大銀座の“大動脈”ともいうべき華やかな表通りから一本横へ、一本裏へと入ってみると…。そこには、温かなホスピタリティでゲストをもてなす、各国料理の良店あり!今回は、和食店をご紹介します。

1.“路地裏とんかつ”の新星はおひとり様にも温かい。〈とんかつ はせ川 東銀座店〉/東銀座

定食屋然とした和の雰囲気ながら、シンプルで清潔感がある店内はおひとり様でも入りやすい。女性人気が高いのは「上ロースかつ180g」2,200円。キャベツ、ご飯はおかわり自由。
卵と甘辛いタレがクセになるかつ丼1,870円。ほかにカツサンドなど、テイクアウト用メニューも充実。

東銀座の路地裏は、知る人ぞ知る“とんかつ激戦区”。そんなこの地をさらに熱くする存在として昨冬オープンしたのが、両国の人気店〈とんかつはせ川〉の2号店だ。店で使われる豚肉は平牧バーク三元豚。「きめ細やかな肉質と上質な脂、適度な歯応え、3拍子そろった最高の豚肉です」と店主の渡邉富夫さんも胸を張る。その言葉通り、ジューシーな肉汁とやさしい脂の甘みは、しつこさゼロ。「女性客でカウンターがいっぱいになる日もある」というのもうなずける。晴海通りから一本入っているため、今はクチコミ客が多いが、行列店になるのも時間の問題。“路地裏とんかつ”にハズレなし!

「下町の雰囲気と銀座の華やかさ、両方を感じられる路地裏です」店主・渡邉富夫

〈とんかつ はせ川 東銀座店〉
お酒を飲みながら揚げ物を楽しむなら、夜もおすすめ。17時からの限定メニュー「だししゃぶ」1人前3,520円はマスト。極薄の極上ロースとだしのハーモニーは絶品。
東京都中央区築地1-13-11高橋ビル 1F
03-6281-5129
11:30〜14:30LO、17:00〜22:00LO 日休
28席

2.ほっこり温かなおでんと、和洋の料理のフルコース。〈平ちゃん〉/三越前

夜のシメは土鍋ご飯。おでんのだしで炊いたご飯に、季節の野菜や魚介を混ぜ込んだ。
昼夜ともに定番の、おでん盛り合わせ。ふわっと旨味ある自家製のイワシつみれや黒米を練り込んだ奈良県のこんにゃくなど4品が。

ミシュラン一ツ星のフランス料理店〈ラペ〉によるおでん専門店。もとはオーナーシェフの松本一平さんが、おでん屋を営む実家の味を期間限定で出していたのがはじまり。それを根内大和シェフが受け継ぎ、店を構えた。昼夜ともにコースのみで、「具材にもこだわり抜いたおでんと、洋風のエッセンスを込めたここならではの一皿も楽しんでほしい」と根内さん。おでんのだしは鰹節と昆布に白醤油を合わせた関西風で、マスタードでまろやかさを加えた辛子がその個性を引き立てる。このほかも、おでん風に仕立てたサラダや隠し味にアンチョビソースを入れた土鍋ご飯など、自由な発想にはっとする品々ばかり。

「アルコールやノンアルとのペアリングもどうぞ」シェフ・根内大和
地下に続く階段は隠れ家への入り口のよう。

〈平ちゃん〉
昨年6月、大通りの二本裏の道に開店した。キッチンを囲むカウンターと、6人までの個室も。ランチは約8品で4,950円、約11品のディナーは9,900円。
東京都中央区日本橋室町1-12-10 J1ビルB1
050-3623-1723
11:30〜13:00LO、18:00〜20:00LO木休、ほか月2回不定休あり
14席

(Hanako1207号掲載/photo : Yoichiro Kikuchi, Jun Nakagawa text : Yoshie Chokki, Wako Kaneshiro edit : Yoshie Chokki)