ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第20回は、ナチュラルビューティーハンターとして活躍するシナダユイさんが、〈株式会社イー・エス・エス〉へ。新ブランド〈USS by papawash(アスバイパパウォッシュ)〉の魅力について話を伺いました。

〈株式会社イー・エス・エス〉本社ビル前にやってきました!なぜ前のめり気味に立っているのかと言いますと...ここは私が小学校高学年〜中学生くらいの頃に(遠い記憶で曖昧ですが、とにかく好きで!)愛用していた、あの酵素洗顔料〈パパウォッシュ〉をつくっている会社なんです。なんとこの度、創業から36年ぶりに環境、特に海洋保全に力を入れた新ブランドが誕生したということで、これはぜひSDGsレポートを!と期待に胸弾ませ訪れたのです。

処方はゼロから。完全リニューアルをした理由。

〈株式会社イー・エス・エス〉新規 ブランド・マネージャーの黒木茉弥さん。

ーーなぜ36年ぶりに新しいブランドを出すことになったのか…とても気になりました。

「ニキビが改善された、肌のざらつきがなくなったという声が多く、愛用者も多い〈パパウォッシュ〉は創業当時から36年間ずっと処方を変えていません。ですが、現代のユーザー側が求めていることには変化が起きています。特に大きく感じたのが、環境への配慮やSDGsといった社会にどのように貢献できるかということ。自分がきれいになるために地球を汚してることをイヤだと感じる人もいらっしゃるみたいで、そういう方たちでも安心して使ってほしいという想いから、処方をゼロからつくり直し〈USS by papawash〉をスタート。地球にとって負荷のない形できれいになれるという、全く新しいブランドにしました」。

ーー現代のユーザーさんというと、10〜20代くらいですか?その世代の意識の変化というのは確かにSDGsレポートを通して感じることがあります。積極的に社会貢献がしたいという意欲を持っている方が増えたなぁ...と。

「そうですね。中には、アクションを起こしたいけど何をやったらいいかわからないなんて人がとても多いと思います。そういう方たちが選ぶときに情報が少ないと、どれが正しいのかわからなくなってしまう。わからない部分に正確な情報を伝えることで、『あ、私が目指してやりたかったことはこのブランドならしてくれる』みたいなことが増えるといいですね。自身で選んでもらうことで、主体的にいいことしているという気分にもなれますし、実際にいいことにつながっていくと思うので、その選択肢の1つに入れてもらえればいいなと思います」。

ーーヴィジュアルも以前の〈パパウォッシュ〉のイメージからガラリと変わり、知っていた世代としては驚きが大きかったです。

「実はこのイメージ、社内では写真上の女性を無垢な肌の“人間さん”、下を“地球さん”と呼んでいます。地球さんは『汚されちゃったよ』と怒りや悲しみを秘めつつも、未来に向かってより良い選択を自分たちでしていくんだという強い意志みたいなもの表し、対比させました。そして、パッケージは男女関係なく使っていただきたかったので、洗面台になじむようなモノトーンの配色でシンプルにしました」。

ーージェンダーフリーだったんですね、ますます現代的。ではSDGs目線でお聞きしますが、海の環境保全にこだわった理由は?

「〈パパウォッシュ〉はパパイン酵素という成分を使っているのですが、酵素とはパパイン酵素に限らず水を与えると活性化します。ですので、この酵素を活かすには水が必要。水を与えるとイコール生活排水として流れていくので、顔を洗うときは確実に少量でも化粧品の成分が流れていき、最終的には海のほうへと流れていきます。以上のことから、海というところに着目し、きれいな水の環境、海の環境を維持することに力を入れています」。

ーー私は普段から洗面台にあるものは天然由来成分でできたものにこだわっているのですが、自然からできたものなので自然に還るという風に思い込んでいました。それをきちんと“海洋生分解性”テスト済みとして情報を開示しているのはすごいなと思います。

「情報を出すことで、開発は苦しいことも多々あるのですが...。というのも、なんとなく分解されるだろうということで、おそらくは大体合っているんです。ただ天然から採った成分をもっと使いやすいように変えていこうとすると、やはり科学的なものが増えていったり、自然界にはない構造になってしまう。そうなると、微生物がいままでなかったものだという風に認識してしまったり、分子の構造や大きさなども変わってしまうため、分解に時間がかかってしまいます。そういった成分もいつかは分解されるのですが、“いつ分解されるのか”というのが気になってしまう。さらに、土の中なら分解されるけど海だと分解されずに漂ってしまうので、それに関しては確実に分解されることを示すために試験をしています。試験の結果が良くないと新しいアイテムも出せません!」

