東京の中でも伝統工芸、そして粋でハイカラな文化を感じられる町の代表といえば浅草。その浅草に新しいブティックホテル〈浅草楓〉がオープンしました。伝統的な工芸や文化芸術をテーマにした9室のお部屋を中心にご紹介します。

「浅草はいつもモダン」と「粋」をコンセプトに懐かしさと華やかさを両立。

エントランス。

〈浅草楓〉は、東京の中でも歴史的建造物や伝統ある名店が数多く点在するエリア、浅草の中心にあります。浅草寺の仲店通りからもすぐ近くという、朝早くから夜遅い時間まで賑わう浅草散策にも便利な場所です。

ロビーに飾られた幕末に活躍した浮世絵師、国周(くにちか)の『俳優六歌撰』。
西陣織のファブリックパネルとオリジナル照明器具も素敵です。

〈浅草楓〉は全9室のこぢんまりとしながらも洗練されたブティックホテル。ロビーに足を踏み入れると、伝統工芸や浮世絵などがさりげなく飾られていることに気が付きます。デザインコンセプトは「浅草はいつもモダン」と「粋」。野暮やキザからは外す感覚の遊び心や、懐かしさや温もりも込められています。

個性的で印象が異なるテーマに沿った9つの客室。

6階「江戸スイート」。季節のイメージは春。
6階「江戸スイート」。
6階「江戸スイート」のマスターバスルーム。

6階建の建物は、2階以上に全部で9つの客室があります。フロアごとに日本らしい四季を表現し、さらに9室すべてに異なるテーマに基づいたデザインがほどこされています。

まずは最上階フロア全体を使ったペントハウスのファミリースイート「江戸スイート」。畳敷の温かみのある部屋には布団が6組用意されていて、バスルームも2つある贅沢な空間です。プライベートバルコニーや、浴室から東京スカイツリーを見ることもできます。

5階のデラックススイート「益子」は益子焼をイメージ。
5階「益子」の小上がり。ちゃぶ台と座布団が設置されています。
ぽってりしたかわいさのある益子焼。各部屋にはテーマに応じた小物も置かれています。
4階のデラックススイートは「藍染」。4階は夏をイメージしていますが、深みのある藍色が落ち着きます。
4階「藍染」の小上がり。座布団の色味も藍色です。
4階「藍染」のベッド上部には浮世絵師豊国三代の『名瀧盡』。
3階のデラックススイート「美濃和紙」。折り紙の鶴がモビールとして飾られています。
3階「美濃和紙」の小上がり。日本3大和紙のひとつ、美濃の和紙を使ったフレームで装飾されています。
2階のデラックススイート「広重」。ベッドの上部には歌川広重の浮世絵が飾られています。
2階のデラックススイート「広重」の小上がり。もちろんこちらにも広重の浮世絵。
5階のジュニアスイート「唐紙」。
5階のジュニアスイート「唐紙」には江戸唐紙の団扇が飾られています。
4階のジュニアスイート「北斎」。有名な北斎の『神奈川沖浪裏』や『東都浅草本願寺』が飾られています。
4階のジュニアスイート「北斎」の小上がり。
3階のジュニアスイート「西陣」。美しい西陣織のファブリックパネルが飾られています。
2階のクイーンスイート「九谷」。フレームにも九谷焼が。

2階から5階に4室あるデラックススイートは「益子」「藍染」「美濃和紙」「広重」がテーマ。シングルベッド2台に、畳敷の小上がりに敷ける布団2組が用意されています。3階から5階に3室あるジュニアスイートは「唐紙」「北斎」「西陣」が題材。こちらはツインベッド2台にやはり布団2組の4名までのお部屋。2階にあるクイーンスイートは「九谷」クイーンベッド1台に布団1組が用意されている最大3名までのお部屋です。

フロアごとにイメージされた四季は、5階と6階が春をイメージした明るいピンク。4階は夏をイメージし、藍色を基調としたブルーが使われています。3階は秋の輝くような黄金色が基調。2階は冬がイメージされていて、柔らかなグレーの色調が九谷焼や広重の色使いを引き立てます。

どの部屋にも畳の敷かれた小上がりが用意されているので、リラックスした時間を過ごすことができます。

サステナブルを意識したアメニティや室内設備。

各部屋にはウォーターサーバーが設置されています。
バスルームはスタイリッシュな作り。
客室内シンク。
〈NEMOHAMO〉のアメニティ。
ベッドサイドにも電源が準備されています。
各部屋には小さな盆栽も。

〈浅草楓〉ではサステナブルであることをたいせつにしていて、各部屋にはウォーターサーバーが設置されています。またバスアメニティは環境に配慮し、自然由来成分を使っている〈NEMOHAMO〉を採用。歯ブラシやスリッパなどは、限りある資源を大切にするためフロントデスクでもらえるようになっています。

浴室は、ゆとりのある深さのバスタブ、レインシャワーと気分よく使える設備が整い、冷蔵庫はもちろん、50インチもあるテレビも設置されています。またベッドのそばや室内各所に電源があるのも気が利いています。

江戸時代から12代も続く、〈日伸貴金属〉による体験もホテルを通してアレンジできます。
この世にひとつだけの銀のスプーンを作ることができます。
内覧会では近くにある飴細工〈アメシン〉の実演も見ることができました。
美しく繊細な飴細工。体験教室は2時間ほどとのこと。

〈浅草楓〉は快適なホテル時間にプラスして、浅草周辺で活躍する一流の職人たちによる体験教室をセットにした宿泊パッケージを用意しています。藍染体験や江戸切子のほか、銀器体験では自分だけのアイスクリームスプーンを作ることもできます。

また内覧会では、飴細工のパフォーマンスも見ることができました。

新鮮なフルーツや野菜を使ったメニューが揃う〈楓ラウンジ by トーキョーサワースタンド〉。

〈楓ラウンジ by トーキョーサワースタンド〉店内。
左から、「バブルワッフル フルーツミックス」1,580円、「バブルワッフルハモンセラーノ」1,450円、「ブルーレモンサワー」770円、「南国の恵みドラゴンフルーツサワー」880円。
「東京ケールビール」770円。

1階のロビー横にあるのは〈楓ラウンジ by トーキョーサワースタンド〉。神楽坂にあるジューシーなフルーツサワーが人気の〈トーキョーサワースタンド〉の2号店です。

信頼できる農家から仕入れられているフルーツをたっぷり使ったサワーを楽しむことができます。中でも「南国の恵みドラゴンフルーツサワー」はインパクトのある1杯。また、東京産のケールを使った「東京ケールビール」なども用意されているので、身体にもいい新鮮な野菜やフルーツと一緒にお酒を楽しめます。

フードメニューも充実していますが、おすすめは「バブルワッフル」。彩豊かなフルーツが溢れそうなほどたっぷりのった「フルーツミックス」や、生ハムやマスカルポーネチーズがトッピングされて、お酒にも合いそうな「ハモンセラーノ」などが提供されます。

古くから最先端の文化や芸術が集まっていた町、浅草の粋な空気と、今の時代にあった配慮が随所に感じられる〈浅草楓〉。改めて東京を旅したいマイクロツーリズムの拠点としても活用できそうです。

〈浅草楓〉
東京都台東区浅草1-31-5
03-6868-3456
公式サイト

〈楓ラウンジ by トーキョーサワースタンド〉
11:00〜23:00※変更になることがあります
15席