ロケ弁ブランドをはじめ、さまざまなジャンルで活躍をするフードデザイナー・細川芙美さんが、ズボラ女子でもできる簡単レシピを紹介する連載。第40回は、前回作ったマッシュポテトを活用したハンバーグを紹介します。

今回のテーマ:「ライスなしなら、大きなハンバーグで」

前回の作り置き、柔らかくなるまでまたミルクでのばして…。

前回作り置きしておいたさつまいものマッシュポテト。色鮮やかな作り置きがあるときは「ごちそうチャンス」。つまり、いつもより手の込んだものを作ってもいいかも…と料理欲が沸くんです。ということで、今回はハンバーグ!家で作るのなら、大きいサイズはありよりのあり。その代わりライスは、なし!

材料(1個分)
玉ねぎ…1/2個
パン粉…小さじ2
牛乳…小さじ2
合いびき肉…120g
塩・胡椒…各適量
ナツメグ…少々
卵…1個
バター…8g(1かけ)
薄力粉…小さじ3
赤ワイン…小さじ3
オリーブオイル…適量
舞茸…1/4パック
ほうれん草…1束
マッシュポテト…適量 ※前回「ミートでポテトな甘じょっぱいパニーニ」の作り置きを使用

最新(多分)!1回で2種類の切り方を伝授

【POINT】半分だけ切り込みを入れる。
【POINT】切り込みを入れたほうだけ横にも。
【POINT】そのまま切れば…。
【POINT】奥は薄切り、手前はみじん切りに。
【POINT】お見事!

【1】玉ねぎを半分に切ったら右半分は真ん中から端に向かって繊維に沿って切り込みを入れる(左半分は切り込みを入れない)。 横に切り込みを入れ、横に3〜4段ほど切り込みを入れる。最後に、繊維を断ち切る方向から3〜4mm切る。まな板奥側は薄切り、手前はみじん切りになる必殺技です。

楽したいなら、こねる工程は2段階でいい

【POINT】先にパン粉を牛乳に浸して。
【POINT】まずは肉に味をつける調味料。
【POINT】糸が引くまでしっかりこねて。
【POINT】残りの材料を入れる。

【2】パン粉は牛乳に浸しておく。ボウルに合いびき肉を入れ、塩・胡椒各少々、ナツメグを加えて糸が引くまでしっかりこねる。その後、みじん切りにした玉ねぎ、牛乳に浸しておいたパン粉、卵を入れ、よくまとまるまで再度こねて。空気を抜いて、まとめておく。

ソース用の玉ねぎはバターでさっと

【POINT】バターと一緒に火にかける。
【POINT】しんなりするまで…。
【POINT】一度取り出す。

【3】フライパンに薄切りにした玉ねぎとバターを入れ、中火でしんなりするまで炒める。玉ねぎを持ち上げてくたっとしたら取り出す。

ハンバーグの焼き方はフライパンの側面使いにあり!

【POINT】側面の整え忘れに注意。
【POINT】あわよくば玉ねぎの風味がうつる!
【POINT】真ん中にくぼみを入れて。
【POINT】フライパンの側面を使ってハンバーグ全体を焼く。
【POINT】赤い部分は全面撲滅。

【4】ハンバーグの生地を手のひらにのせ、小判形になるよう平たく整えたら真ん中にくぼみを入れる。3で玉ねぎを炒めたフライパンはそのまま洗わず弱火にかけ、温まったらハンバーグを入れて。中火にしたら、ハンバーグの側面もしっかり焼くため手前に滑らせる。反対の側面はフライパンの奥側に滑らせて。両面に焼き色がついたら取り出す。

ハンバーグにもマッシュポテトにも合うソースを作る

【POINT】薄力粉を炒める。
【POINT】些細な遊び心も忘れずに。
【POINT】色づき始めたら目をはなさない!
【POINT】カレー粉くらいの色がベスト。

【5】フライパンをきれいに洗ってよく拭いたら、薄力粉を入れて強火で炒る。色がつき始めたら弱火にし、再度よく炒めて。煙が出て、香ばしくなり始めたら火を切り、余熱でカレー粉の色になるまでまつ。火加減が重要なので、熱くなりすぎたら1度火を切りましょう!

炒った小麦粉がソースに!あとは蒸し焼きで

【POINT】炒めておいた玉ねぎをここで投入。
【POINT】水は2回に分けて入れる。
【POINT】ハンバーグを戻す。
【POINT】極弱火でじっくり。
【POINT】開けずにステイ!

【6】5の薄力粉に、炒めておいた3の玉ねぎを合わせる。中火にして全体が粉をまとったら、水200mLを2回に分けて入れ、赤ワインを加えたら溶くように混ぜる。ハンバーグを入れ、フタをして弱火で6分ほど蒸し焼きに。6分たったら火を消し、フタを開けずに置いておく。

マッシュポテトをおいしく食べる付け合わせ!

【POINT】舞茸はオリーブオイルで焼く。
【POINT】舞茸が色づいたらほうれん草を。
【POINT】ハンバーグの半分のサイズ。
【POINT】ここでオープン!
【POINT】マッシュにもたれて。
【POINT】見た目もおいしそう!

【7】別のフライパンにオリーブオイルをひいて、小房に分けた(根本を少し落とし、くっついている部分を小さなかたまりに分けること)舞茸を焼く。焼き色がつき始めたら、ほうれん草を切らずに豪快に入れて焼き、塩・胡椒各少々で味整える。うつわにマッシュポテト(硬くなっていたらあたたかい牛乳で伸ばして)に、もたれかけるようにしてハンバーグをのせる。フライパンに残ったソースは、塩・胡椒各少々で味を整えてハンバーグとマッシュポテトの両方にかけ、付け合わせを添えたら完成。

今回はいつもより手が込んでいた風。「ハンバーグ」という響きがそうさせたのかもしれません。「食べておいしい!」だけではなく、「作ってておいしい!」を忘れないでいたい。いい意味で気分屋なB面女子は、その瞬間、瞬間を楽しむのが取り柄。“おいしい”と“楽しい”はいつだってとなり合わせ!自分の欲望を叶えるサイズが大きすぎたと感じても、その大きさのハンバーグを果敢に作る私たちは愛おしいのだ。

今回のB面撮影裏側日記

ハンバーグをひっくり返すときはいつだって気合が入る。いつもチェックしてくれている方はお気づきかもしれませんが、裏側日記によく出てくるひっくり返す工程。このとき私はいつもステージ上に立った盛り上げ隊長なんです。シャッターチャンスを逃さないで!

A面、B面女子とは…?

料理ライフを楽しむキラキラA面女子(SIDE-A)がいる一方、「料理はしたいけど楽ちんなのがいい!」のが本音。そんなB面女子(SIDE-B)の願望を叶える簡単レシピを紹介する本連載。Hanako誌面の連載「SIDE-B COOKING」と連動中!Hanako.tokyoのWEB連載、instagramと合わせてパラレル女子のA&B面をチェックして!