持続可能とは続けること。そのための工夫とは。

ーー環境への配慮が徹底されていますね。配送箱や詰め替えパウチを紙で作るのも、あえて難しいほうに向かってますね(笑)。

「サステナブルで1番究極なのは、使い捨てをやめることだと思うんですよね。捨ててしまうとそこで断ち切られてしまうじゃないですか。どのようにしたら持続可能になるのかということを考えたときに、リサイクルできるものはリサイクルしてもらえればいいのですが、プラスチックは自治体によって燃やすゴミのところもあるため、そういう素材はなるべく最小限にということで、ボトルは使い続けることにしました。また、パウチはプラスチックにすると使い捨てになってしまうため、紙としてリサイクルに回せるように素材を選んでいます」。

ーーゴミを減らすためにものすごく工夫されていると思いました、開発が大変そうだなと。

「常に新しい技術や素材、もっと環境に良いことが出てきたりすればそれを含めてアップグレードしながら少しずつ変わっていく。それが〈USS by papawash〉というブランドなんです」。

新鮮な酵素が自活発泡?美容面でのメリットもたくさん。

ーーでは美容面で〈USS by papawash〉の洗顔料を使うことによる私たちのメリットを教えてください。

「水と混ぜると1秒で発泡する“自活発泡”というテクノロジーを取り入れ、炭酸泡が肌の血行を促進したり、毛穴の汚れを浮き上がらせます。沖縄の海から採れた海泥や風化したサンゴ末が汚れを吸着し、パパイヤの酵素が古い角質を取り除き、洗い流すとパッと明るくなったような肌になります」。

ーー自活発泡試してみました、水を少しづつ入れるのがポイントなんですね。

「はい。くれぐれも水の入れすぎには注意してくださいね。自活発泡にしたのはユーザーさんのライフスタイルが忙しくなり、特に朝は時間がないという方が多かったので、いかに素早く・簡単に・無理なく洗顔をできるかを考え、泡立てに時間がかからないよう開発しました」。

ーー製品発表会の際に“朝洗顔”をおすすめされていましたよね。私は“朝はぬるま湯派”だったので衝撃でした。「常在菌はあまり取りすぎない方がいい」ときれいな人が言っていたので、そうなのかなと思っていましたが、実際には違うのですか?

「肌質によって1番良い方法が違ってきます。乾燥肌はぬるま湯だけで汚れを落とした方がいいですが、日中も皮脂が出てテカリが気になるという方は基本的に皮脂の量が多いため、夜洗顔した後、寝てる間も皮脂が出ているんですね。時間が経つと酸化してきて、肌に悪いことを起こす成分に変化してしまうので、その成分は1回とってからの方がスキンケアの入りも違ってきますし、肌トラブルの改善スピードも変わります。また、ぬるま湯だけだと実は7割の皮脂が落ちてないということが分かったため、朝洗顔はおすすめします」。

ーーなるほど。自活発泡ですぐに泡立てて、汚れを落として肌をきれいに、そして海洋生分解性で海の環境も守る。うまく循環していますね。

「美容面では無垢な肌を達成するために原料の良いところを取ってバランスよく構成していますし、肌や環境への負担となりうる成分は使っていません。いまでこそ酵素洗顔も増えてきましたが、技術的には難しく他社さんも分包やボトルを工夫されたり技術を踏襲してなんとか世に出しています。パウダー状にするのも技術の結集なんです」。

ーー技術の結集、まさにですね。(拍手)

「サステナブルな行動をいかに続けやすくするかとなると、楽しく続けられるか、もしくは楽に続けられるかという点が大事になってきていると思います。シュワシュワと泡が立つことがおもしろいと思ってもらえたらいいですし、ダンボールもガムテープなしで届くのでそのままリサイクルに出せます。面倒じゃないところから、簡単に楽しみながらできることを少しづつ始めてもらえればいいんじゃないかなと思っています」。

ーー楽しみながら無垢な肌とより良い明日を目指して続けていきたいと思います。ありがとうございました!

〈USS by papawash〉