ホテル仕込みの中華から、台湾のストリートフード、はたまた日本では珍しいレバノン料理まで。クオリティの高い異国の料理をカジュアルに楽しめることも京都らしさだ。

1.【台湾料理】窯で焼いた現地の味を忠実に再現した胡椒餅専門店。〈福丸〉/西院

九条ネギや国産豚を使った胡椒餅1個350円。味噌味と醤油味の2種類から選べる。
独特の香ばしさを出すことにこだわり、現地と同様に窯で焼くスタイルに。
大通りに面した小さな店。中にはイートインスペースも。

胡椒餅とはスパイスの効いた豚肉とネギをパン生地に包んで焼いた台湾のストリートフード。店主の山村優佳さんは現地で食べた味をもとに独学で作り方を学んだ。ビールのアテに、おやつに、手土産に、多様なシーンで味わいたい。

〈福丸〉
京都府京都市中京区壬生仙念町31
075-812-1601
11:30〜22:00(売り切れ次第終了)木・第2金休、不定休あり
6席

2.【タイ料理】スパイシーなタイ料理に不思議となじむ日本の手仕事。〈コイコイ商店〉/西陣

甘辛いオリジナルソースにカシューナッツや干しエビの香り、食感がアクセントとなったパッタイ950円、トムヤムクン900円。
店は来年1月に左京区・鹿ケ谷へ移転予定。現在の店は〈上海航路〉の跡地にある。

日本全国の職人を訪ね、手仕事の魅力を紹介してきた渡部裕太さん。タイ料理店での勤務経験を生かし、ランチとアラカルトで「民藝×タイ料理」が楽しめる唯一無二の店を営んでいる。「器がいいと、料理もおいしく感じることを実感していただけたらうれしいです」。

〈コイコイ商店〉
京都府京都市上京区筋違橋町583
075-406-7240
12:00〜22:00 月火休
13席

3.【ベトナム料理】鴨川に近い立地もうれしい有機野菜のバインミー。〈120g Bánh MÌ Kyoto(120グラム バインミー キョウト)〉/聖護院

京都の乳酸発酵すぐきバインミー。季節の野菜で作るスープとセットで1,150円。
鴨川や岡崎公園に近い立地で、テイクアウトにも最適。
海外で食べ歩きする趣味が高じて店をオープン。店主の浦智洋さん。

大原にある有機野菜農家と直接取引し、野菜たっぷりのバインミーを提供。約8種類の個性あふれる野菜たちが、手作りのハム、豚レバーのパテとともに形成する五味のハーモニーは絶妙。すぐきや柴漬けといった京都らしいフレーバーも。

〈120g Bánh MÌ Kyoto(120グラム バインミー キョウト)〉
京都府京都市左京区聖護院東寺領町6-2
075-708-8085
11:00〜売り切れ次第終了 木休(祝は営業)、不定休あり
10席

4.【中華料理】映画のセットのような空間でホテル仕込みの広東料理を。〈一盘菜 田中(イーパンツァイタナカ)〉/元田中

蒸し鶏、海鮮、野菜など、季節替わりの冷菜盛り合わせ2,860円。
「中華の定番をそろえるのではなく、自分がおいしいと思う料理でメニューを構成しました」と店主の田中さん。
店名の「一盘菜」は一皿料理の意。

「ただ者ではない」感のする看板をくぐり抜け路地の奥へと進むと、独特な雰囲気満点の店へと辿り着く。店主は20年のホテル勤務で料理の腕を磨いた田中晋平さん。酒のアテにもぴったりな本格広東料理が一品から注文できる気軽さがうれしい。

〈一盘菜 田中(イーパンツァイタナカ)〉
京都府京都市左京区田中里ノ内町26
075-708-2793
14:00〜17:30、18:00〜22:00LO 水休
10席

5.【レバノン料理】自家菜園の新鮮野菜で彩られたワンプレート。〈汽 ki:(き)〉/清水五条

チキンとファラフェルのモーニングプレートには、シェフが自ら育てた自家菜園の野菜がたっぷり。スープ付きで1,800円。

「レバノン料理は野菜をおいしくする技術に長けている」とシェフの長野浩丈さん。ワンプレートで提供されるおかずやソースを、ピタブレッドの中に挟んで食す。食材の持ち味を生かした繊細な味わいは、日本人の舌にもフィット。

自然光の差し込む空間の中心に、研ぎ出しのビッグテーブルを据えた。
店は高瀬川沿いに。

〈汽 ki:(き)〉
京都府京都市下京区都市町149
075-585-4224
8:00〜10:00(9:45LO)、11:00〜15:30(14:45LO)水休
20席

(Hanako1200号掲載/photo : Norio Kidera, Noriko Yoshimura text : Atsuko Suzuki)