10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、鎌倉の人気スポット〈浄妙寺〉に子どもと訪れた時のお話です。

週末は長男に自転車が届いた我が家。まだ不慣れな補助輪付きですが、せっかくなのでたくさんでかけようと、慎重な性格ゆえに、おそるおそる自転車にまたがる長男とともに鎌倉の人気スポット〈浄妙寺〉にいきました。

鎌倉駅から金沢街道を進んだ先にある浄妙寺は、文治4年(1188年)源頼朝の忠臣・足利義兼によって創建されたお寺。桜の季節を過ぎると、花の世界は一気に初夏へと加速していきます。風景の中で、一気に満開になるのがツツジ。〈浄妙寺〉でもたくさんのツツジが見頃を迎えていました。

藤棚の白藤も綺麗です。藤と言えば日本古来の花木と言われ、万葉集にも歌われている花。鎌倉に引っ越してから、街角や寺院などで藤棚を目にする機会が格段に増え、うねうねとくねりのある木の幹や、伸びやかなツル、可憐な花にうっとりしています。一年に1度だけ、しかもとてもはかない藤は、「今年も観れてよかった!」と満足な気持ちになるお花です。

また境内の一角でボタンがたくさん植えられていて、〈浄妙寺〉の庭を一層華やかに彩っていました。

〈浄妙寺〉の面白いところは、境内にイングリッシュガーデンが楽しめる「石窯ガーデンテラス」という洋館を改装して作られたカフェ&レストランが併設されているところ。

昔ながらの銅葺き屋根のお堂を通り抜けて山道を登っていくと、急に丘の上の洋館が。「和」から「洋」にいきなり転換することに不思議な気持ちになるのですが、それもなんだか楽しい。ガーデンデザイナーが手掛けたナチュラルな庭を眺めながら、ランチやアフタヌーンティーができます。美しい景色を眺めながらランチを楽しみましたが、自転車に疲れた長男を抱っこすることになり、ヘトヘトになったお休みの日でした。

浄妙寺からは鎌倉駅からバスが出ていますが、歩いて、〈鶴岡八幡宮〉、〈荏柄天満宮〉、苔むした階段で有名な杉本寺、”竹寺”の〈報国寺〉と周るのもおすすめ。鎌倉散歩のアイデアの一つにしてくださいね!