
カフェオレ(=Café au lait)が生まれたフランスでは、朝ごはんに飲む家庭の味。朝はもちろん、昼も夜もいつだって飲みたいカフェオレの淹れ方をマスターしよう。
基本のカフェオレの 作り方。
カフェオレの黄金比のコーヒー4:ミルク6でぜひお試しを。豆は深煎りで濃いめに。



【材料 】1人分
・コーヒー…80ml
・ミルク…120ml
【作り方】
1.ハンドドリップ、コーヒーメーカーなど好きな方法でコーヒーを淹れ、カップに注ぐ。
2.鍋にミルクを入れ、軽く混ぜながらひと煮立ちするまで中火にかける。
3. 1のカップに、2のミルクを注ぐ。
〈PATH〉原太一シェフ考案。カフェオレの簡単アレンジレシピ。
カフェオレは、もっと自由でいい。豆のまま煮出す淹れ方や、スパイスやオレンジとの組み合わせも絶妙。



Arrange #1「白いカフェオレ」
コーヒー豆の香ばしさが生きたまろやかでやさしい味わい。
【材料】2〜3人分
・コーヒー豆…60g
・ミルク…400ml
・甜菜糖…30g
【作り方】
1.材料をすべて鍋に入れて中火にかけ、沸騰する寸前まで温める。
2.火を止め、蓋をして10分置き、ざるなどで漉す。冷めていたら、好みで温め直す。



Arrange #2「チャイコーヒー」
アイスにもおすすめチャイのコーヒーバージョン。
【材料】2〜3人分
・コーヒー…160ml
・ミルク…240ml
・きび糖…22g
・カルダモン…4個
・クローブ…6個
・シナモンスティック…1本
・ナツメグパウダー…1g
【作り方】
1.材料をすべて鍋に入れ、中火にかけ、ひと煮立ちさせる。
2.火を止め、そのまま5分ほど置き、ざるなどで漉す。冷めていたら、好みで温め直す。



Arrange #3「アイスオレンジカフェオレ」
オレンジ風味のミルクとオレンジの皮がアクセント。
【材料】2〜3人分
・コーヒー…300ml
・ミルク…180ml
・メープルシロップ…45g
・オレンジの皮…1/3個分
・生クリーム….適量
・仕上げ用オレンジの皮…適量
【作り方】
1.オレンジの皮とミルクを保存容器などに入れ、冷蔵庫で1日漬けておく。
2.コーヒーにメープルシロップと1を加えて混ぜる。
3.グラスに氷(分量外)を入れ、2を注ぎ、7分立てにした生クリームをのせる。オレンジの皮をすりおろして散らす。
オレベースでもっと簡単に。
リキッドタイプやミルク出しできるコーヒーを使えばカフェオレがもっと簡単に。ギフトにもおすすめ。





1.〈TAOCA COFFEE(タオカ コーヒー)〉のカフェオレベース
神戸の自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店〈TAOCACOFFEE〉は地元で人気。厳選されたスペシャルティコーヒーのみ使用した無添加で雑味のないカフェオレベースは無糖、加糖、DECAFの3種類。各1,850円。
https://taocacoffee.net/
2.〈タビノネ〉のカフェオレベースセット
小規模生産者にこだわった質の良いコーヒー豆を厳選するロースター〈タビノネ〉。香料、保存料不使用のスペシャルティコーヒーを使い、作ったほんのり甘いカフェオレベース。無糖のリキッドコーヒーとセットで3,340円。
https://webshop.tabinone.net/
3.〈BE A GOOD NEIGHBORCOFFEE KIOSK(ビー ア グッド ネイバー コーヒー キオスク)〉の自家製コーヒー牛乳シロップ
東京・千駄ヶ谷のカフェ〈TasYard〉の人気メニュー、コーヒー牛乳を自宅で再現できるようにと考案されたコーヒー牛乳シロップ。黒糖のまろやかでこっくりとした甘みは懐かしの味。丸いラインのボトルも愛らしい。1,620円。
https://bagn-coffeekiosk.com/
4.〈ブルーボトルコーヒー〉のノラベースとオーツミルクのセット
お店のシグネチャードリンクの一つ、ニューオリンズアイスコーヒー「ノラ」を濃縮し、オーガニックシュガーとチコリをブレンド。セットのオーツミルクと好相性。クリーミーな味わいを堪能あれ。3,348円。
https://store.bluebottlecoffee.jp/
5.〈MILKBREWCOFFEE(ミルクブリュー コーヒー)〉のMILKBREW
佐賀県嬉野市の酪農家〈ナカシマファーム〉が福岡市のロースタリー〈ROASTERY MANLY COFFEE〉のバリスタと共に開発したミルク出し専門のコーヒーバッグ。牛乳が引き出すコーヒーの果実味はこれまでにないおいしさ。
https://www.milkbrew.co.jp/
試行錯誤してたどり着いた自分史上最高のカフェオレ。


コーヒーにミルクを入れるようになったのは、今から300年以上前のフランスだといわれている。コーヒーの苦味を抑えるため、そして胃を刺激から守るために医師が考案したのだとか。「旅先では、いつも早起きをして散歩するんですが、フランス旅行中にカフェで飲んだカフェオレとサンドイッチが思い出の朝食です」と言うのは、ミシュランのビブグルマンを獲得している〈Bistro Rojiura〉ほか〈LIKE〉〈PATH〉のシェフである原太一さん。
「いろいろなコーヒー豆を試しましたが、ミルクには深煎りの豆で濃いめに淹れたコーヒーが合います。コーヒーとミルクの割合は4:6がベスト。1:1だと、“コーヒーをミルクで薄めた味”に感じますが、4:6だとミルクがしっかり味わえます。またミルクの温度は、甘みが出て一番おいしく感じられるのは65℃といわれていますが、やっぱりカフェオレはアツアツで飲んだほうがおいしいと思うんですよ」と言いながら、熱いミルクを鍋から直接マグカップに注ぐ原さん。原さんの記憶のなかにある、フランスで飲んだカフェオレの味。原さんの思い出の一杯が、家でも愉しめる。
〈PATH(パス)〉

東京都渋谷区富ヶ谷1-44-2 A-FLAT 1F
03-6407-001
18:00〜15:00(14:00LO)、18:00〜24:00(23:00LO)月休(朝食第2・4火休、ディナー第2・4日休)
17席+立ち飲み6席
Instagram : @path_restaurant