『NEW JAPAN ROAD』山形ビッグウイング(2023年11月17日)
『KOPW 2023』争奪戦 金丸義信レフェリーマッチ ○タイチvsSHO×

 タイチが「金丸義信レフェリーマッチ」の不利なルールでSHOに雪辱を遂げて2ヵ月ぶりにKOPWを奪還。「次、金丸。いいか、てめえとキッチリ カタつけてやる」とKOPWをかけた金丸との遺恨対決を見据えた。

 両者は9・24神戸大会でKOPWをかけて対決し、SHOが勝利。タイチのリマッチ要求を受けてこの日2ヵ月ぶりの再戦が実現した。タイチが「てめぇの土俵でやってやる」と宣言したことで、保持者・SHOはHOUSE OF TORTUREのメンバーが考案した4つのルールを提案。ファン投票の結果、金丸案の「金丸義信レフェリーマッチ」に決まった。

 それだけでもSHO有利となりそうだが、勝利を確実とすべく禁止技を設定。ブラックメフィスト、天翔十字鳳、デンジャラスバックドロップ、各種相撲殺法とタイチの得意技に加え、ともに使用しないであろうシューティングスタープレス、フェニックススプラッシュ、ダブルローテーションムーンサルト、各種システマ殺法が禁じられることになった。

 敗者は山形追放。SHOは試合前、マイクで「お前、俺に感謝すべきだぞ、オイ! こんなクソみてえな山形でよ、これ以上、試合しなくて済むんだからよ!」と言い放ってブーイングを浴びた。試合前から金丸レフェリーはSHOに加担。タイチを入念にボディチェックする一方で、SHOはボディチェックせず。試合になってもタイチには高速カウントを数え、SHOが場外戦に持ち込むと、ゆっくりと場外カウントを数えて攻撃する時間を作った。

 拷問軍はさらにやりたい放題。EVILがストラップでタイチを殴打し、金丸が高速カウントでリングアウト寸前に追い込む。怒りのタイチが禁止技である相撲殺法の一つノド輪で反撃に出ても、金丸レフェリーが反則カウントを数えて攻勢を止めた。

 ならばとタイチはジャンピングハイキックで逆襲。ステップキック、オーバーヘッドキックと禁止技に入っていない得意技を連発して巻き返す。さらにソバット、バズソーキックと攻め込む。天翔十字鳳が金丸レフェリーに「反則だろ!」と制止されて未遂に終わっても、聖帝十字陵で絞め上げた。

 SHOはたまらずタップしたが、金丸レフェリーは見て見ぬふり。拷問軍が介入し、急所攻撃でタイチをもん絶させた。それでもタイチはタイチ式外道クラッチで丸め込んだが、金丸レフェリーのスローカウントでSHOはキックアウト。トーチャーツール攻撃を見舞った。タイチも東郷のパウダー攻撃をSHOに誤爆させると、視界を奪われたSHOが金丸を殴りつけてしまう。金丸レフェリーが昏倒する中、タイチはアックスボンバーを叩き込んだが、拷問軍が総出で鎮圧。裕二郎がステッキで殴打すると、EVILとのマジックキラーを敢行した。

 ここで見かねたSANADA、上村優也、DOUKIのJust 5 Guysメンバーが飛び込んでリングを一掃。応えるようにタイチもSHOのトーチャーツール攻撃を食い止め、フロントハイキック、後頭部へのアックスボンバー、ジャンピングハイキックの波状攻撃を浴びせた。金丸レフェリーは場外で倒れたまま。レッドシューズ海野レフェリーが飛び込むと、タイチはタイチ式ラストライドを爆発させて3カウントを奪った。

 タイチが2ヵ月ぶりの再戦でSHOに雪辱を遂げ、KOPWを奪還した。相手の土俵にあえて乗っての快勝劇。試合後、Just 5 Guysメンバーと祝杯を上げたタイチが「俺らは俺らで信念持って、俺だってこうやってKOPW、信念持ってやってんだ。『もういい』とか『Just 5 Guys面白くねぇ』とか『タイチ面白くねぇ』とか、お前ら言うかもしれないけど、俺らは俺らで闘ってんだよ。こういう不利な状況で、どんなに不利な状況でも、こうやって結果を出せるっていうことを見せなきゃいけなかったんだよ」と言い切ったように、執念でつかんだ勝利だった。

