今回は西東京市にある〈田無(たなし)神社〉を訪れました。風と水を司ることから、まさに季節の変わり目にぴったりな神社。身も心も潤いと清らかさで満たしてくれて、もやもやしたときには悩みまで吹き飛ばしてくれるかも。境内には十種類の「おみくじ処」や梅雨の時期の「七夕てるてるトンネル」など、楽しいスポットも目白押しです!

境内には、水にまつわるたくさんのスポットが。

〈田無神社〉は鎌倉時代から水に関わりのある神社です。すべての厄を振り払う「風」、また生命の象徴でもある「水」の神様がお祀りされているせいか、身も心も潤いと清らかさで満たしてくれるような気持ち良さを感じます。

まず、行くべきは「恵比寿・大黒社」。七福神である恵比寿様と大黒様が祀られていて、「家内安全」や「病気平癒」などのご利益が! ご利益の秘訣は、社殿の隣に吊るされた「鯛」を叩くこと。参拝で鈴を鳴らすように、こつんと叩けば、お清め効果とともに神様へのご挨拶にもなるのだとか。

続いて見ていただきたいのは、雨乞いの象徴「獅子頭の神輿」。田無神社では、その昔、日照りが続くと獅子頭を納めた神輿で練り歩き雨乞いをしていました。江戸時代、この辺りは宿場町として栄えたことから、獅子頭も豪華絢爛。いぶし銀なお神輿に鎮座する獅子頭は大迫力です。

厄を祓い清める「五龍神」も要チェック!

北方守護、健康運・家内安全の「黒龍」。

境内には、自然哲学「五行思想」に則り、五匹の「龍」が。東西南北に「青龍神」「白龍神」「赤龍神」「黒龍神」、中央の本殿に「金龍神」がお祀りされています。「大地」や「豊穣」を象徴し、幸運を呼ぶ守護神様ですので、ぜひそれぞれの龍神もお参りしてみてください。

写真提供:田無神社

今回は特別に、拝殿に上がって、本殿を間近で拝見させていただきました。本殿の土台部分には「鯉」が彫られ、見上げると滝を昇った鯉が「龍」となり舞い上がる姿が。当時の人々の龍神への信仰を感じますね。

参拝客に「開かれた神社」に。

〈田無神社〉には「開かれた神社」というテーマにがあるそうで、これは現宮司の賀陽智之(かや・としゆき)さんが先代の宮司さまより託された言葉なのだとか。以来、神社では親しみやすい発信や、境内の緑を残す工夫に取り組まれています。

参拝客へのおもてなしの心は、こんなところにも。何と「おみくじ処」では10種類ものおみくじが用意されているのです…!数あるおみくじから、私は「新五龍神みくじ」を選びました。

陶器の龍神の中におみくじが入っているのですが、悩みに悩んで、本殿にも祀られる「金龍神」に。見てください、この艶やかなフォルム!ちなみに、私は「大吉」でした…!

梅雨のこの時期にこそおすすめ。

写真提供:田無神社

6月中旬から7月末頃までは、私も大好きな「七夕てるてるとんねる」が境内に設置されています。顔を描き、願い事を書くことも出来ますよ。

宮司の賀陽さん曰く、雨の日や雨上がりの境内がおすすめとのことだったのですが、私が伺ったこの日も、ちょうど雨上がり!しっとりと麗しく、幻想的な雰囲気が広がっていました。季節の変わり目に疲れた時には、田無神社ですっきりデトックスしてみませんか?