カフェはホッと一息つける癒しの場所。今回は、いつもと違ったカフェタイムを過ごしたいという方へおすすめしたい、東京都内にあるユニークなカフェをご紹介します。おひとりさまからデートまで、いつもと違ったカフェタイムを過ごしてみませんか?

1.〈志村電機 珈琲焙煎所〉電気屋さん?コーヒー屋さん?春日町でカスタマイズ焙煎。

豊島園駅から徒歩5分のところにある不思議な名前のお店。電気屋さんなの?珈琲屋さんなの?と頭の上に疑問部が浮かびますが、文字通り、その両方なんです。50年以上つづくの地元の電機屋さんが、コーヒーが好きすぎるあまりに始めた焙煎所。その2つが合体して2019年に今の形になったそうです。電球や延長コードの並んだ棚のうしろには、コーヒーを片手に談笑するご近所さんの姿が。そうかと思えば、カウンターではエアコン修理の相談中のご様子。

なかでも人気なのは、お店の奥にずらりと並んだコーヒー豆。このお豆を求めて、次から次へとひっきりなしに人がやってきます。客足が絶えず、とにかく賑やか!お豆のクオリティはもとより、自分好みに焙煎してくれるのが人気の秘密。青々とした25種類以上の生豆から、好きなものを好きな量だけ、好みの焼き加減で焙煎してくれるんです。ありそうでなかった、カスタマイズ焙煎!注文すると目の前で焼いてくれます。焙煎度合いはハイローストからイタリアンローストまで5段階。もっとこだわりたい人には、なんと10秒ごとに焼き時間の調整もできるそう。

この日いただいたのは、ガテマラ共和国レタナ農園のレッドブルボンのウォッシュド。発酵という工程のあるウォッシュドは、洗練されたきれいな酸味が特徴です。んなにこだわったコーヒー、代官山でもなかなか飲めないよ!それにしても優雅なコーヒータイムのうしろに見える、電気修理の相談カウンターがシュールです。街散策のお供には、アイスアメリカーノフロートを。ほんのりコーヒーの香るソフトと、アメリカーノと思えないくらい爽やかな酸味のアイスコーヒーが罪レベルで美味です。庭の湯の帰りにぜひお立ち寄りを。

〈志村電機珈琲焙煎所(Shimura Denki Coffee Roasters)〉
東京都練馬区春日町1-11-1
9:00〜19:30 木曜休

2.〈デンキヤホール〉昭和レトロすぎる浅草の喫茶店。ゲーム台の上でオムソバを頬張る。

浅草の千束通り商店街にある1903年創業の老舗喫茶店〈デンキヤホール〉へ行ってきました。不思議な店名だなぁと思ったら、もともとは電気器具の修理店だったそうです。喫茶店になったのは戦時中のこと。戦争で男手が不足したことから「女性でもできる商売を」と喫茶店へ大変身。飲食店のミルクホールと電気屋を足して、〈デンキヤホール〉と名乗るようになったとか。120年の歴史、ここにあり。

オムマキが運ばれてきたタイミングで電源をオンしてもらうと…、けっこうな音量で容赦なく流れ出すピコピコサウンドと青光りするブラウン管のテレビ画面。の上にそっと佇むオムマキがシュールすぎる。ソース焼きそばを薄く焼いた玉子で包んだデンキヤホールの名物・オムマキ。太麺で食べ応えあり。具はシンプルにキャベツのみ。昭和の給食みたいな銀のトレーがまた食欲をそそります。その後なんだかんだで1時間くらいパックマンに夢中だった私。あっという間に時間が過ぎて、気がつくとゲーム機に2,000円くらい放り込んでいました〜(汗)。あぶない、あぶない。

〈デンキヤホール〉
東京都台東区浅草4-20-3
9:30〜20:00 水曜休

3.〈403 NotFound〉じっくり本を読みたい日に図書喫茶。お一人様席のみで私語は厳禁?

やってきたのは町田の薬師池公園近くの閑静な住宅地。築50年の古民家をリノベーションした図書喫茶〈403 NotFound〉へ行ってきたよ。10畳ほどの小さな店内には、全部で7つの席があります。全てが一人席なので、2人で行ってもお一人様。それぞれ別々に座ります。店内では私語厳禁。視線の合わないよう席の配置まで工夫されています。一人一人が自分だけの時間を静かに過ごせるよう、空間づくりを大切にしているのです。

もともとはレストランでソムリエのお仕事をしていたという店主さん。季節の素材を使った手作りのケーキやキッシュを、コーヒーやワインと共に楽しめます。この日わたしがいただいたのは、和栗のタルトとエチオピアのアイスコーヒー。ちなみにこの日、私が読んだ本は『金持ち父さん、貧乏父さん』。おしゃれなブックカフェで読む本じゃなかったかも。でもすごく集中できました〜。

〈403 NotFound〉
東京都町田市金井1-17-10
10:00〜18:30 不定休

(text:Alice Saito)