国内外の名スイーツがそろう、銀座の路地裏。遠くへ旅に出られないいまこそこだわりの品々を食べながら、その生まれ故郷に思いを馳せたい。

【日本】日本の果物を贅沢に使った、上品な和スイーツ。〈銀座 青果堂〉/銀座4丁目

もちっとした薄皮生地の「どらやきもちもち」540円〜。もち粉と白玉粉を配合した生地の中には、黒糖でまろみを出したクリームに加えて、有機栽培のつぶ餡orなめらかな白餡を果実との相性を考えて合わせている。

旬のフルーツで作る和スイーツのお店。看板のどらやきは、数品種あるイチゴなど約10種が並ぶ。創業90年を超える果物問屋を中心に全国の農家から仕入れるため、その時季になかなかお目にかかれないものや珍しい品種も多く登場する。お土産なら、3日持つ「硝子寒天」もおすすめ。白ブドウのゼリーに果物と食用花を合わせた一品で、華やかな香りと果実のみずみずしさに癒される。

喉越しがよく美しい「硝子寒天」518円〜。

〈銀座 青果堂〉
東京都中央区銀座4-4-1
03-6263-0708
11:00〜21:00 無休

【台湾】現地で親しまれている、タロイモの名物菓子が日本に!〈連珍(れんちん)〉/人形町

蒸したタロイモに少しのバターと砂糖を入れた「タロイモボール」(手前)1箱4個入り600円は、どこか懐かしい素朴な味。舌触りのいいタロイモムースにババロアを重ねた「タロイモシーミールー」(奥)1箱2個入り700円〜はムースの中にココナッツミルクとタピオカが。

港町・基隆(ジーロン)にある本店は1912年創業の老舗。昨冬に、創業者の孫である程(てい)さんが名物のタロイモスイーツに特化した専門店を日本に出店した。この場所を選んだのは、老舗が集う雰囲気に台湾らしさを感じたからだそう。お菓子は台湾から仕入れたタロイモを使い、店内でイチから手作りする。シュークリームなどの季節限定品が出ることも。

〈連珍(れんちん)〉
東京都中央区日本橋人形町2-10-11
03-6810-9189
11:00〜18:00 不定休ベンチあり

【イタリア】イタリア各地の郷土菓子を求め、スイーツ好きが集う。〈Litus(リートゥス)〉/新富町

ピスタチオが香るシチリアの「カンノーリ」800円は、食べておきたい逸品。パリッと揚げた生地に、柔らかなリコッタチーズクリームを注文後に入れてくれる。
マスカルポーネクリームと爽やかなレモンクリームの層に、スポンジをのせた「ミモザ」600円。

シチリアやロンバルディアを渡り歩き、南北のお菓子を学んだ塩月紗織さんがオープン。シチリアを思わせる白を基調とした店内には、8種ほどの個性豊かな生菓子と焼菓子が。本場の味にこだわり、チーズやブロンテ産の高級ピスタチオなどの材料はほぼ現地のもの。3月の国際女性デーに食べられる「ミモザ」など、季節感ある品と出合えるのもここならではだ。

〈Litus(リートゥス)〉
東京都中央区新富2-9-6
03-6275-2797
11:00〜18:00 不定休
ハイテーブルあり

(Hanako1207号掲載/photo : Yoichiro Kikuchi, Jun Nakagawa text : Yoshie Chokki, Wako Kaneshiro edit : Yoshie Chokki)