電車とバスのフリー乗車券に加え、食事券、レジャー券がセットになった京急電鉄の「みさきまぐろきっぷ」。2009年の発売以来、三浦・三崎エリアの観光をオトクに楽しめると人気を博しているきっぷです。本来は駅でのみ現金で購入となりますが、このたび旅行予約サイト〈KKday〉でオンライン購入ができるようになりました。どんな風に利用するのか、実際に旅をしてきました!

「みさきまぐろきっぷ」がオンライン購入できる唯一のプラットフォーム。

当日〜予約購入ができる〈KKday〉の「みさきまぐろきっぷ」。利用駅は「品川駅」(3,570円)または「横浜駅」(3,480円)のどちらかです。

〈KKday〉は、アジア最大級のオプショナルツアー予約サイト。イベント入場券や観光パスなど、国内外さまざまなチケットを取り扱っています。2022年2月からは京急電鉄と連携し「みさきまぐろきっぷ」のオンライン販売がスタートしました。

「みさきまぐろきっぷ」はこれまで当日券のみ、該当駅で現金でしか購入できなかったのですが、〈KKday〉では日付を選んで事前購入ができるように。さらに支払いも各種クレジットカード、PayPay、Apple Payが対応可能になっています。

〈KKday〉の該当ページから予約購入を済ませると、"電子バウチャー"と呼ばれるQRコード付きのメールが送られてきます。当日は利用駅の有人窓口で引き換えればOK。

今回は京急横浜駅から利用。A・B・Cと3枚のきっぷが渡されます。

私は今回、京急横浜駅から利用するプランを選択。当日、中央改札横にある有人窓口でQRコードを見せると、駅員さんが3枚のきっぷを渡してくれます。

「A」は利用駅から三崎口までの往復乗車券と京急バスフリー乗車券。逆戻りしなければ途中下車も可能です。「B」は三浦・三崎のまぐろ料理を楽しめる「まぐろまんぷく券」。「C」はアクティビティやお土産に利用できる「三浦・三崎おもひで券」。

「B」と「C」は30以上の加盟店から選べるので、どのお店に行くか、どの観光スポットに行くかはその人次第。自由にルートを決められるのが「みさきまぐろきっぷ」の魅力のひとつです。

京急線の終点・三崎口駅に到着。「三崎マグロ駅」になってる!

まずは「A」の往復乗車券を使って一路、三崎口駅へ。ここから京急バスに乗り、まぐろ料理を堪能してから三崎港〜城ヶ島をめぐる計画を立てました。バスでは「A」のきっぷを降りる時に見せるだけでOK。毎回現金を用意したり、交通ICカードを出したりせずに済むのでラクですね。

〈割烹 宗㐂(むねよし)〉でまぐろの希少部位を初体験。

食事の際は「B」のまぐろまんぷく券を使います。
三崎口駅から京急バスでおよそ10分、「天神町」バス停からすぐの〈割烹 宗㐂〉。
畳敷きの落ち着いた和空間。

日本でも有数のまぐろ水揚げ量を誇る三崎港。「まぐろまんぷく券」ではお寿司や海鮮丼、尾の身ステーキなど、趣向を凝らしたまぐろ料理を提供する多数のお店から選べます。今回訪れたのは、まぐろの心臓や胃など希少部位も楽しめる〈割烹 宗㐂(むねよし)〉。

全6品、ボリューム満点の「みさきまぐろきっぷ」専用献立。

「まぐろの胃袋の酢味噌和え」に始まり、三浦大根を使った「三浦カツ」、まぐろの「心臓バター焼き」「まぐろ三色丼」「地魚あら汁」「まぐろのアイスクリーム」と、珍しい料理がコース仕立てで楽しめます。

コリコリした食感が面白い「こわた(胃袋)の酢味噌和え」。
まぐろの心臓。中央にあるピンク色の刺身は心臓の弁の部分。
刺身ほか、バター焼きでサッと炙る食べ方も。

初体験の"こわた"は大ぶりにカットされており、コリコリとした食感。生臭さはまったくなく、甘酸っぱい酢味噌で食が進みます。約80kgのまぐろから8〜10切れしか取れないという希少な心臓は2種類の食べ方で。刺身はごま油ベースのタレで、サッと炙ったバター焼きでは特製ソースを付けて食べます。クセはなく、馬刺しを思わせる食感です。焼くと牛レバーのように味がグッと濃くなり、魚とは思えない濃厚さが楽しめました。

赤身・すき身・炙り身の3種類を盛り付けた「まぐろ三色丼」と、特製まぐろ味噌をのせた「三浦カツ」。
まぐろの身が練り込まれたミルクベースのアイスクリーム。わさびをつけて食べます。

サクサク&ジューシーな三浦大根のカツには、甘めの特製まぐろ味噌がたっぷり。メインの「まぐろ三色丼」はそれぞれ違うまぐろの魅力が堪能できました。おそるおそる食べたデザートのまぐろアイスもなめらかでおいしい!そのまま食べるとミルクの甘さが勝ち、わさびをつけるとまぐろの風味がほんのり立ちのぼります。

「水中観光船にじいろさかな号」で海中散歩。

京急バスで三崎港へ。産直センター「うらりマルシェ」に併設する観光船「にじいろさかな号」。利用の際は乗り場近くのカウンターで「C券」を乗船券に引き換えます。

「C」の「三浦・三崎おもひで券」は、対象店舗でお土産との引き換えやレンタサイクル、温泉施設での日帰り入浴などさまざまなアクティビティに使えます。今回私が選んだのは、半潜水式の水中観光船「にじいろさかな号」の乗船。

三浦港を出港し、まずはデッキの上から海の景色を堪能。およそ40分の遊覧です。
城ヶ島大橋をくぐり、潮風に吹かれながら魚がいるポイントへ移動します。
デッキから階段で地下に移動すると、海の中が見える展望室になっています。

「にじいろさかな号」は、三浦・三崎の海上と海中散歩が一度に楽しめる観光船。デッキの上から景色を楽しんだあと、船の地下にある海中展覧室へ。この日は前日までの雨続きで海水が濁っていましたが、スズメダイの群れが良く見えました。

見どころいろいろ、城ヶ島で海岸めぐり。

海中散歩を楽しんだ後は、再度京急バスに乗り込み、三浦半島南端にある自然島・城ヶ島へ。凸凹とした岩肌は長年に渡り波や雨風に浸食されてつくり出されたもの。実際に歩いたり触ったり、独特な海岸風景を楽しむことができます。

馬の背洞門。

見どころのひとつは海蝕洞穴「馬の背洞門(うまのせどうもん)」。洞穴上部の部分が馬の背のように見えることから付けられた名前で、波の浸食で高さ8m、横6m、厚さ2mものアーチ状に。近くまで寄ると自然の造形美に圧倒されます。

城ヶ島灯台。

その他、城ヶ島灯台や城ヶ島公園など観光スポットもいろいろ。自然を満喫しながらのハイキングを楽しめます。

品川駅から三崎口駅までは1時間超、途中下車も可能な「みうらまぐろきっぷ」での日帰り旅。〈KKday〉であらかじめ予約できるのも便利なポイントです。ゴールデンウイークや夏休みのおでかけに、ぜひ三浦・三崎の魅力を体感してみては。

〈KKday〉
公式サイト