みなさまこんにちは。木村ミサです。本格的に初夏の装いになりつつある昨今。少し前は「八十八夜」と言う、茶摘みには最適のシーズン。お茶の旬が始まります。お店に新茶が出始めると、「夏が来る!」と胸が高鳴ります。この連載を通して、お茶に少しでも興味を持ってくれた方は、ぜひ普段飲んでいるお茶と新茶を比べてみてください。 さて、今回はそんな季節にぴったりな、アイスで飲みたいお茶を求めて三軒茶屋にある〈TEA TATAMO!〉へ。 ご実家が畳屋さんの店主が、畳を通して生まれたコミュニティの中でのめぐり合わせでできたお店です。それでは、行ってみましょう。

三軒茶屋の大通り沿いをずっとまっすぐ歩いた場所にある“COFFEE”と書かれた看板。しかし、ここはれっきとした日本茶のお店です。〈TEA TATAMO!〉は、オーガニックにフォーカスした「NODOKA」のお茶を取 り扱う日本茶と畳が融合した日本茶カフェ。ご実家が畳屋さんをしているという店主が、畳のヨガマットを持ってヨガイベントに参加したところ、NODOKAさんと出会い、健康志向という共通点からフィーリングが合い、一緒に何かしたいと思ったことがきっかけだそう。

【本日の1杯目】「煎茶」

「煎茶」(アイス、レギュラーサイズ)400円

オーガニックにこだわる〈TEA TATAMO!〉の茶葉は、すべて「NODOKA」のものを使用。「NODOKA」はニュー ヨークで創設されたオーガニック日本茶パウダー専門ブランド。海外で売られている日本茶を本物のものに変えたいという想いから、静岡の無農薬有機栽培のいち番茶のみを使用し、パウダーにすることで手軽に飲めるようになりました。

〈TEA TATAMO!〉では、「NODOKA」のパウダー茶葉を1杯ずつ丁寧に点てて淹れます。急須で淹れると面倒臭いお茶を、コーヒースタンドのように手軽に飲んでほしいという想いで淹れているのだそう。

パウダーから点てた「煎茶」は、豊かな自然を体現しているような鮮やかな水色。茶葉の凛とした青々しさを感じつつ、旨味や渋みのバランスが絶妙で一気に飲み干せます。急須で淹れなくても、ここまで茶葉の旨味がわかるのはうれしい。ラテを頼みがちだけど、こういうときに「煎茶」を頼めると、なんだか粋な人間になれた気分がします。

【本日の2杯目】「ほうじ茶ラテ」(ソイミルク)

「ほうじ茶ラテ」(ソイミルク、レギュラー)550円

お次は人気NO.1「ほうじ茶ラテ」をいただきましょう。〈TEA TATAMO!〉のラテは、植物性のソイミルクやオーツミルクへの変更が可能です。こちらも「NODOKA」のほうじ茶パウダーを使用し、注文してから1つ1つ丁寧に点てています。今回は「ほうじ茶ラテ」を、ソイミルクでいただきます。

ラテは甘さの調節もできるので、私は無糖に。ふわっとほうじ茶の香ばしさが鼻をくすぐりつつ、ソイミルクの自然な甘みがまろやかさを引き出してくれるので、無糖でもほのかな甘味が楽しめて、より一層ほうじ茶のポテンシャルの高さが感じられます。お店は畳で縁側にいるような気分になれるので、これからの季節にぴったり。都会で畳を感じられる場所があるなんて、癒やされます。ラテを通して畳のやさしさにも触れることができるのは〈TEA TATAMO!〉ならでは。

【本日の3杯目】「玄米茶シェイク」

「玄米茶シェイク」(レギュラー)600円

〈TEA TATAMO!〉では各種シェイクもいただけるのですが、今回は店主おすすめの「玄米茶シェイク」をいただきましょう。これは店主が自ら考案した渾身の1杯で、ラテに白餡をプラスしてシェイクに。甘みを白餡で出しているのは新しくて期待が高まります。

これは衝撃。玄米茶の香ばしさが白餡の甘みにしっかり乗ってくるおかげで、より玄米茶を体感することができます。シェイクは甘みが強すぎるイメージがありますが、しっかり茶葉と白餡、ミルクが手を取り合い、しっかりと「玄米茶シェイク」が完成されています。いままでのお茶系シェイクで1番のヒットかも…。ここでしかいただけない味をぜひ堪能してみてほしいです。

【本日の甘味】「米粉どらやき(ほうじ茶)」

「米粉どらやき(ほうじ茶)」400円

スイーツも充実!私は迷いに迷った末、「米粉どらやき(ほうじ茶)」をいただきます。 ころっとした手のひらサイズのどらやきは、「NODOKA」のほうじ茶パウダーが練り込まれた餡と生地で作られています。ころっとかわいらしい見た目のどらやき。これは煎茶のお供にしちゃいましょう。

ころっとしていて、きゅるんとかわいい系のアイドル的な見た目にうっとりしつつ頬張ると、こんなにいいんですか!?と、はみ出すくらい餡がどっしり入っていることに驚きます。手軽に食べられるのに、こんなに贅沢に餡を使っていると、なんだか1日の小さな幸せを見つけられた気がします。そんなどら焼きはほうじ茶ですっきり甘いので、最後までおいしく楽しめますよ。畳の上で、 煎茶とどらやきという最高の組み合わせ。都会にいながら田舎の祖母の家に遊びに来たみたいな、懐かしくもほっこりさせてくれる素敵などらやきです。

【本日のお土産】「畳コースター」

「畳コースター」660円

ご実家が畳屋さんのため、お店では畳を使用したヨガマットやコースターなどが販売されています。今回はコースターをゲットしてキャンプにつれていきました。自然を感じられる場所でも「畳コースター」が意外に馴染んで、飲み物がワンランクアップします。色は4種類あるので、家ではもちろん、色々な場面で活躍しそうな予感。東京にいながら畳を感じられるアイテムはどれもおすすめです。

〈TEA TATAMO!〉はサステナブルな取り組みとして、東京農業大学の生徒さんがつくった草ストローを使用しています。また、「NODOKA」の有機栽培をしたオーガニックの茶葉にこだわるのは、畳やお茶を広めていくことにより、日本の自然なものの良さを広めていきたいという店主の想いから。いまでは和室を知らない若者もいる現代で、畳ってこんなに心地良いものであるということを、若干25歳の店主が伝え続けていくことにかっこよさを感じます。そんなまっすぐで粋な本日の一杯、召し上がれ!

〈TEA TATAMO!〉

東京都世田谷区太子堂2-6-1
月〜金10:30〜20:30、土日祝10:30〜20:30 不定休
 ※東京都の要請などに応じ、変更の可能性がございます。
http://www.tatamo.jp/cafe/