コロナウイルを封じ込めている台湾から明るいニュースだ。10月8日にファッションの中心である台北の東区に<UNIQLO TAIPEI >がオープンした。台灣の旗艦店として、独自のカルチャーを取り入れた店づくりが大きな話題だ。もちろん、台湾にしかないアイテムもあり、アフターコロナには台湾旅行をしたら間違いなく行ってみたくなるスポットとなるにちがいない。そんな<UNIQLO TAIPEI>の魅了をダイジェストでお届けします。

見どころ1:台湾のアーティストとの店づくり

ユニクロの古着を素材につくったソファ。「JUST IN XX 」の作品。
古着を糸にもどして蘇らせるのが、「JUST IN XX 」の今回のテーマ。
「JUST IN XX 」の周裕穎さんはサステナブルなデザインの可能性を示した。

<UNIQLO TAIPEI>が誕生したのは台北・東区。ショップや洋服屋さん、人気のカフェが集まる台北カルチャーの中心地だ。今回の旗艦店はちょっと元気のなくなっている東区を、かつてのような活気が戻るようにとの思いも込めて、さまざまなチャレンジに取り組んでいる。まず注目したいのが店内に置かれた台湾の有名アーティストの作品の数々だ。とびきりの存在感を放つのは、カラフルな数々の布地で作られたチェアやオブジェ。東京オリンピックで台湾選手のユニフォームをデザインし、ブランド「JUST IN XX 」を立ち上げているデザイナー周裕穎さんによる作品だ。UNIQLOの古着を糸にもどし、SDG's的なアプローチでチェアとして再び命を吹き込んだ。「糸の結び目、パターンによって、2つとして同じ作品はありません」と周さん。赤や黄色、グリーンなどの色は素材となった素材となったウエアの色を利用している。

他にも台北のフローリストがセレクトしてつくった「UNIQLO フラワー」や、刺繍作家Fayeさんによるブーゲンビリアをモチーフにした柔らかい色使いの刺繍や、林靖格さんの爆竹をモチーフにした竹のオブジェが店内を飾り、台湾独自のアートを身近に感じられるような工夫が随所にこらされている。

見どころ2:日本とののコラボにも挑戦

編集部も参加したリーフレット編集。ファッションフォト、東区のマップなどUNIQLO TAIPEIの魅了を1冊に。
日常の中の風景を収めるため、撮影は台北の注目スポットで行われた
女優のビビアン・スーさんがメインビジュアル。

かたや日本とのコラボレーションにも挑戦している。<UNIQLO TAIPEI>のオープンのイメージキャラクターに女優のビビアン・スーさん、世界的な囲碁棋士のヘイ・ジャアジャアさん、俳優のエドワード・チェンさんら起用され、UNIQLOのウエアを身にまとい登場した。スタイリングは日本人スタイリスト杉本学子さんによるもの。今回はコロナ禍とあって、試着から撮影もオンラインで台湾と日本を結び完成させた。「言葉の違いもありました。オンラインでのコミュニケーションをキャストや台湾スタッフ、日本スタッフと試行錯誤しながらがんばって進めました。海外を自由に行き来できるようになったら、真っ先にみなさんにお礼を言いに会いにいきたいです」と杉本さん。そして編集部もリーフレット編集などにも参加した。

みどころ3:地元とともにファッションを盛り上げよう

ユニクロのロゴも焼印してオリジナルカステラの出来上がり
東区のコミュニティーも一緒に盛り上げた。
東区の屋台ではロゴ入りの今川焼きが販売された。
店先に登場したおしゃれ屋台。屋台の多い東区なので、期間限定で登場した。

そして東区というローカルコミュニティーと共に<UNIQLO TAIPEI>のオープンを盛り上げる試みも。東区といえば、豆花やタピオカなど台湾フードが楽しめるスポットとしても有名な場所だ。今回は焼きたてのカステラや今川焼きのお店や屋台にお願いし、「UNIQLO」の焼印を入れた今川焼きを販売した。
今から12年前、パリに旗艦店が誕生した時は、パリのパン屋さんが「UNIQLOオープン」のをプリントした包みでバゲットを手渡して大好評となった。今回は台湾らしく、屋台の方々の協力のもとオープンをアピール。結果、ユニクロのロゴいり今川焼きは人気を博し、屋台の売り上げも上昇したそうだ。

まだまだあります!

日本でも有名な<東区粉圓>が大人気に!
東区とのコラボは多岐にわたった。

ほかにも台湾ならではの、オリジナルプロダクトの作成など、台湾でなければ実現できない魅力をちりばめた旗艦店。台湾の新たな文化発信基地としてもスタートした<UNIQLO TAIPEI>の次なる発信が楽しみだ。

UNIQLO TAIPEI
台北市大安区忠孝東路四段200号1-4階
02-2778-3308
11:00〜21:30(金、土〜22:00)

photo-:JimmyYang