 「批判するのは自由だ。だけど、俺は、俺らは俺らの闘いを信念を持って闘ってるってことを忘れんな。必ず俺らでまた新しい景色見せるから」と誓ったタイチ。ひとまずKOPWを取り戻し、神戸の屈辱を晴らしたが、裏切者・金丸への怒りは収まらないまま。「次、金丸。いいか、てめえとキッチリ カタつけてやる。分かったか。年内これで終わりじゃねえぞ。もう1回だ。金丸、最後、覚悟しとけ。用意しとけ。どんなルールでもいいぞ」とKOPWをかけての対決を宣言した。

【試合後のタイチ、SANADA、上村、DOUKI、TAKA】

※タイチがベルトをテーブルに置いて着席すると、SANADA、TAKA、DOUKI、上村が拍手しながらやってくる

▼TAKA「おめでとう、おめでとう!」

※全員で拍手

▼タイチ「乾杯いく?」

▼SANADA「(※手を上げて)乾杯の音頭、今日はsanaやんが取らせていただきます」

▼タイチ「おお、いいね!」

▼SANADA「(※ビールの缶を持って)えー……37度」

▼タイチ「体温じゃねえよ!」

▼全員「カンパーイ!」

▼TAKA「“サナ"とかけて」

▼タイチ「あ、温度か」

▼TAKA「(※他のメンバーたちと目配せして)いっちゃう? ウエーイ!(※とタイチの頭にビールをかける)」

※他のメンバーも全員、それぞれにビールをタイチにかける。タイチはテーブルを何度も叩いてタップするが、誰も止めない

▼タイチ「顔痛え! もういい! もういいって!」

▼TAKA「(※ビールをかけながら)頑張った、頑張った!」

※4人は拍手しながら退室

▼タイチ「かけるだけかけといて、それかよ! オイ! もういいって! ウソでしょ、誰もいなくなった……。何これ!? イジメじゃん! やめたくなってきた。まあ、でも、こうやって仲間に祝ってもらうのは気持ちいいもんだ。とりあえず(※ベルトが)戻ってきてよかったなと思ってます。まあ、俺が伝えたいことは今日、逆にこんな誰がどう見たって不利な状況で闘えたこと、今、逆によかったなと思ってるし。まあ、俺らは俺らで信念持って、俺だってこうやってKOPW、信念持ってやってんだ。『もういい』とか『Just 5 Guys面白くねぇ』とか『タイチ面白くねぇ』とか、お前ら言うかもしれないけど、俺らは俺らで闘ってんだよ。こういう不利な状況で、どんなに不利な状況でも、こうやって結果を出せるっていうことを見せなきゃいけなかったんだよ、俺は。ファンのため、当たり前だ。自分たちのため、そして、こんなこと言っていいか分かんないけど、俺の義理の兄貴が今、悪性リンパ腫で倒れて、50歳手前でだ。明日どうなってるかわかんない状態で戦ってんだよ。人生の、どうやったって不利な状況で俺の兄貴が今、戦ってんだよ。毎日、発熱と抗がん剤治療を受けて戦ってんだよ。その中でこうやって、不利な状況でも戦えること、見せなきゃなんねぇだろ。俺は彼のことを治療できねぇよ。治療はできねぇけど、こうやって戦いで見せることができるし、こういうことで報われる連中もいっぱいいるんだよ。俺の兄貴をはじめ、ファンもそうだ。YouTubeの視聴者もそうだよ。『タイチはいいよ』『Just 5 Guysうるせぇ』って言うかもしれねえけど、こうやって報われるヤツも俺の戦いを通じて勇気や活力、希望を与えることもできるんだよ。俺は俺らで信念持ってやってんだからよぉ、ま、批判するのは自由だ。だけど、俺は、俺らは俺らの闘いを信念を持って闘ってるってことを忘れんな。必ず俺らでまた新しい景色見せるから。次、金丸、いいか、てめえとキッチリ カタつけてやる。分かったか。年内これで終わりじゃねえぞ。もう1回だ。金丸、最後、覚悟しとけ。用意しとけ。どんなルールでもいいぞ。どんな不利な状況でも、こうやって必ず結果出していくから。(※ビールを飲み立ち上がって)よし、勝ったしいつも通り、このあと生配信だ! わかったか、『またYouTubeかよバカ』と思ったら、チャンネル登録と高評価よろしく。このあと会おうぜ!ありがとう!」

※SHOはノーコメント

【金丸の話】「(※後頭部とアゴを押さえながら)ああっ、タイチの野郎、これで俺たちと終わったと思うなよ。このヤロー、覚えとけ!」