューして、全日本プロレスにいる以上はこのタッグの頂点の世界タッグのベルトを必ず獲りてぇ気持ちがある」
▼ジュン「斉藤ブラザーズが一番最初に狙ったベルトがこの世界タッグのベルト。凱旋してからもう1年か。まだ世界タッグのベルトを持ってないのが遅すぎるぐらいだ。やっと来たこのチャンス。必ず手に入れてやる」
――アウェイの状況が予想されるが不利になる部分はある?
▼宮原「宮城県でどうやら彼らは人気者らしいんですけど、ただね。たぶんこれを生中継を見てる人たちプロレスファンの人が多いと思うんですけど、日本人は宮原健斗が好きだからね。これって別に宮城県だろうが、九州だろうが北海道だろうが沖縄だろうが宮原健斗は全国区だから。果たして本当に10月9日、角田で彼らの声援が多いか多くないかはその日になんないと分かんないよ。彼らの地元だけでしょ。わからないですよ、それは。当日にならないとわからないですよ」
▼青柳「もしかしたら皆さんはご存じじゃないかもしれませんが、私、青柳優馬という人間は性根が腐ってますから。アウェイであればアウェイであるほど僕にとっての力になるんですよ。なんだったら応援してる人の分も力になるし、僕にとってのマイナス要素ってのは何一つないんですよ。何だったら角田市が俺の地元と言っても過言ではないですから。そのへんに関しては何も問題ないですよ。ビジネスタッグ5度の防衛を果たして、青柳優馬の最大の目標である三冠戦、世界タッグ戦の同日開催を目標にやってますので、斉藤ブラザーズを地元やっつけてしまえば、それぐらいやったって許されるでしょう。僕はそのためにこのベルトを必ず守ります」
――斉藤ブラザーズを応援するファンが多ければバッドエンドになると言っていたが?
▼宮原「俺クラスになるとね、おそらく斉藤ブラザーズ、宮城県の人気者でしょ。プロレスを見たことない人たちが来たとして、果たして斉藤ブラザーズを目当てに来たとしても、試合終わって俺のかっこいいところを見たら、果たして彼らのファンのままでいるのかっていう心配もありますよね。どうですかね? そう思いませんか? 俺らの方がかっこよくない?みたいな。そういう状況に陥る可能性だってある。彼らは最大のプロモーションを行っていますが、そのプロモーションは俺らのためかもしれないですね。試合が終わる頃には俺らのとりこになってる可能性もあるからね」
――斉藤ブラザーズは地元ながらブードゥー・マーダーズの極悪を前面に押し出した挑戦になる?
▼ジュン「一つ言えるのは真正面から叩き潰してやる。それだけだ。当日は何が起きても不思議ではないけどな」
▼レイ「俺たち斉藤ブラザーズ、当日は全員が引くぐらいの戦いをしてやるよ。そしてもちろん俺たちは斉藤ブラザーズであり、ブードゥー・マーダーズでもある。それを忘れんじゃねぇ」
※質疑応答が終了後
▼宮原「ちょっと待てよ。週刊プロレスこっちに質問ねぇじゃねぇか。ないのか? もういいよ。わかったよ、もういい。俺が一つ用意したから。お前らにプレゼント用意してるから。司会者プレゼント持ってくるように言え。プレゼントだよ。言ってあるから。ちょっと待っとけよ」
▼レイ「なんだプレゼントって? 何言ってんだ? こいつは」
※プレゼントの用意に時間がかかり
▼宮原「言っただろ、さっき! 早くしろよ」
▼ジュン「プレゼントなんてねぇんじゃねぇの?」
▼レイ「あぁ。適当に言ってんじゃねぇのか」
※プレゼントのハンバーガーが到着
▼宮原「お前らプレゼントだ。お前らどうやらな、東北の某番組で食リポやってるらしいからよ。ただ、お前ら、それ収録だろ? 今、生中継だから。お前ら生中継で食リポなんてできねぇだろ? もう戦いは始まってんだよ。ヒールとかベビーフェースとか関係ねぇんだよ。もう始まってんだよ、こっちはよ! 食リポやれよ」
▼青柳「やってみろよ。生放送でやれんのか? やれんのか? 生放送でやれんのか? おい」
※ジュンとレイはハンバーガーを手にすると、レイが宮原、ジュンが青柳をノド輪で捕まえて床に押しつけながらハンバーガーを食べる
▼ジュン「どうだ? ハンバーガーは」
▼レイ「このハンバーガー、大味だがバランスがとれていて、なかなかうめぇハンバーガーじゃねぇか。ただな、お供のコーラがねぇぜ。いいか、コーラがねぇハンバーガーなんてお前らビジネスタッグと同じ0点だ! なぁ、ジュン」
▼ジュン「なかなかうまいけど、たったこれ一つ。これだったら200個は食べられるな」
▼レイ「いいか、10・9角田大会。俺たち斉藤ブラザーズが当日はでかくて強くて、そして怖いところを見せて、必ずてめぇらの世界タッグ奪い取ってやるぜ! 楽しみにしてろ!」
▼ジュン「角田にはロケットがあるから、お前らを乗せて宇宙に飛ばしてやるよ」
▼ジュン&レイ「DOOM!」
▼レイ「フォー!」