『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2024』東京・後楽園ホール(2024年2月19日)
○ミスティコvsウルティモ・ゲレーロ×

 ミスティコがライバルのゲレーロを劇的なラ・ミスティカで葬り、大逆転勝利をもぎ取った。

 カリスマ的な人気を誇る“初代"ミスティコとルードの大将格・ゲレーロが最終戦となった後楽園大会のセミファイナルで一騎打ち。FANTASTICA MANIAで過去幾度となく日本のファンを魅了してきた実力者2人が激闘を繰り広げた。

 握手から試合はスタート。両者への声援が何度も交錯する。互いにロメロスペシャルを狙うなど激しい先制争いから、ミスティコがプランチャで飛びついてのコルバタで先制したと思われたが、場外戦ではゲレーロが鉄柱に投げつけて逆襲。パワーとラフを織り交ぜて主導権を握った。スライディングキックで大ダメージを与えると、ミスティコのマスクに手をかけてブーイングを浴びる。

 ミスティコはトペスイシーダ2連発で反撃ののろし。リングアウト寸前で揃って滑り込むと、ミスティコは側頭部を蹴り飛ばす。ゲレーロと串刺しラリアット合戦で競り合うと、トラースキックがクリーンヒットした。

 流れを変えたいゲレーロは、コーナーに陣取ると、ミスティコを手招きして誘い込み、ブレーンバスターの体勢から前方に叩きつける荒技を敢行する。ミスティコの雪崩式フランケン狙いも雪崩式パワーボムで鎮圧。一転して大チャンスを掴んだ。

 負けじとミスティコは急角度のウラカンラナからラ・ミスティカへ。ゲレーロは丸め込んで切り返すと、コーナーに上がったところで背後から掴みかかり、ゲレーロスペシャル(雪崩式リバースブレーンバスター)を強行した。勝負あったかと思われたが、ミスティコは意地のキックアウト。ゲレーロが呆然とした瞬間、ラ・ミスティカに持ち込み、鮮やかにギブアップを奪った。

 ミスティコが大逆転勝利。ゲレーロとのライバル対決を制した。試合後、ゲレーロと握手を交わしたミスティコは「ウルティモ・ゲレーロ、骨の折れる勝負だった。だが、俺はこんなシングル対決こそ好きなんだ。今日で俺たちのライバル抗争が更新された」と会心の勝利に手応え。「ミスティコ対ウルティモ・ゲレーロは世界中で受けるカードだ。今日、『FANTASTICA MANIA 2024』の舞台で俺はお前から勝った。お前は類いまれな選手だ。だが、今日は“銀と金の王"ミスティコが上手だった」と最後まで満足げだった。