読者組織・ハナコラボの中から、SDGsに感度の高いメンバーで結成した、SDGsレポーターズ。Hanako.tokyoでは約1年にわたり、彼女たちが興味・関心を抱く企業やアイテムの取材を行ってきました。取材の積み重ねでたくさんの発見があり、自身の暮らしにも変化が生まれたといいます。これまでとこれから、4人それぞれが見つめる世の中の状況をスペシャルレポートにまとめました。

「ナチュラルビューティハンター」としては7年ほど活動しています。「買い物は投票」という考えに出会ってからは、オーガニックコスメを買うことは環境問題へのポジティブなアクションだと思ってきました。環境問題に興味を持ったのは、音楽プロデューサーの小林武史さんが主宰する〈KURKKU(クルック)〉の商品開発に携わったことが大きいですね。

〈KURKKU〉は千葉でサステナブルファーム&パークを運営していることでも知られています。コスメ以外にも、健全な食について調べたり、サステナブルな生活用品を試したりと環境問題には積極的に触れてきました。

でも、SDGs自体を知ったのはつい最近のこと。それ以前も別のウェブマガジンでSDGs関連の連載を持っていましたが、Hanakoのレポーターは「もっと自分が興味のあることにフォーカスして自由に書ける!」とうれしかったのを覚えています。どの企業・アイテムも印象的で思い出の記事は絞りきれませんが、特に心に残るのは〝人〞との出会いでした。

【IMPRESSIVE ACTIVITIES】

1.企業を応援する手段として投資との距離が縮まりました。/第36回 ハナコラボSDGsレポート・資産運用と社会貢献。いまこそ「SDGs投資」を始めよう

今日よりも良い明日を目指す持続可能な社会のためには論語(道徳)と算盤(経済)の両方が必要だと、〈コモンズ投信〉の取締役会長でESG最高責任者の渋澤健さんが教えてくれました。企業を応援しつつお金を増やすことは一見矛盾してそうですが、投資なら両立できるといいます。投資先を見極めるのは難しいから信託が安心。こちらでは3,000円から始められるプランもあり、私も興味が湧きました。

〈コモンズ投信〉取締役会長 兼 ESG最高責任者の渋澤 健さん。

写真1枚目・渋澤さんは『SDGs投資 資産運用しながら社会貢献』(朝日新聞出版)も上梓。〈コモンズ投信〉がどのような思いでどのような会社に投資をしているのか、定期的にセミナーを行っている。YouTubeチャンネル『COMMONSTV』にもアーカイブがあり、積み立て投資を始めるヒントになる。

2.知る前には戻れない!フェムテックの開発秘話。/第18回 ハナコラボSDGsレポート・“その日”の新常識?選択肢を増やし、人生をもっと自由に快適にする超吸収型サニタリーショーツ〈Bé-A〉。

超吸収型サニタリーショーツは一番身近に感じたイノベーション。憧れの美容家で〈Be-A Japan(ベア ジャパン)〉の代表取締役CEO・山本未奈子さんにお話を聞きました。繰り返し洗って使えるのでエコに役立つことに加え、女性ならではの悩みを理由に何かを諦めてほしくないという、ジェンダー平等への思いも込められているそう。自分のタイミングでトイレに行くのが難しい医療従事者へ寄贈もしているとか。新しい社会貢献の形ですね。

写真1枚目・山本さん(右)は「日本で一番女性を幸せにする会社」を目指し、〈Be-A Japan〉を運営。アメリカの吸水ショーツをヒントに、開発に乗り出したそう。写真2枚目・ジュニア用は吸収帯がグレーで量の変化がわかる。スタンダードタイプは7,590円。

3.高品質なものづくりは人とのつながりで成り立つもの。/第9回 ハナコラボSDGsレポート・「語れるもので、日々を豊かに」するために、〈ファクトリエ〉が続ける姿勢とブレない秘訣。

地方のクラフトマンシップを未来につなぐため、「語りたくなるもの」を作るファッションブランド〈ファクトリエ〉。代表の山田敏夫さんが大切にするのは“あなたから買いたい”と思ってもらうこと。商品全てに工場の名前を入れ、質の高い品を適正価格で販売しています。サイトで作り手とお客さんがメッセージを交換できるようにしたら、両者の「心の温度」が上がるのを感じたそう。人とのつながりの大切さを知りました。

育てるカシミアに感動!

写真1枚目・代表の山田さん。実家は熊本の洋品店で、パリに留学した際は〈グッチ〉の店員も経験。工房の技術を大切にするブランドの思いを学んだという。写真2枚目・手洗いできる「育てるカシミヤ」はカラーオーダーもできる。この品質の良さは衝撃。

オーガニックコスメやサステナブルなものづくりの現場を追いかける「ナチュラルビューティハンター」。Instagram(@naturalbeautyhunter131)では、美容レポートを更新中。

(Hanako1202号掲載/photo : Kaori Ouchi text : Kahoko Nishimura)