国内外の観光客に人気のスポット、浅草。2020年にオープンした高架下複合商業施設〈東京ミズマチ〉をはじめ、さらに街づくりが進んでいる。今回は、いま浅草散歩で立ち寄りたい注目グルメスポットをご紹介します。

1.ゲーム台の上でオムソバを頬張る!?昭和レトロすぎる浅草の喫茶店〈デンキヤホール〉

浅草の千束通り商店街にある1903年創業の老舗喫茶店〈デンキヤホール〉へ行ってきました。不思議な店名だなぁと思ったら、もともとは電気器具の修理店だったそうです。喫茶店になったのは戦時中のこと。戦争で男手が不足したことから「女性でもできる商売を」と喫茶店へ大変身。飲食店のミルクホールと電気屋を足して、〈デンキヤホール〉と名乗るようになったとか。120年の歴史、ここにあり。

オムマキが運ばれてきたタイミングで電源をオンしてもらうと…、けっこうな音量で容赦なく流れ出すピコピコサウンドと青光りするブラウン管のテレビ画面。の上にそっと佇むオムマキがシュールすぎる。ソース焼きそばを薄く焼いた玉子で包んだデンキヤホールの名物・オムマキ。太麺で食べ応えあり。具はシンプルにキャベツのみ。昭和の給食みたいな銀のトレーがまた食欲をそそります。その後なんだかんだで1時間くらいパックマンに夢中だった私。あっという間に時間が過ぎて、気がつくとゲーム機に2,000円くらい放り込んでいました〜(汗)。あぶない、あぶない。

〈デンキヤホール〉
東京都台東区浅草4-20-3
9:30〜20:00 水曜休

(text:Alice Saito)

2.表装屋とカフェが併設!中国茶喫茶店で心とカラダを整える1杯に出会う。〈青玄茶荘〉

場所は下町、浅草。隅田川に面しているところに〈青玄茶荘〉はあります。古民家風で、なんだかジブリに出てきそうな佇まい。車も行き交う賑やかな場所なのに、一歩足を踏み入れた瞬間、ゆったりとしたBGMで避暑地にきたような気分に。店主のご両親が表装の工房をこの場所に移転したのを機に、セラピストだった経験を生かして、気軽に中国茶を味わってもらいたいという思いからこのお店を始めたそう。

「阿里山金萱烏龍茶」

中国茶の茶器を見ると、ときめきが止まらない…!この茶器たちは、店主が中国茶にハマるきっかけとなった中国留学中に、お茶の問屋やお店で見つけてコツコツと集めたもの。土の急須を温めて、蒸らして…と、飲み方の工程を丁寧に聴きながら淹れていきます。工程を楽しむのも中国茶の醍醐味なのです。中国茶を飲んだことのない方は茶色い烏龍茶をイメージしがちですが、こちらは緑茶のような色合い。中でも金萱茶は台湾茶らしさを感じられます。渋みは少なく、後味に甘みが残るのが印象的。金萱茶はしっかりとしたコクが特徴的で、鼻に抜ける香りが甘みとコクを感じられるので好き。飲み口も軽やかで、日本人にも飲みやすい1杯です。

1人1人の体調に合わせながらいただける駆け込み寺のような存在。こんなお茶が合ったらうれしいな、を体現してくれる〈青玄茶荘〉。飲み終わる頃にはカラダの芯から温まるのを感じることができました。ゆっくりお茶して、帰る頃には来たときよりもなんだか気分がいい。そんな1杯に出会ってみませんか?

〈青玄茶荘〉
東京都墨田区吾妻橋1-13-2
03-5656-5333

(text:Misa Kimura)

3.〈パンとエスプレッソと〉が手がける新店舗〈むうや〉

〈むうや〉の「ムー」330円(税込)。

東武鉄道の高架下複合商業施設として、6月18日に満を辞してオープンした〈東京ミズマチ〉。隅田川を望めるレストランから、限定雑貨が楽しめるコンセプトショップまで。全14店舗の中から、6月中に開店する〈ウエストゾーン〉にオープンしたのは、表参道で人気の〈パンとエスプレッソと〉が手掛ける、オリジナル食パン「ムー」を看板商品とした新店舗。表参道の店舗外観や、紙袋の持ち手にあしらわれた紅白のストライプをそのままに、「ムー」のかたちを彷彿とさせる店舗デザインは、どこかほっこり。バターをふんだんに使用したリッチな食パンは、ふんわり&しっとり。フランス語で“柔らかい”という意味のとおり、まずは手でちぎってそのまま頬張ると、本来の柔らかな食感を楽しめます。もう一つ紹介したいのは厚切りにした「フレンチトースト」。甘すぎず重すぎず、しっとりした食感はプリンのよう!おうちでは再現できないこの味を、ぜひお持ち帰りして味わって。

店内は至るところに「ムー」を感じられる遊び心が。食パンがぶら下がっているの!?と思わずシャッターを切ってしまった照明や、「ムー」を重ねたようなオリジナル家具は、見ているだけで寛げます。朝8時から開店する店内で、気分に合わせてモーニングセットを選ぶなんて過ごし方もよし。今週末のTO DOに加えてみては?

〈東京ミズマチ〉
東京都墨田区向島1
03-5962-0102

(photo&text:Ai Yamashita)

4.「フグレンの日本国内店舗めはどこに?」正解は浅草。〈ナインアワーズ浅草×フグレン浅草〉

建築デザインと設計は平田晃久氏。近未来的なカプセルのデザインは、世界的なプロダクトデザイナーである柴田文江氏によるもの。2010年グッドデザイン賞金賞受賞。
薄い生地が特徴のノルウェースタイルのワッフルは、朝食にぴったり。プレーンからスモークサーモン、アボカドなど食事系も豊富にそろう。
モデル着用 シャツワンピース45,000円(エンジニアド ガーメンツ エンジニアド ガーメンツ 03-6419-1798)/バックパック24,000円(ドゥーシュバッグ RCTジャパン 03-6303-1039)/ブレスレット35,000円(アンコックス アバロン 03-6434-7333)

1号店の富ヶ谷とは立地も周辺環境も異なる、にぎやかな観光地という選択に意表を突かれたファンも多いはず。しかも3階から上は「睡眠」と「シャワー」「身仕度」に特化したカプセルホテル〈ナインアワーズ〉。だが早くも街に溶け込み、国内外のゲストからの評判も上々。浅草の歴史、ルーツ、古いものから新しいものへ。両者の共感から生まれたコラボレーションは、訪れる価値あり

〈ナインアワーズ浅草〉
フグレンのコーヒー&ペストリーセットがつく朝食プランも。
東京都台東区浅草2-6-15
03-5830-0057
1泊4,900円〜(税込)
全183室

〈フグレン浅草〉
午前中は、ほとんど海外ゲストで埋まるとか。
03-5811-1756
7:00〜22:00(水木〜1:00、金土〜2:00)無休
68席/分煙

(Hanako特別編集『Hanako TRIP 今、泊まりたいのはライフスタイルホテル。』掲載/photo : Tetsuya Ito, MEGUMI (DOUBLE ONE) hair & make : Saori Hattori styling : Yuuki Matsuda model : Larissa text : Wako Kanashiro text & edit : Yoshie Chokki)