台北から新幹線に乗り、台中方面へ。彰化駅で下車して向かうのはイーチンとPollyの女性二人が切り盛りするパン屋さん。平日は地元客で夕方前にパンが売り切れ、週末は台北からパン好きがどっとやって来る、台湾のパンブームを象徴する存在だ。本誌連載『秘密の台湾』よりお届け。

イーチンは5年前に1年間、パン作りを学ぶために東京・代々木の〈365日〉で働いた経験を持つ人物。帰国後に友人のPollyとこの店を開いたのは2019年のことだ。

ビルの2階にあるお店は、二人の好きな雑貨、本、植物をディスプレイ。彼女たちのお部屋に行ったような気分になる店内には、狭いがイートインスペースも設けた。店内のインテリアからロゴデザインに至るまで、全て手作りによるもの。「味わいの濃い牛乳や黄身がしっかりとした卵など、パンには地元食材を生かしています」とPolly。

食パンはお取り置き必須アイテム。予約で売り切れることも。山食1斤100元。
パンやコーヒーを楽しめるイートインスペースもある。プリン50元は大人気。
オリジナルのエコバッグの販売も大好評。大は300元、小は250元。

一番人気はバターロールとクリームパン。ロールパンが特に人気で、週替わりで塩パン、明太子、ごまといったフレーバーも用意する。「オーブンの限界があるので、数を増やすことは難しい。そのかわりオリジナルグッズも作り始めました」とイーチン。最近ではコーヒーの焙煎や、エコバッグなど、オリジナル商品の開発に余念がない。イーチンの中で今も、パンと日用品を並べた店作りが斬新だった〈365日〉での経験が生きている。

〈明明bakery〉/彰化

台北から新幹線で彰化駅下車。アーモンド、 桃のオリジナルキャラメルもお土産用に人気、 1パック55〜65元。
彰化縣彰化市彰美路一段132巷80號2樓
0900-427392
13:00〜19:00 不定休(Facebookにて告知)
6席

Navigator…Janet Yin(ジャネット・イン)

Hanako Taiwan の編集者。おいしいものに目がない。台北人だからこそ 知るおすすめスポットをご案内。

※1元は約4円(2022年5月現在)

(Hanako1209号掲載/photo:Jimmy Yang text:JanetYin coordination:Tsuiwen produce:Hanako.taiwan)